出会いは奇跡、別れは必然。そのような考えで人を育成してみる。
皆さん、こんにちは!
ドリームマネージャー佐々木です。
■世界的企業の導入実績のあるドリームマネジメントという人材開発、組織開発プログラムを広めてます
https://note.mu/dorimane/n/ndbb32a78e5a4
離職率低下…
多くの企業で人手不足が叫ばれてる中、深刻な問題として捉えている経営者の方も多いのではないでしょうか?
自社の理念、ビジョンにあった人材を採用するということが理想ですが、人手不足が深刻な業界では、応募者もほとんどなく、人を選びたくても選べないないというのが本音ではないでしょうか。
そんな中、追い打ちをかけるのが従業員の離職です。
苦労して採用した従業員が離職してしまうのは会社としてはかなりの痛手です。
採用コスト、教育コストは上がり、社内の雰囲気は悪くなり、従業員のモチベーション、顧客からの信用を下げる要因にもなります。
ただ、よく考えてみてください。
人はいずれ会社を辞めます。
経営者、役員、幹部として残る人もいるかもしれませんが、大半の人は会社を去っていきます。
人が辞めるのはネガティブ要素に捉えがちではありますが、企業が終身雇用を保証できなくなった現代においては、従業員がキャリアアップのため転職をすることは、ある意味、当然の事だと思います。
仮に20代、30代の働き盛りの年齢の時はいて欲しいけど、40代、50代になったら辞めて欲しいという企業があるとすれば、それは企業側の身勝手な考えであって、そのような企業では働く人たちとの信頼関係を築くことはできないでしょう。
例えるなら、女性と付き合う時に、あなたが20代の時は別れて欲しくない。でも、その後は違う若い女性と付き合いたいから別れて欲しい…と言っているようなものです。
例えが正しいかどうかは分かりませんが、このような企業で長く働きたいと思う人はまずいないでしょう。
しかし、実際はこのようなことを言っている経営者も多いのも事実です。従業員を使い捨てするような経営者です。
このような経営者に限って会社を辞めた人を悪者扱いしてボロクソに言ったりします。
働く人たちは自分達の会社、経営者の判断、言動をよくみています。都合良く従業員を使う会社だということが分かれば、彼らは常に転職の準備をするでしょう。
話しがそれましたが、社員が辞めていくのは当然という前提で、避けたいのはネガティブな要因での退職、突発的な退職なのではないでしょうか?
ドリームマネジメントでは10の領域で夢のリストを書き出しますが、その際にキャリア(仕事)というテーマでも仕事を書いて、みんなでシェアします。
「制限を設けない」「過去から考えない」このルールで仕事の夢を書き出すと、当然ながら他の仕事をしたいという夢も出てきます。
多種多様化な働き方が推奨される時代になった今、より様々な仕事を経験したいというニーズが出てくることでしょう。
ドリームマネジメントのセッション中に、こんな夢を語ってくれた方がいました。
「7つの顔を持つ女性になりたい」
3、4個の仕事を持ち、プライベートでも母親の他、趣味も何個か極めて、様々な代名詞のある女性になりたいという夢です。
とても素敵な夢です。
ひと昔前だと、1つか2つの顔しか持てませんでしたが、今は7つの顔を持てるどころか、もしかしたら10、20の顔を持てる時代になったのです。
もそのためには、常に自分自身を高める意識や行動が必要となりますが、それだけ、仕事、プライベートともに可能性が広がってきたと言えるでしょう。
キャリアアップの選択肢も多岐に渡るようになってきたということは、転職する可能性が増えたということです。
出会いは奇跡、別れは必然
僕が好きな言葉です。
(昔、付き合った女性にこの言葉を伝えたらドン引きされましたが、、汗)
一期一会という言葉に似てるかもしれませんが、地球上に何十億という人がいる中で、一生のうちで会える人はほんの一握りです。その中でずっと付き合っていける人もほんの一握り。
奇跡的に出会っても、いずれは別れるのです。
最後に会ったときが別れの日なのかもしれませんが、ほとんどが「別れ」という認識がない中で、ある日を境に会わなくなってしまいます。
さらに絶対的に避けられない別れは「死」です。
人は必ず死にます。相手が死んだとき、自分が死んだとき、必ず別れの時が来ます。
「出会いは奇跡、別れは必然」なのです。
だからこそ、今一緒にいる人との関係を大事にしたい。いずれ別れが来るのだから。
あるサイトでこんなことが記載されていました。
人生で何らかの接点を持ち、出会う人は3万人。
その中で、近い関係になるのが3000人。
さらにその中で、仲良くなるのが300人。
さらにその中で、友だちと呼べるのが30人。
親友と呼べるのが3人。
しつこいですが、
地球上に80億人の人が存在する中で、出会えたことは奇跡ですし、さらに一緒の会社で働くのはもっと奇跡です。
これもしつこいですが、
そんな奇跡の出会いで一緒の会社で働いたとしても、必然的に別れは訪れます。
出会いは奇跡、別れは必然
入社は奇跡、離職は必然なのです。
だからこそ、今付き合いのある人、今一緒に働いている人たちとの関係を大切にして欲しいと思います。
いずれ、別れが訪れるのですから、、、
別れ(離職)前提で、キャリアプランを考えても良いのではないでしょうか?
短期的に働いてもらうキャリアプラン(1~3年)
中期的に働いてもらうキャリアプラン(3~5年)
長期的なキャリアプラン(5年~10年)
経営者、幹部向けキャリアプラン
例えば、上記のようなキャリアプランを考えたとします。
短期で離職する人もいるし、長期で離職する人もいるので、全員を経営幹部、長期キャリアプランにあてはめないようにします。
全ておなじようなキャリアプランにあてはめようとすると、そこから外れた人が離職した場合「想定外の離職」「突発的な離職」になるのです。
ここでもう一つポイントあります。
離職して次のステージに行く社員を応援するのです。
つまり転職支援です。
今の会社でやりたいことがなくなり、次のステージに進みたいという社員を応援してあげるのです。
これは、社員の夢を応援するというドリームマネジメントの考え方です。
何度も言いますが、いずれ人は辞めます。
だとしたら、ネガティブな離職より、ポジティブな離職の方が会社にとっても社員にとっても良いはずです。
次のステージに行きたいという夢を押さえつけたとしたら、その社員はいやいやと仕事をするでしょう。そして、いずれば会社を去る。
そのような状態で会社に残って仕事をしたとしても、良い影響を与えることは出来ません。それどころか、他の社員、顧客を持って独立するなど、不義理を起こす社員も出てくるでしょう。
キャリアアップのために次のステージに行きたい人が増えたら、さらに離職者が多くなるのでは?と言う経営者もいますが、その通りです。
社員がキャリアアップすることができる仕組みをつくらない限り、社員は巣立っていきます。
社員の成長と共に会社も成長していく。
これが社員と会社の健全な関係です。
会社が現状維持のままだとしたら、現状維持を求める社員しか残らなくなるでしょう。さらにひどくなると、ぶら下がり社員が大半を占めることもあります。
社員は自分自身の夢の実現、成長のために会社で働く、会社は社員の夢の実現を応援し、夢の実現、成長が出来るための仕組みをつくる。
そのような関係性が続けば、社員、会社ともに成長し、結果、離職率が下がり、生産性向上にも繋がっていきます。さらに自分の夢を実現したいという前向きな人材が入ってきます。
これはドリームマネジメントを導入したアメリカの清掃会社ジャンコア社で実際に起こったことです。
日本でも離職率100%を打ち出し、社員のキャリアアップを応援する企業があり、採用に成功している事例もあります。
離職率400%だったジャンコア社のインタビュー動画
奇跡的に人が採用出来たとしても、いずれ会社を去っていきます。
そして、会社側も採用した人を生涯雇うことを約束することは出来ません。
会社の都合よく人を採用して、都合よく人を辞めさせるのも一つの経営手法かもしれません。
しかし、社員を幸せにするどころか都合よく使う会社が、世の中に対して良いサービス、良い商品を提供することが出来るでしょうか?
社員を都合よく使う会社が、多くの人達から支持されるでしょうか?
そもそも、何の目的で会社を立上げたのでしょうか?
社会に貢献するため
人々の生活を豊かにするため
多くの人達の役に立ちたいため
そのような高い志を持って、会社を立上げたのではないでしょうか?
まずは、身近な自社の働く人たちを幸せにすることを真剣に考えませんか?
全ての企業が働く人たちを幸せにすることが出来たら
全ての人達が幸せになれるのですから。
■ドリームマネジメントについてのお問合せ
https://welovedream.com/#sec07
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