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耳鳴り潰し97

 シロクマ文芸部に「老人とウニ」で参加。

 海で溺れたウニを助けた老人がウニと共に再生と共存と復活を目指す、ハートウォーミングウニバトル小説。最終的には「WRYYYYY!!!」と叫ぶ金髪の吸血鬼も拾う。

 近隣の小学校で毎週行われる夏祭りの季節が始まった。昨年から再開された恒例行事。去年いくつか行った際は楽しめたり楽しめなかったりといった状態だったので、今年はどうかと思ったら、子どもたちは楽しみにしている様子。一発目はすぐ近所。そういえば朝方、昨年の祭りの時にくじでもらった子ども用イヤリングを、息子がつけていくと言ってたのに、完全に忘れてしまっていた。

 まだそこまで混雑していない時間帯に着くと、屋台ですぐに物は買えた。昨年と比べると値段があがっている。焼き鳥を買って、校庭端の座れるところに言って食べ始める。「昔かき氷を食べてた写真のとこやん」と娘が思い出す。部屋の壁に貼ってある写真の一枚。四年くらい前の物だろうか。

 かき氷の屋台に並んでいる間、グラウンド中央櫓の前のステージで、和太鼓の演奏が始まる。以前も観た三姉妹の方による講演。後で感想を聞くと子どもたちは絶賛していた。娘の聴覚過敏も大丈夫だったみたい。着いた直後に演奏していた、中学校の吹奏楽部の演奏でも、ドラムと木琴の子が上手くて嬉しかった。打楽器が好き。

 ダンススクールの生徒たちの踊りを観ている最中、目の前に赤ちゃんがいた。ママさんに抱っこされて、赤ちゃんの顔は後ろの私たちの方を向いている。娘が、くじのはずれ景品としてもらった、マイクラの剣がデザインされたビニールのおもちゃを赤ちゃんに触らせる。小さな手で必死に掴んできた。帰ってからも祭りの総括は「赤ちゃん可愛かった」で一致した。用意されたイベントよりも、それら以外での出来事の印象が良いと嬉しいという話。

「ホリミヤ」視聴を進める。娘は時折悶絶している。「そうそう生徒会役員たちの初登場時の印象は最悪で」といった、17年前の記憶を私は蘇らせていた。堀と宮村が手を繋ぐシーンでは息子が「結婚したらいいやん!」と叫んでいた。

 入江君人「「書けない」から始める小説の書き方」読了。歌舞伎役者「中村仲蔵」の話が印象的。終盤の「私達の魂は、それぞれが違う形をしています」から始まる文章は、多くの人に読んでほしい部分。

 ちなみに私がこの本を手に取ったのは、何か読む物はないかとランキングを眺めていたからであって、「書けない」状態だったわけではないのであしからず。大体いつも複数何か書いた後に「今日は何も書いてないなあ。あれ、書いてた」という感じ。

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泥辺五郎
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