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子どもたちは大よろこび!オーストラリアのイースターホリデー
日本でも聞かれるようになったイースター(復活祭)今年2023年は4月9日でした。キリスト教の人々にとって、クリスマスより重要な意味を持つイベントなんです。
毎年、変動しますが、3月終わりから4月頃になります(春分の日後、初めの満月の次の日曜日だそうです)
オーストラリアはその前後、金曜日から月曜日まで4日間、祝日です。Good Friday(金)、Holy Saturday (土)、Easter(日)、Easter Monday(月)と呼ばれています。
今回は、子どもたちの楽しみを中心に、イースターってなに? 子どもたちにとって大イベントなぜ? なにをするの? そんな疑問にお答えします。
イースターってなに?
イエスキリストが十字架にかけられて亡くなった、その3日後に復活、その奇跡をお祝いするお祭りです。イエスキリストが私たちの罪を背負って亡くなり奇跡の復活を成しえたことからキリスト教の人々にとっては重要な日なのです。
東方教会(ギリシャ正教会、ロシア教会)はユリウス暦で、イースターは西方教会のイースターの1週間後になります。西方教会(カトリック教会)プロテスタントはグレゴリオ暦、現在の暦です(地球が太陽の周りを1週する時間により近く、1582年に改暦されたそうです)
なにをするの?
信者の方は大切なイベントですので教会に行ってお祈り、お祝いをします。また、クリスマスのように家族やおともだちと集まり、一緒に食事をして楽しみます。
食べもの
キリスト教、中でもカトリックの人々はイースターの時期、お肉を食べずに、魚、シーフードを食べるようです。お店でもこの時期、シーフードをたくさん売り出します。
そして、もっと売り出されるのは「ホットクロスバン」と「イースターエッグ」でしょう。
「ホットクロスバン」は丸いパンの上に白く(白でない場合もありますが)クロスの線が入ったパンです。伝統的なものはドライフルーツが入ったもの(ぶどうパンのような味です)他、コーヒー味、チョコレート入り、リンゴとシナモン味、ブリオッシュのパン、フルーツなし などがあります。
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「イースターエッグ」と言っても、たまごの形をしているものだけでなく、うさぎの形、ひよこの形、オーストラリアの動物の形などもあります。
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ギリシャ正教会のイースターでは、赤く染めたたまごが入った甘いパンも売られます(赤色は「生命と勝利」のシンボルだそうです)
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もちろん、イースターのお料理やパンはお店で買わなくてもお家でクッキングする方もたくさんいます。
「たまご」と「うさぎ」
なぜ「たまご」と「うさぎ」なのでしょうか?
「たまご」は命を生み出す、誕生を象徴されるもの、復活とともなう。
「うさぎ」は1度にたくさんの子どもを産み、1年に何度も妊娠と出産をくり返すことができる動物、子孫繁栄の象徴として、シンボルになったそうです。
カードを送る
お店には食べ物だけでなく、「Happy Easter」と書かれたカードも売り出します。お祝いを一緒に分かち合ったり、ごあいさつや近状報告もできますね。
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子どもたちのイースター
アート、クラフト
この時期、お店にはたくさんのアクティビティーセットが並びます。ぬりえやエッグペイント、うさぎのお面や耳作り、イースターを象徴する「たまご」「うさぎ」を使ったアクティビティーです。
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イースターバニー
まるでクリスマスのサンタさんのように、イースターでは「うさぎ」がイースターエッグを持ってきてくれることになっています。保育園や幼稚園、ショッピングセンターではうさぎの着ぐるみを着た人が、子どもたちにイースターエッグを配るイベントをするところもあります。「イースターエッグ」と言っても中身はチョコレート。ですから子どもたちは大興奮になるわけです。
もちろん、アレルギーや他の理由で食べれない子どもたちには、飴やおもちゃが入ったイースターエッグもあります。
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エッグハント
我が家でも毎年のイベントです。部屋の中やお庭、あるいは公園にイースターエッグを散りばめます。子どもたちはバッグや入れものを持ってそれを拾いに行きます(あっという間になくなりますよ!)おともだち家族と大勢でピクニックしながら過ごすと親も子どもも楽しい1日となりますね。
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まとめ
オーストラリアのイースターホリデーの過ごし方を紹介しました。子どもたちのイベントとして紹介しましたので、キリスト教の方の過ごし方とは違いがあると思います。
日本でもおともだち家族と過ごす春のイベント企画、いかがでしょうか?