ただ存在しているだけで
犬と暮らし始めてもうすぐ丸5ヶ月が経つ。一緒に昼寝をしているとき、あまりにも幸せすぎる時間のせいか、私はよく泣いてしまう。悲しいわけじゃないのに、犬から日々与えてもらっているやさしさや安心感の大きさに、心が震えて自然と涙が溢れてしまうのだ。
何か特別なことをしてくれなくても、犬がそこに存在することが私にとって最大のしあわせであり、そのために仕事をがんばろうと思えるし、自分の心身の健康も大切にできる。
そして本当は、私自身もただ存在しているだけで十分なのかもしれないと、犬は気づかせてくれる。そうは言っても「何かに秀でていなければいけない」とつい思ってしまうけれど。
ありのままで無邪気に一瞬一瞬を楽しむことの大切さ。それは犬が教えてくれたギフトのひとつ。