架空書籍紹介(120冊目~126冊目)
120冊目「授業にアニメOPとEDを導入した結果」
楽しい気持ちで授業に入れるよう、また終われるようにと、アニメのOPとEDを授業の始めと終わりに流すようにした学校での研究レポート。毎回映像を変えて好みを反映させた。結論として、成績は特に向上しなかったが、アニメ好きの生徒が増えた。
※子どもたちが観ているアニメ「銀魂」のOPとEDを楽しそうに歌う様子を見て。
121冊目「生成画像とエッセイつき短歌集」
短歌と、生成画像による短歌のイメージイラストと、その歌のできたきっかけを綴るエッセイが付記される歌集。短歌だけ読みたい人は他を読み飛ばすことも可。次第にエッセイの分量が多くなっていき、短歌と生成画像が忘れられ、いつの間にか小説になっている。
※生成画像つき短歌シリーズがもうすぐ50首到達なので、区切りとしてkindle出版する際の形態をいろいろ考えているところ。
122冊目「当方何もできません」
楽器を弾けず、歌も歌えず、作詞作曲もできないが、バンドをやりたい男がメンバーを募集した文面。廃刊寸前のバンド雑誌は、なぜかそれをきっかけに息を吹き返し、大量の何もできない人の文章発表の場へと変わっていった。大河小説も生まれてドラマ化された。
※昔はそういう雑誌があったという話。
123「短歌探偵」
ティックタンカーと呼ばれる短歌発信者が激増した世界の話。世に発表される文芸作品の大半は短歌となり、世界的な広がりも見せるようになった。元々短歌を詠んでいた主人公は物語の始まりや折々の節目に短歌を挟みながら、事件を解決したり、ただ短歌を詠んだりしていく。
※ちょっとだけ書きかけた話はこちらに。
124冊目「続・ひとり博打」
色川武大「ひとり博打」に影響を受けて、自作ゲームを作り続けていた著者が、ChatGPTを相棒にして対戦型自作ゲームを楽しむ様子を書く。時にはルールを勘違いするAIに注意し、白熱した一戦を終えた後は健闘を称え合う。子どもの頃に親しんだ一人遊びの、長い長い延長戦。
※正確には色川武大「ひとり博打」がきっかけ、長嶋有「ねたあとに」で実行し始めた。実際にChatGPTと対戦していると、よくルールを逸脱されるのでめんどくさい。
125冊目「ぐしゃぐしゃのビニール袋論」
ぐしゃぐしゃになったビニール袋を見た著者は「ぐしゃぐしゃでも綺麗でもビニール袋の用途は変わらない」ことに気付く。人の容姿論や商品デザイン論やらに発展させる。結果、ぐしゃぐしゃのビニール袋を服にして出かけ、いろいろはみ出して逮捕された。
※この文章でよく生成してくれるなあ、と思う絵。
126冊目「ぬいぐるみたち」
執筆するぬいぐるみ、読書するぬいぐるみ、廃墟を歩くぬいぐるみ、短い手で握手するぬいぐるみたちなど。愛らしいぬいぐるみを写した写真集。撮影者はぬいぐるみへの愛が過剰になり過ぎて、自らをぬいぐるみに改造手術すると言い残して行方不明になった。
※ちょっとぬいぐるみ画像がかわいすぎるのでしばらくおかしくなるかもしれません。とりあえずこんな記事も書きました。
入院費用にあてさせていただきます。