ふりだし
昨日、別れた。
我が道を進んでいて
たとえ邪魔が入ってもなんてことのない芯のある人
彼の背中は大きくて魅力的だった
頼れる
頼りたい
守られたいと思える人に出会えた
道の途中で置いてかれていた
横並びじゃなかった
思えばスタート位置から違っていたような気がする
違う道を辿ってたのかな
大きな背中に向かって
ここにいるよ、って手を挙げたとき
振り返って、向き合ってくれなかった
話し合ってくれなかった
歩幅の大きさが変わることはなかった
一緒に進みたいと思ってもらえる人になれなかった
一瞬で別れた
あっさり
さっぱり
今日はもう夜なのに、まだ昨日に置いてかれてる
誰か私の手を取って欲しい
強く引っ張って欲しい
目を細めるほどまぶしい場所に行きたい
そういえば
出会った頃は、雨が降り出す日が多かった
今の私は
降り出しなのか、振り出しなのか