11年ぶりの社員旅行! 「いわむらかずお絵本の丘美術館」に行ってきました
今年めでたく刊行40周年をむかえた「14ひきのシリーズ」。
この夏、そのお祝いの気持ちを作者のいわむらかずおさんにお伝えしようと、童心社の全社員と全国の書店営業担当者、総勢36名で、栃木県那珂川町の「いわむらかずお絵本の丘美術館」に行ってきました。
「社員旅行」といいますか、全社員でどこかへ出かけるのは実に11年ぶり……! 入社18年目の私にとってはとても久しぶりのことでしたが、はじめて参加した社員もたくさんいます。
朝、東京駅近くに集合した私たち。
この日は朝から汗がふきだすような暑さでしたが、みんながどことなくワクワクした表情をしている印象でした。
バスに乗り込み、予定時刻通り出発!
車中では、旅行委員による「14ひきのシリーズ」クイズが開催されました。
さて、みなさんはおわかりになるでしょうか。
(クイズの答えは最後に!)
なかなかマニアックな難問ぞろいでしたが、若手、ベテラン問わず元気よく手が挙がります。
かくいう私も「14ひきのシリーズ」で育った1人。少し本気を見せてしまいました……!
今回の旅には「14ひきのシリーズ」初代編集者の酒井京子さんも参加。「バスで走っていくうち、『14ひき』の世界が近くなってきたなぁと嬉しく思いました。」と話していました。
酒井さんの著書、『本の力』では、「14ひきのシリーズ」誕生のエピソードが綴られています。
お昼の休憩をとったあと、ふたたびバスに乗りこみます。
道中、『14ひきのせんたく』に登場する山ゆりがきれいに咲いていました。こんなところにも「14ひき」の世界を発見。
そして、13:00ごろついに到着!
バスを降り美術館へと向かいます。
美術館の入り口が見えました!
美術館に着くと、暑い中いわむらかずお先生が私たちをあたたかく出迎えてくださいました。
童心社から、40周年のお祝いをお伝えし、花束をプレゼント。
「14ひきのシリーズ」がはじまったころを知る童心社の社員は、現在なんと当時の担当編集者の酒井さんだけ、とのこと。
今でも交流があるおふたりですが、美術館で会うのは久しぶりだそうで、笑顔で語りあう姿が印象的でした。
今回初めて美術館を訪れた社員も多い今回の訪問。原画の展示や美術館周辺のフィールドを思い思いに見てまわりました。
「14ひきのシリーズ」40周年を記念した今回の企画展「みつけた! 14ひき展」では、シリーズ作品の貴重な原画が数多く展示されています。
『14ひきのひっこし』の原画に見入る、販売部の井上さん。
彼も幼いころから「14ひき」に親しんできたそう。なんと先のクイズ大会では優勝していました!
仕事のために、またプライベートでもこちらの美術館を訪れたことがある私ですが、これだけの「14ひきのシリーズ」の原画を一度に見るのは初めてのこと。
自分でもびっくりするぐらい、ぐっときてしまいました。
「いっくん!」「さっちゃーん」「とっくん」「よっちゃんだ!」と14ひきそれぞれに再会できたような、手をふってあいさつしたくなるような……なんともいえない嬉しさをおぼえました。
どの原画からも、14ひきが浮き出てくるように感じます。やさしく美しい色あい、どこまでも繊細に描きこまれた自然の描写。いつまでも向き合っていたい、そんな気持ちになりました。
「いわむらかずお絵本の丘美術館」は、自然豊かな丘の上にあり、敷地内にも、畑や林、くさっぱら広場などがあります。
『14ひきのとんぼいけ』など、この場所で生まれた作品もあり、歩いていると自分も14ひきになったような気持ちになります。
「絵本」と「自然」、子どもたちにはそのどちらの体験も大切にしてほしい、といういわむらかずおさんの思いからうまれた、この美術館。みじかい時間でしたが、「14ひきのシリーズ」の背景にある大切な思いを体験することができました。
「いわむらかずお絵本の丘美術館」では、40周年記念展が11月下旬まで開催されています。「14ひき」の世界を体感できるこの場所へ、ぜひお出かけください。
9月9日(土)から、後期の展示がスタートします!
≪クイズの答え≫
1 どんぐりパン。
2 とっくんトラックにのっています。
3 表紙ではろっくんがいませんが、カバーにはちゃんといますよ。
みなさんはわかりましたか? ぜひ絵本を手にとって確かめてみてくださいね。
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