年明けの読書感想文 1冊目
かなり遅いですが今年もよろしくお願いします。
年明けてから読んだ本について感想書こうと思います。
いいと思ったことを書いておかないと、自分でも忘れてしまうので。
年明け2冊読んだんですけど、一度に感想書くの疲れるので一冊だけ書きます。
『神様とシンクロする方法
著:心理カウンセラーmasa』です。
行き過ぎた自己啓発とかスピリチュアルなことは苦手なんですけど、
著者の経験に共感することがあったので読んでみました。
著者の母親が鬱病になり毎日ネガティブな事を言う。
医者には「お母さんは一生治らないかもしれない」と言われ、絶望する。
介護のために仕事も辞め、コンビニでアルバイトをする日々。
バリバリ仕事をしている周りと比べてしまい辛い日々…。
というのが昔の自分のようでした。
父親が鬱病になり人が変わってしまい、
ネガティブな事をずっと言っている。
仕事をしていても遊んでいても、携帯にはネガティブな内容の連絡が来るし
家に帰れば嫌でも顔は合わせなきゃいけない。
他に頼れる人もいない。
これほど逃げ道がなく、辛いことがあるのかと毎晩泣いてました。
逃げ道がないと、何かに縋りたくなるのは経験上とても理解できます。
スピリチュアルな話でも、占いでも、宗教でも、なんでもいいから希望を持つ方法を探したいんです。
著者のmasaさんは“言霊”に希望を見出す。
“ありがとう!”“ツイてる!”とかを繰り返し唱えるあれですね。
私はこれに関してはちょっと向いてなかったです。
確かに良い言葉を口にするのは素晴らしいけども、「自分なにしてんだろ…」が勝っちゃって。
「ありがとう、と1日1000回唱えましょう。感情がこもってなくてもOK!」
と言いますが、感情がこもってなくてもOKなところが疑問です。
接客業で「ありがとうございます。」を1日に死ぬほど言ってたけど効果ありませんでした(笑)
ずっと同じことを唱えて頭の中の雑念を払うのが本当の目的なのかな、と思いました。
自分の性格的に、1000回のありがとうより、
心のこもったありがとうをその都度自分に言った方がしっくりきました。
『眠いのに仕事行ってくれるの?あ、化粧までしてくれるの?ありがとう。』
『夕飯に美味しそうなお寿司買った!おいしい〜!…あ、買ってくれてありがとう。』
『お風呂気持ちいい〜!…あ、今日も1日頑張ってくれてありがとう。この入浴剤も入れてくれてありがとね。』
みたいな。自分を客観視して、お礼を言う。
改めてやってみると、自分ってめちゃくちゃいい奴なんですよね。
美味しいご飯買ってくれるし、どうしたら私が喜んでくれるかいつも考えてるし、頑張って稼いだお金でマッサージ行かせてくれたり…
絶対に裏切らない親友はいつもここにいたんだなと。
目から鱗でした。
魂はあなたのことが大好きです。
あなたのことが大好きだからこそ、魂は「あなた自身を大切にしてほしい」と
願っています。ですから、あなたが人と比べて自分を卑下したり、自分のことで投げやりになったりすると、ガッカリしてしゅんとなってしまいます。
『神様とシンクロする方法』より
本にもこうありました。
人と比べることが癖になっている私は1日に何度も自己卑下してしまいます。
その度に、『あ、ごめん。そんなことはないよね。こいつ(私)めっちゃいい奴だもん。』
と思うようにしてから、更に自分を客観視できるようになりました。
「羨ましい!」と反射的に思ってしまうのは私の癖なのでそれをなくすのは不可能だと思います。
その代わりに、羨ましいと思った後に自分へのフォローをしていくことにしました。
カウンセリングをする際に、重い病気で苦しんでいる人にも、あえて
「何か1つでもよいので“いま、こうなってよかった。”と思えることはありますか?」とたずねます。
『神様とシンクロする方法』より
今までの人生、色んな辛いことがありました。
特に20代後半からは人生で辛いことベスト10にランクインするレベルのことが次から次へと起こり、死にたいと毎日思ってました。
今も悩みは色々あるけれど、あの時から考えれば、もう一番辛い時期は抜け出せたと思います。
辛かったけどこうなってよかったこと。
なんでしょう。
・親はいつまでも元気ではないと早い段階で悟った
・逃げ道がないことに泣きながらも強く成長した気がする
・自分の力である程度の生活はできるんだと自信になった
・死にたいと思いつつもなんとか生きる希望を見出す強さが自分にはあると思った
・なんだかんだ自分は運がいいんだなと思った
・辛いこともいつまでも続くわけではないとわかった
・人の痛みがわかる人になれた
・本をたくさん読んだ
・ためになりそうな動画をたくさん見た
・空の綺麗さに感動するようになった
・思ったことをこのnoteを書こうと思った
・苦労した人の話はおもしろいから私も年とった時にする話のネタができた
こんなにあった。
もっとあるかもしれません。
*
この間、関東にも雪が降りました。
大雪警報が出るのは4年ぶり。
4年前の1月、私は実家がなくなり一人暮らしを始めました。
心細く始まった新生活。あの時も雪が降ってました。
この4年間、心が切り裂かれそうなほど辛かったはずなのに、あっという間だった気もするのは不思議です。
「いっぱい泣いたね。でもよく頑張ってきたよね。」
自分と会話しながら人一倍感慨深く雪を見ていました。
苦しむ期間はもう終わりだよと、雪に言われてる気がして。
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