朝
焦茶色の麻布が
うっすら、夢見心地で
透けている
端によせても
ぼんやりしている
白い空に
陽が昇って
薄青が広がってゆく
それを、横向きに
眺めている
その頃には
鳥たちも賑やか
その声に
片仮名を探して
当ててみたり
その頃には
明るくなった部屋で
寝ぼけた文字が
同じ文を繰り返したり
一行飛ばしたり
焦茶色の麻布が
うっすら、夢見心地で
透けている
端によせても
ぼんやりしている
白い空に
陽が昇って
薄青が広がってゆく
それを、横向きに
眺めている
その頃には
鳥たちも賑やか
その声に
片仮名を探して
当ててみたり
その頃には
明るくなった部屋で
寝ぼけた文字が
同じ文を繰り返したり
一行飛ばしたり