「ここまで自分をさらけだしたのは、はじめて」——孤児として育ち、貧困や差別、いじめなど過酷な経験をもつサヘル・ローズさんが今、届けたいこと
7歳まで孤児院で過ごし、イランより来日してからも貧困やいじめに苦しんだ半生をもつ女優・タレントのサヘル・ローズさん。このたび、最新刊『これから大人になるアナタに伝えたい10のこと 自分を愛し、困難を乗りこえる力』が刊行されました。
「ここまで自分の内面をさらけ出したのははじめて」とサヘルさんが語る通り、本書に綴られているのは、サヘルさんの「真実」の言葉。10代の子どもたちにとって、身近な人や世界との関わりについて考えるヒントになれば、という思いがこめられています。
現在世界各地の紛争で日常が奪われ、危険にさらされる子どもたち、国内にあってもさまざまな事情をかかえる子どもたちへも関心をもってほしいという、サヘルさんの願いをこめた1冊です。
痛みを抱えている人と、痛みで対話したい――自分の内面をさらけだして
自分の半生を振り返り、思いをつづること。それはサヘルさんにとって、フタをしていたつらい思い出たちと向き合う時間でもありました。
本書について語ったインタビューより一部をご紹介します。
サヘル・ローズ プロフィール
1985年イラン生まれ。7歳までイランの孤児院で過ごし、8歳で養母と来日。主演映画『冷たい床』はイタリア・ミラノ国際映画祭にて最優秀主演女優賞を受賞。国際人権NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動で親善大使を務めた経験もあり、2020年にはアメリカで人権活動家賞を受賞する。著作に『言葉の花束 困難を乗り切るための"自分育て"』(講談社)などがある。2024年、初監督作品『花束』を公開。
争いがつづく場所で生きる子どもたちとの出会い――サヘルさんにとっての「支援」とは
本書の後半では、サヘルさんが10年以上つづけてきた世界中の紛争地域への支援活動についてもつづられています。
「支援」について、サヘルさんはこう語っています。
※本書の売り上げの一部は、バングラデシュ人民共和国でストリートチルドレンの教育支援をおこなうNPO法人エクマットラジャパン(Ekmattra Japan)等に寄付されます。
『これから大人になるアナタに伝えたい10のこと 自分を愛し、困難を乗りこえる力』もくじ
待っていたよ、私を見つけてくれるのを
1 家族のあり方に正解はない
――青い部屋での記憶――
2 人はひとりでは生きていけない
――31年前、母と二人で日本へ――
3 誰かのための「アナタ」にならなくていい 否定する人に好かれようとしないで
――いじめを経験して――
4 がんばらなくていいよ
――私をどん底から救ってくれた言葉――
5 迷って当たり前。大切なのは、自分が選んだ道に「責任」が持てるかどうか
――受験、そしてやりたいことを見つけるまで――
6 お金を「経験」に変えなさい
――旅のゼロ地点、インド――
7 「会話」ではなく「対話」する力
――アフリカ大陸の貧困と差別にふれて――
8 忘れ去られた人びとが世界にいることを知る
――貧困地域の負の連鎖――
9 国家と国民は分けて考える
――ウクライナ侵攻・パレスチナ問題――
10 自分のコップの形を愛する
――想像と共感の扉をひらいて――
12/3 ジュンク堂書店池袋本店で行われたトークイベントのアーカイブ配信がスタートしました
『これから大人になるアナタに伝えたい10のこと 自分を愛し、困難を乗りこえる力』の刊行を記念し、ジュンク堂書店池袋本店にてトークイベントが行われました。
本イベントでは、サヘルさんご自身の半生や、世界各地の難民キャンプなどでの支援活動をつづける現在について、本書にこめた思いを語りました。
12月18日(水)12:00まで、アーカイブ配信の販売がおこなわれています。
サヘルさんの「今」の言葉を、ぜひ受けとめてください。
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