授業が始まって1週間。生活は?授業は?
Ciao! イタリア・トレントに留学中の、なおきです。
前回の自己紹介から大分日が開いてしまいましたが、2本目の投稿です。
授業が始まって1週間、トレントに来てから3週間弱経過しました。
今の様子を赤裸々に描いていこうと思います。
前回の振り返り
筆者はこんな人です。
都内の国立大学の3年生男子
専攻は企業財務・ESG投資
イタリア・トレント大学(Universita di Trento)に2024年9月から1年間交換留学
(名ばかりの)国際寮に在住。200人いてイタリア人は190人程度。
前回の記事では、トレントを選んだ理由や周りの環境について思うことを駄文で書き連ねました。
よろしければ、そちらも併せてご覧ください。
ではいよいよ本題に入っていきます。
授業と生活の2つについて書いていきます。
授業はどうよ?
授業の印象についてまずは書いていきます。
「日本と変わらない」
です。
どのような点が一緒?異なる?
共通点
講義形式
つまらない教授も、面白い教授も玉石混交
やる気ない生徒も一定数
異なる点
テストが2回ある
授業に出席するか、それとも出席せずにテストだけ受けるかを選べる
寝ている生徒はいない
お喋りは注意しない
時間にルーズ
共通点へのコメント
講義形式が多いです。ゼミみたいなものは少ない印象。
教授も日本の大学とあまり変わらない印象を受けました。
面白い人も、授業への熱意があまりない人も様々です。
やる気のない生徒が一定数いるのも一緒でした。
そのような生徒はチャットをしたり、ショッピングサイトをスクロールしていたりなど。
教授も注意しないので、自己責任でということでしょうか。
異なる点:テストが2回
イタリアの大学はテストが2回あります。
1回目で落ちてしまっても、2回目で合格点を取ればOKという感じです。
ただし、教授の話によると、2回目は難しくなる傾向にあるとかないとか。
異なる点:出席か否かが選べる
個人的に一番目新しかったのがこのシステム。
授業を履修するところまでは一緒ですが、
授業に参加する
授業には参加せず、テストだけ受ける(もしくは期末レポートのみ)
を選ぶことができます。
日本の大学は、出席を取らない授業も多くありますが、基本的には出席前提となっており、多くの教授が出席点を何らかの形で付けているところが多いと思います。
だからこそ「ピ逃げ」「代返」といった言葉があるのでしょう。
2のテストだけ受け、それで単位がもらえるというシステムは非常に画期的であると思いました。
ちなみに1の場合でも、テストやレポートはありますが、2の方がより重くなる傾向にあります(当然と言えば当然)。
異なる点:寝ている生徒がいない
これもまた異なる点ですね。
つまらない授業の割合は日本と同じだと思いますが、寝ている生徒はゼロでした。
そもそも寝るような人は、上で書いたように、テストだけ受けるという選択をすると思われるので、授業には現れないのでしょう。
異なる点:お喋りは注意しない
これについては、教授によるところが大きいといえるでしょうが、私が受けてきた授業では、ひそひそ話が聞こえている状況でした。
教授も普通の顔をして授業を進めているので、気にしていないのでしょうか。
異なる点:時間にルーズ
「イタリア人のイメージは?」と日本人に聞いたときに、3番目くらいに来るであろう「ルーズ」。
特に南部に行けば行くほど、ルーズの度合いが増していくと言われています。
ミラノより北のトレントは、日本人とまではいかなくても、それなりに時間に厳しいのではないかと思っていましたが、その浅はかな考えは裏切られたようです。
筆者も(日本人の割には)ルーズなので、個人的にはありがたいです。
基本的に2時間の講義が設けられているのですが、15分遅く始まり、15分早く終わるといったことがザラにあります。
学生側も心得たもので、授業定刻に行っても教室は空っぽです。
5分後くらいから真面目そうな生徒が前の方に着席しはじめ、10分程度から多くの普通生徒が到着します。
そこから生徒たちのお喋りが始まり、15分ごろに教授が現れ、準備を始めます。
スタートは20分遅れということもざらです。
なので授業だけ聞きたければ、17分程度遅れるように着けば丁度良いタイミングで教室に入り込めます。
友達と話したければ10分遅れ、など。
小まとめ
基本的には日本の大学と変わりません。
しかし、個人的には時間にルーズな所が非常に自分に合っているなと思っています。
多少の遅刻は大目に見てくれますし、遅れて教室に入っても、冷たい視線を浴びる必要もないですからね。
生活はどうよ?
生活に関しては
快適
の一言です。
食事も平日はボリューム・栄養たっぷりのご飯が、寮で朝夕で出ます。
その分家賃は高めとなっています。
しかし、料理や買い出しの手間を考えると、むしろ食事を出してもらったほうがベネフィットが大きいと考えています(お母さんありがとう)。
相変わらずイタリア語は難しいですが、いい意味で「乗り切る力」が付いたように思います。
相手の言っていることがなんとなくわかり、空気が読めるようになってきたなと感じています。
文脈が読めれば大まかには理解できるので、そこからなんとか基本的なワードを駆使して乗り切っています。
友達もかなり増え、大学に行くことが楽しくなっています。
アジア人は少ないので珍しいのでしょう。
日本のアニメに関心を持っている人がそこそこに多い?という印象を受けます。
(もちろん、日本人に話しかけてくるのは多くがそういう人でしょう)
かなり友達は作りやすいと感じています。
唯一の難点:交通機関(バス)を当てにできない
市内の移動は基本的にはバスになるのですが、5分遅れはまれで、10分、15分遅れが普通です。
ストライキも2週間に1回は起きているような。。
イタリア人によると、9月は日本でいう新年度になるため、気合を入れた結果、ストライキが増える傾向にあるとかないとか。
歩いた方が結果的に速かったということもかなりあります。
これは仕方ないでしょう。
しかし、スペイン人の友達に
「日本から来たからさ、公共交通機関の遅れはかなりストレスだよ」
と愚痴ったところ
「イタリアはまだいいぜ。スペインは遅れるのは勿論だけど、
30分早く来たりして、そのまま出発してしまうんだ。」
と斜め上の解答を頂きました。
まとめ
だらだらとかいてきましたが、イタリア生活は自分には非常にあっているようで、ストレスなく過ごせています。
ただ最近、中華料理が食べたいと思うようになってきました。。
おいしい中華料理屋をリサーチしている最中です。
写真はまだ上げれていないですが、旅行に行ったときなどはあげられればと思いますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
それではまた!Arrivederci!