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🟦ポーラーセミコンダクター米国資本化でさらなる成長へ
ポーラーセミコンダクターは米国投資ファンドの買収により米国企業となりました。
🟦ポーラーセミコンダクター米国資本化で製造拡張に向けた大規模投資
ポーラーセミコンダクターは、2005年にサンケン電気の子会社として誕生しました。今回アメリカの投資ファンドであるニオブララ・キャピタルとプリズム・キャピタルが過半数株式を取得したことで、米国企業としての新たなスタートを切ります。また、CHIPSプラス法に基づく最大1億2,000万ドル(約70億円)の助成金を受け、ミネソタ州ブルーミントンの半導体工場の拡張計画が進行中です。
🟦米国CHIPS法の背景と意義
2022年8月に成立した米国CHIPS法は、米国内での半導体製造を振興し、重要な技術分野での自給自足を推進するために制定されました。ポーラーセミコンダクターもこの法の支援を受け、ブルーミントン工場での生産能力を倍増し、米国内の半導体供給を安定させることを目指しています。また、親会社が日本企業であるサンケンから米国企業として再編も進み、米国の製造基盤強化に貢献することが期待されています。
🟦まとめ
ポーラーセミコンダクターは、2005年にサンケン電気の子会社として設立されましたが、今回の米国資本化されました。米国CHIPS法による助成と支援を受け、今後の拡張プロジェクト進行中です。
今回のポーラーセミコンダクターの事例は、米国政府が支援する企業に対して、米国資本であることを求めるナショナリズム的な考えが反映されているように感じますね。単なる経済的支援というだけでなく、米国の政治的なアピールとしての側面もあるのでしょう。
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