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変化に対して閉じてしまうとき

Agile Advent Calendar 2024 21日目は、「無知の知」の観点で書こうと思います。

様々な知見に触れ、資料を読み漁り、自分の現場でそれを試す中で無数に失敗をかさね、どうにかこうにか「うまくやれているね、僕たち」という境地に達したとき。
「せっかくうまくいっているんだから、ここからあまりやり方を変えたくないな」という気持ちが湧いてきたりします。

自分たちのやり方に対して「なんでそんなやり方しているかわからない。意味ないじゃん」と言われたとき。わかってないのはそっちだろ、という言葉が喉元までせり上がってきます。

まだ自分たちが試していないような斬新な方法論に出会ったとき。「うーん、僕たちにはnot for meだな。面白いとおもうけど、やりすぎじゃない?」なんてうそぶいたりします。

今の自分たちを保ちたい気持ち。自分たちのあり方は正しいと信じたい気持ち。変化に対して閉じている気持ち。
こういった不快感にも似た感情は、知らないことや状態への不安、自分では通過したと思っている考え方への反発などから生まれてきます。
そういったものに対して「そんなのありえない」と捉えるのではなく、「今の自分にはない考え方かもしれない、耳を傾けよう」と向き合う姿勢こそが、終わりなき変化へと私たちを誘ってくれます。

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