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最愛の夫はASD@受動型でした。思い返せば亡き父も兄弟も元夫もASD・・・! イノセン…

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最愛の夫はASD@受動型でした。思い返せば亡き父も兄弟も元夫もASD・・・! イノセントで宇宙人で困ったさんの愛すべきASDさんウオッチャーの日常。

マガジン

  • アラ還が婚活、再婚したので記録に残します。

    アラ還にして、未知の世界に戸惑いながらも、婚活することに。 どうやって人生の最終コーナーを走り抜けたのか、忘れないうちに 書き留めておこうと思います。 しみじみ、婚活とは人生の棚卸だと実感しています。

最近の記事

夫@ASD受動型さんのある日の言葉

時々夫さんの言葉にハッとさせられる ことがあります。 夫さんにとって他人の感情を察する ということはとても難しいことなんだ そうです。 目の前に困っている(ように見える) 人がいても、その人にはっきりと助けを 求められなければ、自分から助けに行く ということはしません。 以前、二人でドライブをしていた時に、 人気のない田舎道で、おばあさんが 道端でうずくまって嘔吐しているのを 見かけました。 「ちょっと!車を止めて」 「こんなとこで?」 「あのおばあさん、大変や!」

    • ①私が出会った歴代のASDさん #元夫編

      ASD(当時はアスペルガー)という言葉を 知ったのは20年ほど前の事です。 30代半ばだった私は、そのころ心療内科に通っていて デパスやらロヒプノールやらベンザリンやら、 もう忘れてしまいましたが、結構な量の薬を 飲んでいました。 30になる前に婦人科の手術をして、卵巣を 摘出したせいで若年性更年期障害を患い、 長らくあらゆる不定愁訴と不眠、鬱症状に 悩まされていました。 元夫に辛さを訴えると、決まって 「こうなったのは俺のせいか!」 「お前はいつまで俺を責め続けたら気

      • ④婚活への道 古傷が痛んだ日

        車中での話もだんだん雲行きが怪しくなってきました。 前の妻はキ〇ガイだっただの、職場の上司が 嫉妬深く、才能も無いのに笑わせる、など、 時折笑顔になりながら、口調も穏やかなので、 その時は?となりながらも、感情が停止して、 当たり障りなく受け答えをしていたと思います。 しかし、後で思い返せばとんでもないことを口に されていました。 おしゃれな洋菓子店に寄ってケーキを調達し、 着いたご自宅は、庭にバラが咲き乱れる瀟洒な 白壁の洋館でした。 中に通されて室内を見渡すと、インテリ

        • 夫@ASD受動型さんの外部記憶装置

          夫さんは、記憶や更新は苦手ですが、記録したり、 情報を集めて自分に必要なものを抜粋したり することは得意で、” 外部記憶装置 ”と言って 再び読むことはないであろう、フリーペーパーの 類やら、イベントのフライヤーをいつまでも 捨てずに取っておくことはほんの生活の一部です。 夫さんの趣味の部屋には、半世紀前の高校時代に 書いた訳の分からない落書きにはじまって、 漫画や雑誌、もう再生して視聴することも不可能な レーザーディスクや、数年前に定年した前前職の 初任給からの給与明細、

        夫@ASD受動型さんのある日の言葉

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        • アラ還が婚活、再婚したので記録に残します。
          6本

        記事

          ③婚活への道 同じ轍を踏む

          そのお見合いの場所は某地方都市でした。 往復は新幹線でホテルに宿泊し、お見合いと観光を 兼ねた小旅行の予定でした。 写真やプロフィールには全く問題はなく、 立派なご趣味がとても興味深く感じられて、 初めて早くお会いしてお話してみたい!と 思える方でした。 駅前のホテルのカフェで午後イチに待ち合わせ。 写真の印象よりやや年齢を感じましたが、 初対面から先方は満面の笑みで話も弾み、 1時間はあっという間でした。 次の予定があったので、そろそろ・・・と思っていたら、 「もしよ

          ③婚活への道 同じ轍を踏む

          夫@ASD受動型さんのシナプス

          私は寝ている時によく足がつって、激痛で のたうち回ることがあります。 一緒に暮らして間がない頃、隣で寝ていて 初めて盛大に足がつり、絶叫して もんどり打ってしまいました。 一緒に起きてしまった夫さん。 苦痛に顔をゆがめている私に、声をかけるでもなく、 体を離し無表情でただ眺めているだけなのです。 殺虫剤でひっくり返ったGが足をバタバタさせて ゆっくり死んでいくのを無慈悲に眺めるがごとく・・・ 最初は寝ぼけて気が付かなかったのかな、 良心的に解釈していました。 でも二回三回

          夫@ASD受動型さんのシナプス

          ➁婚活への道 心に蓋をしてアクセル全開

          前回の記事を読んで、ずいぶん不真面目な 理由で婚活を始めたと、お思いの方もおられた かもしれません。 今から思えば、そうやってどこか他人事のように 面白がることでしか、”再婚する決断” に 向かい合えなかったように思います。 隠していたけど、本当はずっと望んでいた。 でも、あの地獄を再び見ることになったら??? また這い上がる気力が、その時自分に残って いなかったら。 しかしいったん「頑張りまスイッチ」が入ったら、 私は全く婚活の優等生でした。 婚活市場でも自分の価値を見

          ➁婚活への道 心に蓋をしてアクセル全開

          ①婚活への道 アラ還のご乱心

          1年前、私は婚活の真っただ中におりました。 前述しましたが、表向きには特に結婚を 切望していたわけではありませんでした。 切り開いてきた道のまっすぐ先に やがて通過する還暦という関所が、いよいよ 視野に入ってきて、当時飽き性の自分が 今まで体験したことがないような ”アトラクション” に飢えていた自覚はありました。 自分の好きなことでお金を稼ぐ、をモットーに 過ごしてきた自分にとって、習い事や 趣味のサークルは申し訳ないけど、 脳内にアドレナリンが放出されるには ほど遠

          ①婚活への道 アラ還のご乱心

          夫@ASD受動型さんの愛情の示し方

          体調が思わしくなく、勤務中の夫に ラインをしました。 当直明けに病院に連れて行って欲しいと お願いしたのですが、既読になったのは数時間後。 それは良しとして、返事がないのです。 普通(笑)だったら、大丈夫?とか、 家事はしなくていいよ、とかなんとか言うよね~ スタンプ1つでいいのにさ~(妄想) はいはい、いつものことだよね、と自分を慰めつつ、 モヤモヤしながら寝苦しい夜をすごしました。 翌朝、いつもなら10時前頃には帰宅するので、 すぐ病院に向かっても充分間に合うのですが

          夫@ASD受動型さんの愛情の示し方

          えこひいきは父の愛?

          父が亡くなってもう十数年が経ちます。 私の父は石頭で頑固、優秀だけど友人や会社の付き合いといった 交流は少なく、少ない休日を家族と過ごすことが主な人でした。 だからと言って、今風なマイホームパパでは全くなく、 突然怒り出して、休日の楽しい空気をどん底に突き落とし、 行楽地で苦虫をつぶしたような表情の家族写真が沢山残っています。 大変な子煩悩で、特に最初の子供である長女の私を とてもかわいがっていたそうで、熱でも出そうものなら 何を食べさせたんだ!と母を一方的になじり、背広も

          えこひいきは父の愛?

          メンタル履歴書

          私の一番古い感情(悲しい)の記憶は小学校に入る前です。 母が夕飯の準備をしている時だったと思います。 原因は覚えていませんが、私は母にひどく落胆して、 黙って家を出ました。赤いサンダルを履いて、 夕餉の匂いが漂う住宅地を行先もなく歩いていました。 四、五才の子供にとって帰る家をなくすというのは、 生きていけないのと同じことですが、ちゃんと理解して 黙って家を出たのをはっきり覚えています。 お母さんは私を探しには来ないと思っていました。 かなり暗くなるまで外にいたのですが、

          メンタル履歴書

          アラ還で再婚

          自己紹介をさせていただきます。 ◆今の生活 昨年の秋に婚活で出会った夫さんと結婚(再婚)して 見知らぬ土地にほとんど身一つで引っ越してきました。 ◆前の生活 若気の至りと暴走と自滅の日々 前の結婚は二十代半ばから二十年間。 引っ越しは6回、経験した職業は7つ以上。いっぱい働いて、 いろんな病気もして、メンタルも体も使い切り、ボロ雑巾になったので、 逃げるように離婚しました。それまでの人間関係も持ち物も仕事も 何もかも捨てて、小舟で海に漕ぎ出すごとく アラフォー半ばで単身で

          アラ還で再婚

          再婚した夫は宇宙人ではなく・・・。

          世間では熟年と言われる年齢で出会った夫さんは、私の4つ上。 寡黙でシャイな雰囲気が不思議に違和感がなく、遠距離恋愛では あったものの、あれよあれよという間に結婚することになりました。 お互いバツイチでそれぞれ前の結婚生活は20年以上。 望んでいるライフスタイルや趣味が一致して、問題は何もない! はずだったのですが、小さな違和感がぽつり、ぽつりと・・・。 一緒に暮らし始めて、むくむく浮かんできた予感。 なぜ夫さんに惹かれたのか その理由を辿っていくうちに、育ってきた歴史

          再婚した夫は宇宙人ではなく・・・。