UIデザイナーが超える部署の壁、プロダクトの先にあるデザイン
デザイナーが超えるべき「部署」の壁
UIデザイナーって、「画面をきれいに作る人」みたいに思われがちですよね。でも、それだけやってると、視野がどんどん狭くなっちゃいます。
組織が必要としてるデザインってUIだけじゃないんです。UXデザイン、サービス設計、カスタマーサポート（CS）、営業、マーケティング、さらには経営戦略まで、いろんなところにデザインの力が求められています。
つまり、組織に属するデザイナーのスキルって、部署を超えて活かせるんですよね。
部署を超えて見えるデザインの本質
UIデザインって、あくまで「ユーザーの入り口」にすぎません。プロダクトがどう届けられて、どう使われて、どんな価値を生むのか。この全体像を知ることで、より良いデザインが生まれます。
例えば、
CSと話せば ユーザーがどこでつまずいているかが分かる → UIを改善して問い合わせを減らせる
営業と関われば どんな価値を伝えればいいのかが見えてくる → 分かりやすい資料を作れば成約率が上がる
開発チームと連携すれば 実装しやすいデザインが作れる → 無駄な工数を減らせる
マーケティングと協力すれば データをもとにUIを最適化できる → ユーザーの行動を分析して成果につなげる
こんな感じで、ちょっと視野を広げるだけで、デザインの役割ってUIだけじゃなく、組織全体に関わるものだと気づくはずです。
企業の大きな課題「セクショナリズム」
会社が大きくなるほど、「うちは開発」「うちは営業」「うちはマーケ」みたいに、部署の壁がどんどん高くなっていきます。これを「セクショナリズム」といいます。
これに悩んでいる企業、めちゃくちゃ多いんですよね。
でも、デザイナーってプロダクト全体を見渡す仕事じゃないですか。だからこそ、部署をまたいで関わっていくことで、組織全体をデザインする役割を担えるんです。（正確にはプロダクトとサービスを分けるべきですが今回はわかりやすく）
デザイナーができる「セクショナリズム」解消策
情報を整理して、共通の理解をつくる
各部署のKPIや課題を分かりやすく整理
ユーザージャーニーマップやサービスブループリントを作り、全体を見える化
部署を超えたワークショップを開く
デザインスプリントなどを活用し、他部署と一緒に課題を考える
違う視点を取り入れることで、より良い解決策を生み出す
デザインシステムで統一感をつくる
UIだけでなく、社内資料やマニュアルなども統一し、部署ごとのバラつきを減らす
デザイナーはもっと活躍できる
デザイナーの仕事のひとつに、「情報を整理し、分かりやすく伝えること」があります。でも、これが意外とできる人って少ないんですよね。
会社の資料やスライドを見て「なんか文字ばっかりで分かりづらい…」と思ったこと、ありませんか？ そんなときこそ、デザイナーの出番です。
組織に属するデザイナーって、実はUI以外にも活かせるスキルを持っています。
情報を整理し、分かりやすく伝える（→ CSや営業の資料改善に貢献）
ユーザーの課題を見つけ、解決策を考える（→ サービス設計やUXデザインに活かせる）
チームの意見をまとめ、調整する（→ プロジェクトの進行にも役立つ）
データを見て改善策を考える（→ マーケティングや経営判断にも貢献）
つまり、組織に属するデザイナーは「画面を作る人」じゃなくて、「組織をデザインできる人」なんです。
部署を超えるのは意外と簡単
「他部署と関わるのってハードル高そう…」と思うかもしれません。でも、実はそんなに難しくないんです。
なぜなら、デザイナーは一人で仕事を完結できることが多く、コミュニケーションが得意な人が多いから。
例えば、
CSの話を聞き、FAQのUIを改善する。
営業と相談し、資料を見やすくする。
マーケティングとデータを分析し、A/Bテストを設計する。
プロダクトの価値を整理し、経営層と対話する。
こうした小さなアクションを積み重ねるだけで、自然と関わる範囲が広がって、組織全体を動かせるようになります。
デザイナーがデザインするのは「組織」
デザインの仕事として、モノとコトをつなげる役割があります。ここでは各部署同士をつなげるハブとして機能がデザイナーだからこそできる仕事です。
組織に属するデザイナーが視野を広げ、部署を超えて関わることで、組織全体のデザインができるようになります。それは、単に「UIを作る」だけでなく、「プロダクト全体をより良くする」仕事へと進化することを意味します。
組織に属するデザイナーだからこそできる組織のデザイン。ちょっとだけ隣の部署をのぞくとデザインチャンスはたくさん眠っているはずです。
プロモーション
iCAREでは、共に成長し、新たなチャレンジに挑む仲間を募集しています。詳細は採用ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております。
XでもUIデザインやプロダクト開発に関する投稿をしています。ご興味がありましたら、ぜひフォローしていただけると嬉しいです。
いいなと思ったら応援しよう！
