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子育てに手がかかる時期、自己研鑽できないことにあせらなくて良いんじゃない?

はじめに

これは子育てエンジニア Advent Calendar2021 3日目の記事だ。参加は今回で3回目。その分、子どもたちと私達夫婦の間のバランスも変わってきた。だからこそ見えてきたことから、今回の記事を書く。

この記事を読んでほしい人は、子育てが始まってからというものの「自分の時間がとれない」「自己研鑽できない」という悩みを持っている人、そしてその悩みから焦りを感じている人だ。

先に結論を言ってしまうと、子育てで忙しい時期に無理やり時間を作る必要はない。焦る必要はない。なぜなら、一度は消滅してしまった自分の時間はやがてやってくるからだ。

次項より、私の体験を通してその結論に至った理由を解説していく。

小二、年長、幼少クラスの三人

子どもたちの年齢および学年は、当然のことながら昨年よりひとつインクリメントした。三人の子どもを育てるというのはそれなりに大変で、てんでばらばらに動き回る子どもたちを追いかけることに疲れた妻とは、よく「我が家の三体問題だ・・・」なんてことを話している。

長女は小二。公立の小学校にもDXの波が押し寄せ、社会科見学のレポートをGoogle Slidesで作成したり、宿題は生徒全員に配布されるChrome Bookで取り組んだりと自然にデジタルと触れる機会が増えてきた。そして、しばらくお休みしていたバレエのレッスンにまた通いだした。

長男は年長。すっかりサッカーが好きになり、毎週日曜は朝からサッカーのレッスンに通っている。インドア派の夫婦から、まさかサッカーにハマる子どもが生まれてくるとは・・・と、夫婦でしみじみと驚いている。先日はついに家系ラーメンを一人前平らげた。

二男は幼少(年少のひとつ前)。三人の中でいちばん独立心が旺盛で、父や母がいなくてもあまり気にしないタイプだったが、ここにきてママ期がやってきている。上の二人も三歳のときはそうだったから、そういうものなのだろう。家にあるおもちゃは全部自分のものだと思っている。

減った時間

前述のように、長男が毎週サッカーのレッスンに行くようになった。毎週、日曜の午前はロックされている。
また、全員がおなじ幼稚園に通っていたときは行事は同じ日にまとまっていたが、長女:小学校、長男・二男:幼稚園となったことで行事の日は単純に増えた。(長女は去年から小学生だったが、去年はコロナ禍の影響で消滅した行事が多かった)

増えた時間

一方で、増えた時間もある。まず、寝かしつけの時間が減った。なんと、子どもたち三人で寝るようになったのだ。たまに寂しくなって「一緒に寝て」といってくるが、ウィークデーはだいたい自分たちで寝ている。(驚くことに、三歳児も。)

また、長女が「宿題」を抱えるようになったため、四六時中「遊んでー」ではなく黙々と宿題をする時間が生まれた。

こういった時間を活用して、読書などのインプットをすることが去年より格段に増えた。(子どもが宿題している横で読書する、というのはなかなかよいものだ)

時間の使い方がうまくなった自分

このようにして、以前より自由に使える時間は増えた。
そして、その時間を有効活用できるようになったのはタイムマネジメント能力が向上したからだ、と考えている。

子どもが宿題をしている時間など、長くても30分程度だ。「なにやろうかな」なんて悩んでいるとあっという間に過ぎてしまう。だから、事前に「時間があいたら何をやろう」ということを考えておく必要がある。これを習慣化しておけば、突発的に時間が発生しても対応できるというものだ。

子育てに手がかかる時期、自己研鑽できないことにあせらなくて良いんじゃない?

いざ時間ができたときのために、自分が何をやりたいのか、何が高い優先度なのかは言語化しておくとよいだろう。(私はNotionでカンバンを作って管理している)

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こんな感じだ。(自分だけにわかればよい書き方をしているので、何が何やらだろうが・・・)

在宅勤務になってから、家族と過ごす時間は圧倒的に増えた。その中で育まれた時間から、逆説的にこれまでどれほどの時間、家族といられた機会を逃してきたのだろうという逡巡も生まれた。今は「焦らないで、いつか時間がくるから」とか言ってる自分自身も、渦中では焦りがあった。

結局は自分でどう選択するか次第だ。自己研鑽するべきだ、と判断するならそれでも全然いいとおもう(もちろん家庭内でコンセンサスをとっている必要はある)。
けれども、内発的動機ではなく、焦りやこれまでの慣習から「自己研鑽しなくては」と思っているのであれば、焦る必要はない。

いまはどんなに時間がとれなくても、あせらなくてよい。精一杯、子供と向き合うといい。なぜなら、一度は消滅してしまった自分の時間はやがてやってくるからだ。
一方で、子供が初めて寝返りをした日、立ち上がった日、歩き出した日、初めて「ママ、パパ」と口にする日は二度とはやってこない。

あなたの選択が、あなたの、そしてご家族にとっての最良の選択でありますように。

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