見出し画像

キャスティングをする(by Yuka)

前回の「ムードボードを作る」でビジュアルのイメージや方向性が固まったので、次はキャスティングを考えていきましょう。(最近ときどき私たちの「SUGAR ZINE CLUB」の記事をnote公式さんにピックアップしていただき、そのおかげで読んでくださる方が増えて嬉しいです…!)

キャスティングとは?

キャスティングは私たちのように、他の誰にも依頼せず個人でZINEを作る場合には関係のない作業なのですが、雑誌の編集では避けて通れない工程なので、あえて「NO EDIT, NO LIFE」マガジンにもひとつの項目として入れさせていただきました。

例えば一般的なファッション誌だと、ファッションページを作るための写真を撮影するために、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、モデル、グラフィックデザイナー、(場合によってはライター)が必要です。(ロケ撮影だったらロケバスさんも)。料理ページの場合も料理カメラマン、料理家、プロップスタイリスト、料理専門ライターなどが必要です。取材ものだったら誰に取材するかの人選候補出しが必要です。

つまり、編集者一人では結局何もできないんですよね。編集者は企画を立ててそれを予算の範囲内で実現するために、たくさんのいろんな人の力を借ります。

この「誰にお願いしようかな?」と考えて、実際に依頼する作業のことをキャスティングと呼んでいます(スタッフィングとも呼んだりします)。

ここから先は

2,686字

この記事は現在販売されていません

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?