余白
広大な
余白の中で
途方に暮れて
夢を見た
気がつくと
手のなかに
白い玉があった
ほい、と放れば
山なりを描く
転がりながら
小さく弾む
白い玉を
放り、転がし
止まるところまで
ついていく
いつの間にか
陽が出ていた
すると、白い玉から
音がきこえた
それからは
動くたびに
音がする
ぽっかりぽっかり
広大な
余白の中で
途方に暮れて
夢を見た
気がつくと
手のなかに
白い玉があった
ほい、と放れば
山なりを描く
転がりながら
小さく弾む
白い玉を
放り、転がし
止まるところまで
ついていく
いつの間にか
陽が出ていた
すると、白い玉から
音がきこえた
それからは
動くたびに
音がする
ぽっかりぽっかり