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①婚活への道 アラ還のご乱心

1年前、私は婚活の真っただ中におりました。
前述しましたが、表向きには特に結婚を
切望していたわけではありませんでした。

切り開いてきた道のまっすぐ先に
やがて通過する還暦という関所が、いよいよ
視野に入ってきて、当時飽き性の自分が
今まで体験したことがないような
”アトラクション”
に飢えていた自覚はありました。

自分の好きなことでお金を稼ぐ、をモットーに
過ごしてきた自分にとって、習い事や
趣味のサークルは申し訳ないけど、
脳内にアドレナリンが放出されるには
ほど遠く、一人で飲み屋をはしごするのが
好きな私にとって、今更濃密で共感力が
必要な人間関係も億劫でしかなく。

仕事の同僚は下手したら孫の世代。
交流することに問題はありませんでしたが、
学生時代の友人と話していて、同世代との
話題と感覚のズレは少々気になっていました。

そんな日々に突如割り込んできた一本の電話。
普段は見知らぬ番号など出ることはないのですが、
すでに術中にはまっていたのでしょう。
翌日にはサロンに出向き、説明を受けながら
お試しでプロフィールを作ってもらい、
スマホで写真を撮ってもらって、一丁上がり。

アドレナリン?
そりゃぁ、たっぷり出ましたとも。
今思えば、ロマンス詐欺でなくて本当に良かった・・・。




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