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【エンジニアのサマソニ】DevLOVE X Day2 Report

2日目が始まる

おびただしい量のおやつを取り囲む、おびただしい量のお茶。
スポンサー資料を束ねる作業がアジャイルに改善されていくなど、準備も楽しいdevlovex。今日も始まります。

Day2 1-A  寺田 佳央 技術に対する愛が人生を大きく変える !!

# 寺田さん
- Javaの神
- 日本で2人目のJava Champion
- 高校生の頃、英語は苦手だった。赤点をとっていた
 - 新しい情報、技術を身につける上で英語はとてつもなく重要。
 - 昔から得意だったわけではない
# 学生時代
- 大学時代は遊びすぎた
 - 一流(一留)の人間になった
 - 友人の一言。一回の授業の金額がどれだけかかるか
 - その一言をきっかけに変わってきた
- パソコンを頑張ろう
 - 最初は何もわからなかった
 - すこしづつわかっていく楽しさ
 - インターネットとの出会い
- 大学3年で変わった
 - 人並みにわかるように、くらいの気持ちだった
 - Javaとの出会い
 - 「これは僕にあう!」
 - 大学院に行きたい、といったが誰も本気を信じてくれなかった
   - 親は信じてくれた
   - 協力してくれる先生もいた
     - 産総研
     - レベルがめちゃめちゃ高い
# 社会へ
- FUJISOFT
- Sun microsystems
 - 憧れの会社だった
# 伝えたいこと
- いつからでも遅くない!!人間変わろうと思えばいつでも変われる

# Sun
- Pre Salesだった
 - GlassFish
   - 営業との温度差
   - ここからEvangelistが始まった

# JJUGデビュー
- 1人目Javaチャンピオン さくらばさん
- 9割寝た

# 伝説の謝罪会見
- 当時のIT業界におけるJavaに対する印象
 - Javaは終わった、とまで言われていた
 - 即答できなかった
- デブサミ
 - 何を言っても信じてもらえないのでは?
 - 表情にも悲壮感
   - 謝罪会見呼ばわりされる
- 覚悟を決める
 - 何があっても自分が矢面に立つ!
 - そこにあるのはJavaへの愛だけだった!!

# JavaOneJP
- 本番前日に39.7℃
- 午前のリハをキャンセルして午後に現地へ駆けつけ
- 取締役が驚くほどの大成功
- #てらだよしおがんばれ の誕生!

# それから5年
- 強い日本のJavaコミュニティに戻った
- Javaが元気になった

# Java20周年記念イベント
- 寺田さんにとっての節目
- Oracleの同僚はとても良い方ばかりでした!!

# MSへ
- 僕へWindowsのことは聞かないで!!
- 以前はMSだけはない、と思ってた。
- 新しいMicrosoftを1から作るのがおもしろそう、とおもいMSへジョイン

# MS1年目
- 成果が出せない焦り
- できないことを焦るのではなくできることからやっていく
- 誰もJava案件を持ってきてくれない
 - 自分で案件作ろう!!

# 伝えたいこと
- 過去の栄光にしがみついてはいけない
 - 少なくとも、それではマイクロソフトで生き残っていけない

# チャレンジ
- 日本MS初のアドボケート
- Java ChampionとしてOisix ra daichiの技術顧問に就任

# さいごに
- 正直10年先のことはわからない
- 今置かれている状況で最大限頑張る!
- 誰にも期待されていなかった、勉強ができなかった子どもでも変われた
- 自分自身で変わろうとおもえば、絶対に変われる!
- 未来は明日からではなく、今日からはじまる

2日目の1発目、寺田さんのセッションはとても感動的だったし前に進む勇気をもらえる話だった。友人の言葉で目を覚まし、Javaへの愛で突き進む寺田さん。かっこいい。

Day2 2-B とみた ちひろ 生命の営みに触れるべき次の10年のために開発者に伝えたいこと

京都府和束町。

# ポリシー
- できるだけゆるやかにお過ごしください
- 適当にさえぎって発言してください

# 住んでいるところ
- 京都府相楽郡和束町
 - 宇治茶の半分を精算
 - 山という山が茶畑になっている

# 10年前
- ひよっこフリーランスデザイナー

# 5年前
- 秋葉ちひろ
- いろいろなインターフェイスに挑戦
- 本を執筆
- 業務アプリのデザイン
- 2013年デブサミに登壇
- 2013年でDevLOVE甲子園MVP
 - その縁でギルドワークスのwebをデザイン

# なう
- 地球をたいせつにおもうデザイナー
- アップサイクリスト
 - 不要物でのアート
   - 着物からリメイクしたり。
- さすらいのデザイナー
 - devlove.link

# これからの10年
## 生命の営み
- 衣食住
- 自分たちで生きていく力
- 危機にさらされる社会システム 
## 老後
- 老後の2000万を貯めるか?自給できる土地・スキルを身につけるか?
 - 足るを知る
## 未来
- 地球はあるのか?
- ドローンでの農薬散布
- 便利とは?

## 田舎暮らしのすすめ
- 和束町にはチェーン店がない
- 不便さを楽しむ 心の豊かさ
- 生活費はたかだか10万円くらいにおさまる
- 都会の不便さ≠田舎の不便さ
 - 自給する食
   - 田んぼは一家に一枚
   - 畑も一家に一枚
- 守る田舎,成長する都会
 - まだ成長するの?
- 田舎でも、モノは溢れている。空き家、動産…

## 環境
- SDGsは抽象的すぎるんじゃないか?
- 種の問題
- Society5.0
 - 見かけだけかっこよくても意味がない
- 悲しみのメガソーラー
- SDGsに追加したいこと
 - 捨てる責任
 - 地球に還元する責任
   - ソフトウェア開発は、ここを気にしなくてよいという意味では楽
 - 正しいものを正しくつくる

いわゆるエンジニアリングとはだいぶ距離がある、異色のセッション。
「本当に成長し続けることは必要なの?」という問いかけがグサっとくる。
エンジニアリングの力を信じるからこそそういう問いは重要だし、すでに顕在化している環境問題とは向き合わなければいけない、と感じさせてくれるセッションだった。

「見かけだけかっこよくても意味がない」

Day2 3-A Stefan Nuesperling&Arnab Gupta ニッポンが必要としているアジャイルリーダーシップとは何か?

28のプラクティス

マネジメント3.0

ムービングモチベーターズ。私は好奇心、ゴール、権力。次点で熟達。
隣の方は好奇心、需要、関係性だった。

# WARM UP EXCERCISE
- 仕事であなたを幸せにするものはなんですか?
 - (隣の人とワーク)
 - ポジティブなフィードバック
 - 垣根を超えて意識が揃ったとき

# Guptaさん
## この10年のジャーニー
- イノベーションに関わることを期待していたができなかった
- 次の職場で、イノベーションはテクノロジーに限らないと知った
- 会社のレッテル/ブランドがない怖さと、好きなだけ自由に学べる良さ
 - 会社には見えない壁、天井がある
- 企業にいたときと全く違うオーナーシップ
- リーンスタートアップと出会う

## 気づいたこと
1. 仕事が人間臭くなっている
1. コミュニケーション、コラボレーションなしでいいものは作れない
1. それに伴い、自分をもっと良く知ることがとても重要
- ハード/ソフトスキルの先にはアジャイルリーダーシップ?
- これからの目的は
 - 学習する組織を作る
 - 自律的組織
- 世の中は急速な複雑化
- Agileリーダーシップ

## The Future
- みんなと一緒に先端を走りたい

# Stefanさん
## 自分自身
- 開発ではなくマネージメントがメイン
- ウィスキー、サッカー

## Management3.0
- あなたの仕事でコミュニティが利益をエられている限りは、あなたはやりたいようにやってよい。それがManagement 3.0
- コミュニティでは全員が成功の貢献に責任を負い、ごく少数の人が全体に責任をもっている
- Management3.0は人ではなくシステムをマネジメントする
- 28のプラクティス
### 歩み
- 2008年 誕生
- 2011年 ヨーロッパで最初のワークショップ
- 2012年 チェンジ・マネジメント3.0 出版
- 2013年 日本で最初のワークショップを開催
- 2015年 日本で最初のファシリテーター誕生
- 2016年 Management for Happiness 出版
- 2017年 東京で最初の2日間のワークショップを開催
- ...

### 事例
- セレブレーショングリッド
 - 学習に焦点を当てるモデルと振り返りのツール
   - ふりかえりがやりやすくなった
   - 失敗しても良いんだよ。実験はたくさんしよう。という意識を植え付けられる。文化を作れる。
- メリットマネー
 - 感謝の気持ちをポイントとともに相手に贈るピアボーナスシステム
- Attuned
 - ムービング・モチベーターズのようなソフト

### これから
- さまざまなワークショップなどやっていく。気軽に参加してほしい

参加型で楽しくあっという間の40分。ハピネスドアでのフィードバックがあるのもよかった。

Day2 4-E 岡 大勝 もう「効率化」なんてゴミ箱に捨ててしまおう
~情報時代を生きるための価値観を知る~

岡さんの25年をふりかえり

テクノロジーの25年をふりかえり

250年前までさかのぼり

25万年前まで遡ると、もうウォーターフォールとかアジャイルとかどうでもよくなる、と。なんとスケールがでかいんだ笑

# 経歴
## ここ25年
- 1994年 社会人
- 2003年 ZEN ARCHITECTS
- 2013年 日本のトップITアーキテクトに選出
- 2019年 ZOZOテクノロジーズ
- この25年を振り返ると技術の変化が大きかった
## ここ250年
- 産業革命は250年前
- ウォーターフォールは1970年。実はけっこう最近できた
- 250年のスケールで考えるとだいたい最近の出来事
## ここ250000年
- もっと振り返る。250000年前
- 150000年前 認知革命
- 70000年前 認知革命
# で、
- ここまでふりかえると、ウォーターフォールとかアジャイルとかどうでもよくなる

# 人類が経験してきた革命
- 認知革命(70,000年前)
- 農業革命(12,000年前)
- 産業革命(   250年前)
- 今は、情報革命真っ只中

# 人類
## 知
- 経験や未知の概念を「受け継ぐこと」ができる能力
- 動物や、他の人類はこの能力を持たなかった
## 想像
- 未来が想像できてしまう
- その分、リスクを回避する修正が身につく
## 工夫
- 毎年、毎年、「もっと暮らしやすく」と工夫した
## 感謝
- 特別な能力を持つ者は、皆に貢献した。

# 産業革命
## 得た知見
1. エネルギーを他のエネルギーに変換可能である
1. パイプラインによって大量生産と大量供給が可能である
## 露見した欠点
1. 工夫は得意だが新しい発想は苦手
  - 火薬の発明から動力への変換まで500年
  - アインシュタインがE=mc2を発見してから実用化まで、たった40年。見つけたら速い。
## パイプライン化の功罪
- 「分業の流れ作業」は「概念の共有」の喪失につながる。人類の得意を封じている
 - 人間じゃなくてもいいようなことをやっている

# 情報革命
## 歴史
- 1995年 インターネット民主化 使用者は1,600万人
- 201943億人がインターネットに接続し34億人がSNSでつながっている
 - 無数の「地球規模のフラットなコミュニティ」が形成
## 何が起きている?
- オープンイノベーション
 - 貢献に基づいた価値で活動している
 - お互いに影響を与えあいながら(「知」の交換)
 - みんなで一緒に(Work Together)未来をつくっている
## 人類の歴史に共通してきた価値観
- Openness + Contribution
 - 知の共有による進歩
 - 貢献し、感謝される生活
## なぜ起こった?
- 情報パイプラインの完成
- 流通対象の質量の劇的な低下
 - 流通オーバーヘッドが限りなくゼロ
 - この価値観の転換をシステムアーキテクチャの設計に活かせるんじゃないのか? -> NoOps

# 人は本質的には、何も変わっていない
- ハードは変わっていない。ソフトウェア(知)が継承され変化してきた
- 人類は「イノベーションのジレンマ」そのもの
- Work Together「共に働く」
  - ドラッカー
  - 野中郁次郎(SECIモデル)
  - アジャイルマニフェスト

# 情報時代の「正しさ」とは?
- 絶対的な正しさなんて存在しない
- コンテキストによって正しさは変わる
- 共創が大切。共に働いているか?共に創っているか?
- さあ、共に歩もう。

絶対的な正しさなんて存在しない、コンテキストによって正しさは変わる。
共創が大切。共に働いているか?共に創っているか?
さあ、共に歩もう。

力強いメッセージだ。

Day2 5-X 実行委員会 ワークショップ

セッションがいったん中断し、参加者全員が参加するワークショップ。すごい人数だ。

参加者たちがこれまでの10年、これからの10年を考えるワークショップ。

わたしのもの。
近くの人と共有タイムでは、忙しさだったりレガシーさだったりと向き合って、チーム作りなどしていきたい、つまり「共創」していきたいというような話が異口同音に出てきていた。

この大人数でのワーク、運営の力量あっての賜物。すごいぞdevlovex運営。

Day2 6-E 平鍋 健児 チームの場づくりファシリテーション5原則

YAMAHAのカンバン。ウォーターフォールだけど可視化されている。

# 歩み
- 福井出身
- 福井に帰ったタイミングで、人との関わりを大切にするようになった
# アジャイル
## レフトウィング
- ソーシャルプラクティス
## ライトウィング
- 技術プラクティス
## 今日の話
- レフトウィングについて話す
# ファシリテーション
## そこにたどりつくまで
- 朝会が好き。大好き。
- 2004年当時
 - アジャイルは日本の受託開発でできるのか?
   - "ステルスアジャイル"
- 一時期、アジャイルを諦めていた
 - 当時(2004年)は不吉な言葉
 - ウォーターフォールの否定が軋轢を産む
- 「今の仕事を今よりうまくする」プラクティスたち
 - プロジェクトファシリテーション(2004)
 - ポモドーロ・テクニック(2009)
 - Kanban(2010)
## チームの見える化
- 野球のスコアボードは見える化/透明性の良い見本
 - 「最新の正の情報」が「一箇所」に「大きく」書かれていて、「両チーム」の「メンバー」、「審判」、「観客」がみている。「次の行動」を誘発する。
 - エンジニアの現場だと、これがなかなか可視化されていない
- タスクかんばん
 - フォーマットは徐々にカイゼン
 - 子どもの夏休みの宿題を、かんばんでやった。
 - 見える化することによって、進みが悪いものを周囲が助ける行動のきっかけになる
 - 顧客がわかる言葉で可視化する
- ベスト・プラクティスはチームが産む
 - 「アジャイルの会社標準をつくってくれ」と言われるが、やめてくれといっている
   - やってみてうまくいったことをやる、それこそアジャイル
- チームには「いまここ性」が大事。英語で "Here, Now"
- 小さくチームに貢献する喜び
 - ポータブルかんばん
- バーンダウン
 - 自動生成のものは心に響かない
 - 朝会で手動で行うと、問題が起きたときにスルーしがたい空気が生まれる
- 朝会
- ふりかえり
 - KPT
 - 昔はファシリテーションという言葉が知られていなかった
## 事例
- 佐賀県
 - 日本で一番パスポート発行が短い
 - かんばんパワー
- ヴァル研

# 5原則
- 見える化
- リズム
- 名前付け
 - 気づきをキャッチしやすくする
- 問題対私たち
- カイゼン
 - 来週確実にできる小さいことからやる

# 最近おもっていること
## 昔正しいと思っていたこと
- 目標を立てて、それを達成する
- 人生の目的を持つ
- 意欲をもって仕事に取り組む
- 好きなことを仕事にする
- 7つの習慣など
## 今おもっていること
- ↑を突き詰めると辛くない?
- 燃え尽き、中年危機を助長?
- 一生懸命、充実しようとしているか?
- 本当に人生が楽しいか?
- 本当に多くの人を幸せにするか?
- よろこびのありかは?
- 努力と結果は別物
- ...
## 哲学と思想
- 西洋ではマインドフルネス。しかし日本の仏教として本来、マインドレスネスでなければならないのではないか
- 自分を追い詰めすぎてはいけない
- 人の人生に、人の命にどれだけ自分が多く添えるか

日本のアジャイル黎明期を支えた平鍋さんの話は洗練されていて、どのスライドも教科書にのせたいくらいの威力があった。

さきほどのワークショップ、平鍋さんもやられていたようだ。自分と世界が融け合う世界観。

Day2 7-E 和田 卓人 テスト駆動開発ライブ - 10年以上ライブコーディングを続けてたどり着いた境地とこれから

# やること
- FizzBuzzをTDDで
- 大事なところはテスト容易性を高めて
- Red-Green-Refactoring

# ライブコーディング
1. テスト名を決める
  1. テスト対象に対して11
1. 失敗するテストを書く
  1. テストメソッド名で何をテストするかわかるように
  1. テストは下から書く。ゴールから書くことでブレなくなる
  1. TODOを明確化、詳細化していく
  1. コンパイラに怒られながらクラスやメソッドを追加していく
  1. 晴れて期待通りに失敗!
1. 目的のコードを書く
  1. 最短で目的を達成するコードを書く
     1. return "1";
     1. 正気か!?というようなものをまず実装
     1. ここでレッドになるようならテストコードに間違いがあるはず。なのであえてこういった実装をする
     1. テストコードのテストはプロダクトコードで実施する
  1. リファクタリング
  1. テストケースの追加
  1. 失敗
  1. リファクタリング
  1. 成功
1. リファクタリングのタイミング
  1. 2アウトか3アウトか(重複の除去)
  1. テストが失敗しているときはリファクタリングしてはいけない
  1. 複雑なリファクタリングも小さいリファクタリングに分割することで簡単に実施できる
  1. 先にリファクタリングをするためにあえてひどいコードを書いて、グリーンにしてからちゃんと実装する
1. アンチパターン
  1. アサーションを複数保有するようなテストケース。何が失敗しているのかわからなくなる
  1. テストごとにアサーションは1個であることが望ましい
1. テストの失敗
  1. TDDでは、テストの失敗は悪いことではなく良いこと
1. 歩幅
  1. テスト→仮実装→三角測量→実装
  1. テスト→仮実装→実装
  1. テスト→明白な実装
1. テストの情報量
  1. 仕様を表すものになっているか?
  1. ここの情報量が不十分だとプロダクトコードを見にいくことになる
  1. 同質なテストはクラス化する。テスト自体のリファクタリング
  1. リファクタリングでToDoリストに近づいていく
  1. 構造化することで不要なテストが見えてくる

## JUnit
- JUnit5の場合、Nestするテストは@nestをつける
- @displayname

## テストの構造とリファクタリング
- これから重要な要素


TDDの原則に則ったライブコーディング。真っ平らだったテストコードがリファクタリングを繰り返しながら構造化していく様は感動した。

テストがあればとにかくハッピーというわけではなく、テスト自体もレガシー化する。テストコード自体のメンテナンスも必要だということを肌で感じる、そしてテストの威力を感じるライブコーディングだった。

Day2 8-x 市谷 聡啓 我々はどこまでいっても、ぼっちだ。それでも、ともに。進んでいく。

なんと「正しいものを正しくつくる」、重版が決定したとのこと!素敵な発表から、クロージングは始まった。

# 竹本さん
- もうひとりのdevloveファウンダー
# 市谷さん
- webを参照
- 正しいものを正しくつくる
 - 重版決定!
# devlove
## 規模
- 2人から6000人へ
## なぜ作ったか
- SIer
- 隣のチームはおろか、隣の人が何をやっているかもよくわからない
- 塹壕の中を越境してできたコミュニティが原点
## 10年
### ソフトウェア開発
- SoR, SoE
- 子ども写真共有アプリ、RPA、仮想通貨…
- 「ソフトウェア開発」の幅が広がった
### 現場
- タスクボード、朝会、ふりかえりに許可がいる現場
- フルリモートワーク・複業チーム
- 振れ幅が大きい
### デスマーチ
- 10年前はおなじみだった
- 「人材流動性」が鮮烈だった
- SIerからサービスへ、という転身はとんでもない越境だった
### 多様化
- 自分で自分のあり方を決められる時代
 - プロダクトの文脈の個別化
 - 働き方の選択の多様化
### 自分の意思
- 越境にルールはない。組織の中でも外でも。
## 越境
### 越境するということ
- 状況を変えるためにこれまで置いてきた前提や役割を自ら超えていく行動のこと
- 孤独。最初の一歩は自分ひとり。
- ぼっちであることは越境している証でもある

### 課題
- 越境していく中で課題とぶつかることがある。
 - 正しい/間違っているの二元論
   - 例えばリモートワーク
- 多様性の広がり
 - 音楽性の違い
 - 組める/組めない
- 組める/組めないだけでは世界が狭くなる
 - 組めなくても共存できる社会性の保存
   - 共在
     - 気質の尊重
       - われわれは何者なのか?
     - 感性のまなざし
       - 自分自身の視点からの越境
     - 脱構築
       - 二項対立からの脱却。アウフヘーベン
       - 各自頑張れ、でよい
     - 経験学習
       - ハンガーフライト
## 越境者は境界に佇む
### コミュニティ
- 佇む人々が出会うための場。理由。約束。
- 我々は、異なる人間、現場、文脈から学ぶことができる
### 学び続ける
- 出会い、別れ、学びを続ける
- どこまで行ってもぼっち
- それでも、ともに。
- 進んでいける。

登壇者、スポンサー、運営、そしてここにいるすべての人に感謝が述べられ、感動的に幕を閉じた。そもそもの事の起こりだった、市谷さんにも最大限の感謝を送りたい。

次の10年へ向けて

刺激的で勉強になり、感動的な2日間だった。
エンジニアコミュニティdevlove10周年、おめでとうございました。

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