初めて「とんかつ」を作ってみた感想
昨日、初めて家で「とんかつ」を作ってみました。
料理は好きなのですが、毎日のコトとなると「節約・栄養・食材ロス・時短」やらの方が気になって「揚げ物を作ろう」と思うことは殆どありません。
健康も気になるし、揚げ物大変だしね~
節約もしているのでお惣菜でとんかつ・・という選択肢もないです。
ですが先日、久しぶりに朝ソーセージを焼いて出した時「わー、ソーセージだ!」と喜んでいる旦那を見て、ハッとしました。
・・・うちではソーセージがご馳走になってしまっている。これではいけない!
家でガッツリしたメニューを作って出してあげなければ!
私は甘辛醤油でささっと焼くはずだった厚切りの豚ロース(半額シール付き)を急遽「とんかつ」として出してあげようと決意しました。
※書いていたら止まらず非常に長い文章になってしまいました・・・ここから先は流し読みでどーぞ。
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まず、とんかつの付け合わせとしてキャベツを切ろうとするが・・・
「キャベツがない!」
ということで、買い物へ走る。
キャベツはゲットしたので、他の付け合わせを考えるが中々案が出てこない。
「さっぱりしたものがいいけど、家にあるのはニンジンとピーマンと玉ねぎくらいか」
あてもなくニンジンのソテーとピーマンのチーズ焼きを作ってみたが、どちらもちょっとコッテリしてたかなと後悔。
「付け合わせをちゃんと考えてから買い物へ行くべきだった・・・」
反省しつつ、次はキャベツの千切り。
「豚ロース肉は筋を切って、叩くらしいけど、あまり手で触れたくないな。」
・・・・・
「でもやるしか無い!」
肉はヌメヌメしていて、触るのは苦手。
「あーゴム手袋すれば良かった」
後悔ばかり。
「で、塩胡椒して小麦粉して卵液につけてパン粉につける・・・って工程多すぎじゃない?」
普通の炒め物だったら材料はそのままフライパンに放り込まれるだけ。
だが、この「とんかつ」は5つの材料を身にまとわないといけないらしい。
「5つも・・・過保護過ぎでしょ。」
時短法を考えるが思いつかず、塩胡椒・小麦粉はまな板で付けるとして、仕方なく2つのバットを用意して、それぞれに卵を割り入れ、パン粉を入れる。
よし、では塩胡椒して小麦粉を付けて、卵液に付けてパン粉をつけて。
「わー、卵液が垂れた!パン粉が舞い散った!」
後の掃除が大変だ・・・と悲しくなりながらベトベトの手なので続ける。
「パン粉は剥がれやすいので手でしっかり押さえつけて・・・よし、ようやく種が完成した。」
「では、油を鍋に入れて・・・え、こんなに入れるの?」(鍋にどんどん吸い込まれる油)
「もういいかな、もういいかな?」
「でも、これじゃ揚げ焼きになってしまう涙」(ようやく鍋に5cm程の油が入った)
もう私のストレスは最高潮。
鍋に大量に注がれた油をみて呆然と立ち尽くす。
「揚げ物ってこんなに油使うんだ。見ているだけで胸焼けが・・そして油の処理どうしよう・・・」
バクバクする心臓と戦いながら、着火。(なぜか私の怒りも🔥)
鍋が高温になってきたのを知らせるタイマー。
「よし!入れるぞ!」(肉をそろりそろりと入れ)
「わー怖い!」(手を急に離す!)
(肉は海へダイブ。鍋からパン粉と油の飛沫が飛び出す)
「キャー❗️」
・・・きっと勇気ある人だったら、こんな失態にはならないのだろう。
私は揚げ油と真っ向から向き合う勇気がなかった事を恥じた。
そして油の舞い散るコンロを見つめてまた呆然。
「もうヘトヘトだよ・・・」
一定時間揚げて、長い菜箸のなるべく柄の方を持って上下を返す。。
「上手く返した、良かった!」
そうして揚げ上がり。また長い菜箸のなるべく柄の方を持って鍋からとんかつを引き揚げる。
「で、出来た・・・!涙」
「あ、もう一個あるんだ。またやらなきゃいけない涙」
そんなこんなで精神的にみ肉体的にもボロボロになって、なんとかとんかつ2枚揚げきりました。
「もう・・・一生やりたくない。」
それから旦那帰宅。
一口食べて「美味しい」と絶賛。
私も揚げたての揚げ物の美味しさに驚き。
「あー大変だったけど、また・・・縁があったらやろっかな。」
飛び散った油やパン粉、油でベトベトになったコンロと油の沢山入った鍋見つめ、疲れ切った頭でそう思いました。
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・・・・ということで私の感想。
「家でとんかつを揚げて食卓にだすのはとても大変」
ということが分かりました。
昔は普通に家でコロッケ揚げたり、唐揚げ揚げたりしてたと思うのですが、あれってものすごーく大変なことだったのですね。
本当にありがとう、お母さん・・・
ということで、次に活かすべく自分なりに「とんかつを作るための10箇条」を考えてみました。
第一に「厚切り豚ロース肉があること」
第二に「キャベツがあること」
第三に「サッパリとした付け合わせを考えること」
第四に「豚ロース肉に触れる覚悟をもつことorゴム手袋を用意すること」
第五に「小麦粉・卵・パン粉をつける入れ物を用意すること」
第六に「惜しみなく油を鍋に注ぐ潔さをもつこと」
第七に「揚げ物をする元気と勇気があること」
第八に「油の処理をする真面目さがあること」
第九に「全て終わった後、沢山の洗い物をする持続力があること」
第十に「飛び散った油を拭いたり、飛び散ったパン粉や垂れた卵液を拭く気力をもつこと」
今後とんかつを作る時、私はこれを見て覚悟を決めてから作るようにしたいと思います涙
思いの外大変だったので、勢い余ってこんな長文になってしまいました涙
こんな長い文章を読んでくださり、本当にどうもありがとうございます!