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XP祭り2020でXP祭り初参加&初登壇(x2)を経験した話 #xpjug

はじめに:これは雑記です

個別のセッションのまとめや感想ではなく、全体を通して私が感じたことなどをつれつれと書いたものです。

その「祭り」は20年近く続いている

「XP祭りに参加しようと思ってます。」
所属する会社で登壇について相談すると、
「XPかー、昔白い表紙の奴読んだよ。」と返ってきた。
XPというものの歴史の深さを感じさせる。

そして、そのXPを軸としたカンファレンス、XP祭り自体もかなりの歴史を誇る。

存在自体は知っていたのだけれども、これまではなかなか足が向かなかった。
XPそんなに詳しくないし、場違いだったらどうしよう…
会場遠いな…

そんなためらいを、今回はなぜ突破していったのか。
リモートで参加のハードルが下がったというのは大きい。また、昨年のコンテンツを見て自分の同世代が気を吐いていることがわかった、というのもある。

そして、参加するなら話す側も経験したい。そう思い、3つプロポーザルを出した。
ありがたいことに2つの枠で話す機会をいただいた。(採択されなかったOKR運用2年目の話については、またどこかで話したい)

いざ準備を始めると「うオー同じ日に2回、別な話をするなんて正気じゃないぜー」という気持ちになった。資料作成が大変なのだ。

なんやかんやで資料も作り終え、XP祭りのdiscordが徐々に熱を帯びていくのを眺めながら、ついに当日を迎えた。

オープニング

「真面目すぎる」なんてコメントされていたオープニングだが、初参加の、そしてXPなんぞやということをよく知らない自分にはとてもありがたいオープニングだった。
たぶん長年XP祭りに参加している人には自明の話なんだろうけど、こういう原点の話をしてもらえるか、というのはエントリー層にはとても大切。

基調講演

富士通の神部さんによる基調講演は、素晴らしかった。XPやアジャイルの黎明期から今まで活動し続けているからこそのリアルな話に、参加者は全員身悶えしていたのではないか。

葛飾はテストの街らしい

自分の登壇直前だったこともありnoteは書けてないが、13時からは「テストの街葛飾」の話を聞いていた。モブ設計、テストを新卒に叩き込むべく終日研修を行う…自分の活動と重なる部分があり、一方的に強いシンパシーを感じていた。

エクストリームさの権化

「初参加で初登壇、それも2つなんて、私はけっこうエクストリームなんじゃないの?」

そんな鼻っ柱は、原田騎郎さんの手によりポッキリ折られることになる。

そう、自転車漕ぎながら登壇してるのだ。

これにはド肝を抜かれた。ド肝抜かれすぎて話が頭に入ってこない人が多数いたようだ。うーんエクストリーム。

登壇x2

14時からの「チームの透明性と心理的安全性」は、Zoomの参加人数を見ている限りピーク時には110名を超える方に参加いただいていた。

そして16時からの「ボトムアップふりかえり」はピークで60名ほどだったか。

事前に、社内のメンバーを前にしてリハを行いフィードバックをもらったおかげか、個人的にはとてもよい感じで話せた。

オーディエンスのリアクションがよいのも話しやすいポイントで、これが長年続いているカンファレンスの強みかーと感じた。

特にふりかえりの方はインタラクティブ度が高かった。

このやり取りは、ほんと想定外すぎる答えが返ってきて焦った。でもそれがライブのよさ。

LT,クロージング

LT大会は音声トラブルなのかなんなのか、なかなか始まらなかった。

ただ黙って見ているのではなく話しながら場をキープし続ける運営、ほんとうにすごかった。

そしていざ始まると、どのLTも濃い。これ普通のセッションだよね?レベルの濃さが続く。すごいぞXP祭り。

最後のクロージングも、個人的にはとても印象的だった。一人ひとりのスタッフが話す。拍手が起こる。このリレーはなんだかとっても感動的だった。

discordとzoomを縦横無尽に行き来するこのカンファレンスは、オンラインであることが嘘のように盛り上がっていた。でも、その体験が生まれたのは、それを支えてくれた人たちがいたからだ。

本当にありがとうございます。

懇親会、そして…

夕食を家族と摂り、ビールを調達して、ちょっと遅れて懇親会に参加。
初参加ゆえ、なかなかどう入っていこうか迷った。迷ったが、飛び込むと暖かく迎えてくれた。

一時間くらい談笑し、なんとなく場に慣れてきたころそれは起こった。

vivaさん「ワークショップの裏で聞けなかったから、心理的安全性の話またやってください」
私「いいですよーぜひぜひ。(来月あたりかなー)」
vivaさん「21:00とか21:30とか
私「!!!!????」

かくして、したたかビールを飲んで油断仕切ったところに、まさかの再演が決まった。

「あー、まさか1日に2回話すとは」とつぶやくと、さとりゅーさんがすかさず「3回目ですよ」と突っ込んでくれた。そうだもう2回話してんじゃん。

ありがたいことに再演を聴いてくれる方は何人かいて、少人数ゆえに終わったあとに活発な議論ができた。
そこで新しくきづいたこととかあって、(いろいろ1on1が起点になってた、透明性の課題としてなぜそれらに着目したかというと自身の経験からだった、など)本当にやってよかった。

なお、完全に酔いが覚めたので終わったあとすぐコンビニにビールの追加インスタンスを仕入れにいった。

その後も懇親会はとても楽しかったのだが、すっかり朝型生活になれてしまい体が辛くなってきたため、11時ころ離脱した。

少しはエクストリームになれたかな

今朝はいつもより少し遅い7時くらいに起床。朝食を摂り、散歩しながら昨日の余韻を反芻していた。

基調講演はじめ、とにかく学びが多かった。

そして自分の講演でさえも、聞いてくださってる方とのインタラクティブなやり取りの中から様々な学びがあった。夜のまさかの再演もしかり。

9/19、バーチャル空間でつながったあのXP祭りという場は、間違いなく全体でSwarmingしていた。すごいことだ。

あの体験を通して、少しエクストリームに慣れた気がする。XP祭り、ありがとうございます。

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