見出し画像

【私の誕生日の楽しみ】子どもたちに本を届けるブックサンタ

私は先日、12月3日に31歳の誕生日を迎えました。
また一つ年を重ねられたのは、周りの方々の支えがあってこそだと、しみじみと感じています。いつも本当にありがとうございます!

さて、私にはここ数年自分の誕生日の楽しみにしていることがあります。今年の誕生日もその楽しみを実行しました。

その楽しみとは……ブックサンタに参加すること!

私はここ数年間、自分の誕生日に書店に足を運び、子どもたちへのプレゼントとして本を選び、ブックサンタに参加するのを恒例行事にしています。

今回のnoteでは、私が自分の誕生日にブックサンタに参加する思いをシェアしたいと思います。


ブックサンタとは

ブックサンタは、NPO法人チャリティーサンタが運営する、様々な困難を抱える子どもたちに本をプレゼントするプロジェクトです。

参加方法はとてもシンプルです。ブックサンタ参加書店で子どもたちに贈りたい本を選び、レジで「ブックサンタに参加します」とお伝えして書籍代をお支払いするだけです。他にも、オンライン書店からの購入や、運営費の寄付、ボランティアとしての参加も可能です。

こうして選ばれた本は、クリスマスや誕生日、入学祝いなど、特別な機会に子どもたちの元へ届けられます。

興味をお持ちの方は、ぜひブックサンタの公式ホームページをチェックしてみてください!

参加理由①:本の力を信じているから

私は幼いころから対人コミュニケーションが苦手で、周囲の顔色を気にしすぎて言葉が出てこないことがよくありました。学校生活にはあまり馴染めず、子どものころはしんどさを感じることが多かったです。

そんな私にとって、本は心の支えでした。本を通じて、学校だけが世界ではないこと、世の中にはさまざまな社会や考え方があることを知り、心が軽くなったのを覚えています。

また、話すことが得意ではなかった私ですが、本を読むと自然と誰かと感想を共有したくなりました。そのおかげで、気が付けば同じく本好きの、大切な友人たちと出会うことができました。

大学時代には、ミステリ研究会という、主に推理小説を楽しむサークルに所属しました。そこでの読書会を通じて、否定されることなく意見を言える安心感の大切さや、自分なりの考えを伝える意義を学びました。自分にも発言する権利があるのだと実感できたことで、少しずつ言葉を発することに対する抵抗感が和らいでいきました。

こうした経験から、本には人の可能性を広げ、心を繋ぐ力があると信じています。本はただ読むだけのものではなく、読者自身の「声」を育て、他者と分かち合うきっかけをもたらしてくれるものだと思います。

本のページを開くことは、可能性の扉を開くことでもあります。子どもたちにとって、読書が素敵な経験となることを願いながら、私はブックサンタの活動に参加しています。

参加理由②:「あなたが大切だよ」と伝えたいから

これまで塾講師や学童指導員として教育に携わってきた中で、子どもたちが直面する体験の格差を痛感する場面が少なくありませんでした。誕生日のお祝い等の経験が当たり前でない子どもたちがいることに、何もできない自分をもどかしく感じることも多々ありました。

そんなとき、ブックサンタの活動を知りました。本を贈ることで「おめでとう」という気持ちを子ども届けられると感じ、すぐに参加を決めました。

クリスマスや誕生日といった特別な日に、本というプレゼントを通じて「あなたが大切だよ」という思いを伝えること。その経験は、子どもたちの自信や自己肯定感を育むきっかけになるのではないでしょうか。

おわりに

今年も私の誕生日にも書店に行き、子どもたちに贈る本を選んできました。

今回選んだのは、心が温かくなるユーモアと可愛らしさが詰まった一冊です。読んでいると自然と笑みがこぼれ、思わず「見て見て!」と誰かに共有したくなるような本で、私も時折読み返しています。

このように自分なりに子どもたちのことを考えながら本を選ぶ時間は、私が自分自身と向き合いつつ、大好きな本の力や子どもたちの可能性を信じられる、かけがえのない時間になっています。この時間は、私自身への特別な誕生日プレゼントでもあります。

あなたも一緒にブックサンタになりませんか? 子どもたちに贈る本を選ぶ時間の豊かさを、ぜひ経験してみてください。

いいなと思ったら応援しよう!

ばんどらー
気が向いたらサポートいただけるととっても嬉しいです。いただいたサポートはより面白いnoteを書くための活動費に使わせていただきます!