見出し画像

一度も聞いたことのない流行語に頭がねじれる

 今年の新語・流行語大賞は某テレビドラマのタイトルの略が獲ったが、宇宙人はついぞ一度も聞いたことのない言葉であった。実に釈然としない。つい最近、「地上波ドラマはカネにならないので役者も制作スタッフも熱意がなく質の悪い作品が出来上がるが、有料のネットドラマはギャラが高いので制作側も気合が違い、その結果高品質のドラマになっている」とラジオか何かで聞いたばかりだが、この情報も怪しいな。ネットテレビ契約に誘導するサクラコメントだったのやもしれぬ。そんなに質の悪い地上波ドラマがどうして流行語大賞になるのだよ。しかも四文字略語になってまで。質が悪ければ人気など出ないだろうに。それとも何かい、この「ふてほど」なる略語のドラマは、実は本当に質が悪くて誰も見ていないのに、これまた業界関係者による自画自賛のオ〇ニー商法の一環として流行語大賞という額縁で飾って世に出し、あわよくば二番煎じの派生商品を買わせたいという目論見なのかい。そういうカネの動きがあったのかい。宇宙人はドラマを見る習慣がないから内容は知らないけど、今どきの若者はテレビ離れが著しいと随分前から言われている中、じゃあ視聴していたのは中高年ということかい。中高年が四文字略語を多用したと? それとも全部嘘ですか? あっちもこっちも辻褄合わなくて宇宙人は頭がねじれるばかりである。皆さんはねじれませんか。テレビ業界の虚構ここに極まれり。ゼレンスキーもテレビ業界人だしね。

 辻褄が合わないと言えば、一時期持てはやされた3D映画が廃れたようだね。映画もたまにしか見に行かないから知らなかったが、何でも3D映像による視界への刺激が眼精疲労や体調不良を引き起こすとして敬遠され、せっかく装置を導入した映画館も3D映画自体が作られなくなって無用の長物となりつつあると聞く。確か3D専用メガネとかも買わせたりしてたよな。宇宙人は元より3Dは動画も静止画も脳みそが処理してくれないため、無理に眺めると頭がねじれてずばり眼精疲労と体調不良を引き起こすことが判っており、一切見ないことにしている。これは宇宙人特有の体質とばかり思っていたが、意外にも地球人一般にも通じていたようだ。こうした事実を無視して3D映画を作り続けたら、せっかく作っても見る人がいないので興行にならない。だから廃れたというわけだが、この「いつの間にか消えていた」が気に食わない。健康を害するならはっきりそう言って間違いを認めて公示すべきなのに、黙ってこっそりやりすごそうとする。現代社会の慣習病である。「誰も責任取りたくない病」なのだ。テキトーなこと言って世間を間違った方向へ煽りながら、言った奴は責任取らずにこっそり消えて、また別の所や話題で同様の迷惑発言を繰り返す。もうコロナで痛い目見たはずなのに、この国はまだやるのかね。
 そう思っていたら、佐藤優氏はこの傾向は日本だけのものではなく世界的な潮流だと言っていた。奇しくもゼレンスキーがテレビ人であったことは偶然ではなかったわけだ。「誰も責任取りたくない病」ではなく「ニヒリズム」の弊害だと言う。先月の東京大地塾で以下の発言が聞けたので、かいつまんでおく。※印は宇宙人の合いの手。

――キーワードはニヒリズムである。米国のバイデン失墜・トランプ復帰も、日本の斎藤兵庫県知事報道の手の平返しも、無意味なウクライナ戦争も、イスラエル・パレスチナ問題も、すべて同根だ。昨日と今日で言っていることもやっていることも統一性がなく、それで平然としている世の中になっている。これがニヒリズム(虚無・空疎)、つまり何でもありということ。われわれ大地塾はこのニヒリズムに対抗する戦線を構築するために開催している。嘘の上で組み立てる理論に惑わされてはいけない。エマニュエル・トッド著『西洋の敗北』で指摘されている西洋のニヒリズムに、日本が合わせる必要はない。――
(※宇宙人の頭のねじれがギュルギュルスポンとほどける内容の全貌は、ネットで見てくれなのだ。以下はそのほんの一部分。)

――エマニュエル・トッドの『西洋の敗北』によると、政治経済の思想の寿命は約50年、教育は約500年(現代人は中世西洋の教育を今も受けている)、家族の形は約五千年だ。「平等」という制度はフランス革命時のパリ盆地に限った思想で、そこでは長子相続ではなく兄弟が平等に遺産を分けていた。しかし日本やロシア、その他の欧州も長子相続の文化で、遺産相続には不平等が普通だった。そうしないと家の財産が分散されて弱体化するから、この不平等には利点があった。宗教の寿命はというと、家族制度よりは短いが教育よりは長い。ユダヤ教で2800年、キリスト教で2000年、イスラム教で1400年だが、現代は宗教の影響力が急速に衰えてきている。LGBTQは一種の虚偽の信仰であり、歴史と関係がない。そもそも日本の伝統的価値思想に合致していないのに、日本はただ米国に合わせるために法制化までした。これは間違っている。男性が女性になれるとか、イランとの核合意が一夜にして制裁に豹変するとかは、米国のニヒリスト思想――裏切りや手の平返しが平然と行われ、それまでの事態との整合性が全然ない政策や言動――の影響で生まれた発想だ。無意味なウクライナ戦争を米国が推し進めている現状は、(バイデン政権を代表とする)米国ニヒリストの影響である。しかしトランプは違う。トランプは神を信じていて、自分が神に選ばれて大統領になったというスタンスである。一方のハリスらはニヒリストなので、神も何も信じていない。選挙運動中のトランプ暗殺未遂で間一髪トランプが助かったのを見て、米国人たちはニヒリズムに背を向けて神の方へ傾いたのだ。――
(※つまりトランプの当選で米国はニヒリズムを脱して真実に向き合うようになるのか。その流れが日本にも来てくれればいいが、宇宙人は米国という歴史の希薄な文明そのものに懐疑的なので、あまり希望を抱けずにいる。米国は歴史や伝統を持たないためこれを尊重せず、代わりにカネを崇める文明だからだ。)

――このニヒリズムは日本でも見られる。兵庫県の斎藤知事の事件に対する手の平返しの報道は一貫性がなく、当選を挟んで三日ぐらいの短期間に真逆の主張を平然とし、その矛盾に自分たちは気付いていない。これはニヒリズムであり、発祥は米国にある。――
(※宇宙人は賢い人が好きだが、賢い人とはその言動に一貫性があることによって信用に値する人物という意味だと思う。当然記憶力もいい。その逆は嘘っぱちで出来上がったような人物。嘘っぱちを組み上げて作った理論はもちろん噓っぱちのままであるし、都合が悪くなると「記憶にございません」で済まそうとするのは記憶力も悪いということ。そういう報道ばかりなので宇宙人は大手報道を信用せず、テレビも見ない。カッコ悪いんだよ。テキトーな発言を吐いてその発言に責任も持たずにいっぱしの専門家のフリをしている輩が醜いのだよ。その醜さ、カッコ悪さを堂々と晒して平然としていられるのは「恥知らず」ではないのかね。いっそ「恥知らず」を流行語にしろ、なのだ。)

――『西洋の敗北』より。「(2023年6月の報告では)米国の軍事産業の欠陥が明らかになった。ウクライナへ供与している砲弾その他兵器が何も確実に提供できなくなっている。侵攻開始当時、ロシア・ベラルーシを合わせたGDPは西側諸国のGDP合計のわずか3.3%だったにもかかわらず、軍事力は西側諸国を圧倒した。ロシアは極超音速兵器の開発に成功したが、米国はできていない。だからロシアは軍事的優位性を見極めた上でウクライナ侵攻に踏み切ったのだ。もはやGDPは国力を表す指標として役に立たないことが知れた。」
(※ここからは最新の情報に基づく分析。)弾薬ひとつとっても、EU全体がウクライナに供出すると約束した100万発の弾薬は、製造に時間がかかるから合意から2年かけてようやく最近納品できた。1年で50万発相当の製造力だ。しかし韓国の報道は北朝鮮がウクライナ方面へ800万発供与したと報じたし、同じ件でゼレンスキー氏は350万発だったと発表した。800万と350万では随分違うから片方或いは両方が虚偽の数字だが、800万であろうと350万であろうと、EU合計の製造力と比較すれば到底信用できない。北朝鮮がそんなに製造できるはずがないのだ。つまりこれらの報道や報告は全て嘘だし、その無責任な報告こそニヒリズムの産物だ。全然統一性も信憑性もない。日本の報道もそうだ。それに比べればトランプの方が言葉は統一性がある。バイデン寄りのメディアが「トランプは移民排斥を主張する人種差別主義者だ」とわめいているが、トランプは「不法な移民を排斥する」と言っているのであり、それは全然人種差別ではない。メディアの方が故意に誤った報道を流しているし、それを訂正もしていない(この無責任報道もニヒリズムによるものだ)。――

――均一化を目指す米国・アングロサクソンの価値観は、日本には合わない。LGBTQほか米国式平等思想は日本には合わない。日本はそれぞれの民族は異なっているという認識であり、ドイツやロシアのような価値観に近い。こういう意見は、トランプが当選したからようやく表に出て来た。トランプの登場は、米国が弱体化している証拠である。尤も、最近日本は米国ではなく中国に接近し始めた。石破首相はリマで習近平に会ったが、これは偶然ではなく仕込みがあったはず。――
(※宇宙人の認識では、中国もまた嘘つきでは筋金入りなのだが。文化大革命の失敗もスルーなら天安門事件もスルー、ウイグルや内モンゴルでの強制収容や人権侵害もスルー、日本人小学生刺殺事件の真相もスルー、テキトーなスパイ容疑で日本人が投獄されるのもスルー。ついでに日本のメディアも中国批判がスルー。中国人による犯罪でもずっと実名を伏せて来たし、「中国籍」であることさえ最近になってやっと報道するようになった。日本の刑務所は中国人だらけであることを誰か報道してくれなのだ。外国籍の囚人が〇人を超えたらその国の人間は入国・滞在を禁止するという法案を成立させてくれなのだ。囚人が減ったら解禁すればいいではないか。こんな意見も宇宙人だけ?)

――AIは電気を食う。再生可能エネルギーは不安定。となると天然ガスが肝になるから、今後は天然ガスを輸出してくれるロシアとの関係が重要になる。ショルツ国務長官が最近プーチンに電話した。あれだけプーチンを悪く言っていたのに。これは「そろそろウクライナ戦争終結させよう」という合図だが、ウクライナに対して無責任な態度である。いま実質NATOを動かしているのは米英とポーランド、ウクライナの四者だけ。仏独伊は逃げている。しかもウクライナ自身の最大の問題といえば、欧米からの軍事支援ではなく、自国の公務員給与と年金の支払い問題である。これらを米国に肩代わりしてもらうつもりだったが、トランプはそんなの払うつもりはない。EUだってやりたくない。一国の公務員給与と年金は巨額なのだ。――
(※自国の公務員給与と年金が工面できないなんて、政権として失格なのだ。ロシアのせいではない。国家運営のまずさ、はっきり言って汚職のせいである。ゼレンスキーって外見も中身もまさに乞食だな。おねだりにも程がある。斎藤知事も真っ青なのだ。こいつのせいでウクライナ人全体がおねだり乞食と思われないか心配だ。ただでさえウクライナの白皙美人は西側の金持ちに風俗商品として見られているのに。)

――イスラエル人とロシア人は今の日本ではなく戦時中の日本を高く評価している。特攻は個人の有限の命よりも国家の悠久を優先したし、日本は最終的に同盟国だったイタリアにさえ宣戦布告されて世界中を敵にしたが、屈せず戦い続けた。こうした日本の全方位戦争に比べれば、今のイスラエルの状況の方が大分マシだという。――
(※ロシア人が日本の「特攻」を高く評価していることは、宇宙人のモスクワ滞在時にも確認している。「実に美しい行為である」と。一方米国人は特攻を「ばかげた」とか「クレイジーな」とか言っていて、それが世界のスタンダードと思っていた学生時代の宇宙人は、ロシアで「美しい」と言われて固定観念が吹き飛んだものだ。皆さんはどうですか。ロシアでなくとも、何か米国が世界標準であるかのような錯覚がスポンと弾けて消えた経験はありませんか。他人が口をそろえて言うことより自分の考えの方が正しかった、という経験はありませんか。コロナの時なんかどうでしたか。)

2023年7月刊行の佐藤優・鈴木宗男対談『最後の停戦論~ウクライナとロシアを躍らせた黒幕の正体』にも以上の内容と同じようなことが書いてあるので、詳しく知りたい方はそちらをお読み下さい。一年半前の本だけど、今回の大地塾動画の内容と首尾一貫していて矛盾がない。今どきこういう発言者は稀である。何たる世の中なのだ。嘘っぱちコメンテイターや有識者は、その無責任発言を訂正謝罪できないなら必殺仕事人が仕置きして良い、という法律を作ってくれなのだ。そうすれば抑止力になって無責任発言を思いとどまる世の中になるだろうに。子供たちよ、無責任な大人を見習うでないぞ。カッコ悪いからな。

いいなと思ったら応援しよう!

土星の裏側note
土星の裏側の宇宙人は、地球人の皆さんの応援で生きております。記事購読は宇宙人の米味噌代になります。チップはささやかなおかずになります。ニョロ(お辞儀)。