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【TOP2%】超予測者になるための10の法則

未来を予測する事ができれば、成功確率が高まることは間違い無いとおもいますが、「超予測力 - 不確実な時代の先を読む10カ条」では、次のような研究を実施しました。

計2万人以上のボランティアに市場動向から政治情勢まで、
さまざまな領域の未来予測をさせた結果、
抜群の成績を誇る「超予測者」が約2%存在することが判明。

今回は、未来を予測するための10の思考方法について解説したいと思います。

1. 予測すべき問題をトリアージする

予測できない問題は取り除きましょう。
10年後の時価総額世界1位の企業は予測できる(おそらくAmazonかGoogleでしょう笑)かもしれませんが、100年後の時価総額世界1位の企業は想像できないので、そういった問題は諦めましょう。

2. フェルミ推定を活用する

超予測者の特徴に数字にとても強い。といった結果が出ました。
そうは言っても高度な数理モデルを駆使しているのではなく、フェルミ推定を用いて、問題を予測できるレベルまで分割し、計算する能力が得意だったのです。

数学ができると成功する(1)といった研究もありますが、未来を予測できる能力が強いのかもしれないですね。

3. 主観と客観のバランスを取る

主観ではずれるような問題もあれば、客観では見通せない情報もあるので、バランスを取ることが重要です。

例えば、「あなたは平均よりも運転がうまい方ですか?」と聞くと、70%以上の人が「私は平均以上です」と答えます。(2)

もちろん、第三者による視点が常に正しいわけではありませんが、主観だけで判断するのは危険ですよ。ということです。

4. エビデンスに対する過少反応と過剰反応に気をつける

優れた予測者は、先行指標に目を向けます。
例えば、日本は今後高齢者が増えるので、医療費も増えるはずである。などです。
しかし、誤った先行指標に踊らされないように気をつけるべきです。
例えば、バブル経済や続くと予測した人は大きな損失を被ったことでしょう。

5. どんな問題でも自らと対立する見解を考える

意思決定には、常にメリット・デメリットが存在します。
しっかり、反対意見にも耳を傾けた上で意思決定しましょう。

他にもメンタルタイムトラベル(3)という、最悪の未来を想像することもおすすめです。

6.問題に応じて不確実性はできるだけ細かく予測する

物事には100%も0%もありません。「どちらとも言えない」では何も言っていないことに等しいです。
ポーカーでは、50:50と捉えるか、60:40と捉えるか、55:45と捉えるかで勝敗が決まります。
重要な問題は、なるべく定量的に確率を算出するようにすべきです。

7. 自信過剰と自信過少、慎重さと決断力のバランスを取る

意思決定のスピードと質はある程度対立するものです。
しかし、質とスピードを両立しているCEOこそ業績の高いCEOの行動特性(4)があります。
意思決定の質とスピードを両立するためには、明確な意思決定基準を設けることが重要です。

例えば、GEでは業界No.1かNo.2になることしかやらない。という明確な意思決定基準を設けていました。

8. 失敗した時は原因を検証する。しかし後知恵バイアスには気をつける

実は辛勝するか惜敗するかはほとんど運です。
ほとんどの人が勝利したいと考えますが、実は惜敗した人の方が長期的に成功するという研究結果があります。(5)

なぜならば、惜敗することで次に勝利する確率を高めるために、足りない部分を認識し、努力するからです。

失敗した際には、適切に原因を振り返り、次の予測につなげていくことが大事です。

9. 仲間の最良な部分を引き出し、自分の最良な部分を引き出してもらう

マネジメントでは、1 + 1 = 10になることもあれば、1 + 1 = -5になることもあります。お互いの最良な部分を引き出し合い、保管し合うことができれば、パフォーマンスは何倍にもなります。

最良な部分を適切に理解することで、チームとしての成果を適切に予測することが出来ます。

10. インプットと実践のフィードバックループを回す

素晴らしいバッティングフォーム勉強し、ピッチャーの采配の癖を分析したとしても、打席で実践しなければヒットは打てるようになりません。

人間のスキルはアウトプットして初めて定着します。(6)
また、失敗を改善につなげ続ける、成長マインドセットを持つことも重要です。(7)

11. 10の心得を過信しすぎない

100%は無いので、上記の理論が当てはまらないケースも多々ありますので、注意しましょう。という内容です。笑

考察

僕の場合は、もう少し反対意見を聞くことと、更に数字を使って予測する癖を強化していきたいな〜と思いました。


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