華麗なる闘痩 4 熱闘編

◆前回までのあらすじ
体組成計を入手したので日々の鍛錬の様子をお伝えすることにした。

この記事を書いている2020年二月、世間では新型コロナウイルスが流行の兆しを見せている。これはこの企画にも余波がある。
というのも、脂肪を燃焼させるというのは、いわば予備燃料に手を付けているということで、やり方によっては体力や免疫の低下を招くからだ。
ダイエットの動機は腹がポンポコリンだったショックもあるが、昨年、膝の靱帯を一本切ってしまったので、その負荷を減らすという意義もあった。健康のためにはじめて病気になったのでは本末転倒だろう。

実際「体を鍛える」というのは難しいことで、もともと「鍛錬」は鍛冶の用語だが、鉄を熱したり叩いたりするわけだ。
しかし、同じことを見よう見まねで素人が勘でやった場合、曲がったりなまくらになったりするだけの場合もある。「鍛える」は一歩間違えれば「壊す」になってしまう。

筋肉が発達するのは、負荷がかけられたからで、それに耐えうるように体が順応しようとするからだ。その際は細胞が総出で残業して痛んだ筋肉の修復作業をするので、そこに病原菌やウイルスが来ると既に人員が出払っているので対応しきれない。

なので、筋肉をいじめて大きくする、増やすというよりは、今ある細胞を褒めて伸ばす、という方針をとっていく。筋肉に疲労や損傷を与えたりスクラップ&ビルドをせずに、今ある細胞ひとつひとつの出力、処理能力を上げていく。それによりむしろ病気に対する免疫力も上げていく。

それには有酸素運動とイメージによる神経発達を使う。端的に言うとジョジョ第一部のツェペリさんの波紋法の説明である。

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私の専門である太極拳もこれに近いのだが、太極拳だけだと体内の仕事の効率化が進みすぎて代謝が落ちてしまう。ダイエットにはもう少しだけ高燃費、かつ低負荷なものが望ましい。
そこで選んだのはリラックスした状態で深い呼吸をしながらのプランクである。武術的には外功より内功に近いだろう。うつ伏せで站樁功をしているようなものだ。
最初、60秒くらいが限度だったが、三日目で75秒くらいまで出来るようになってきた。筋肉痛や疲労感はなくパフォーマンスのみが上がっていっているので目論見通りではある。

さて、気になる体重の方は。デデン!

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77.2→75.9

はいきたコレ。プランク一本で行けるのでは? プランク馬鹿一代にタイトル変えよっかな。次回報告は74㎏台到達時に。

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