【読書日記】|問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション
「問い」をたてることに苦手意識がある。なんというか、議論が深まりそうな問いがたてられないのだ。気になることはあっても、割と大事なことの入口までしか聞けなかったり、聞き手をはっとさせるようなことが言えなかったり。よくオンラインでイベントや講座を受ける。そのとき、毎回それ自体のことだけでなく、他の人からの質問を見て悔しいと思う。特に、回答者がこれは良い問いですね。なんて言われると、くそ~と思う。眉間に少しだけ皺が寄った自分が画面に少しだけ反射している。
こういう日々の悔しいをどうにかしたくて、この本を読んだ。結果として、問いが作られるまでの過程や、その結果を知ることができた。
簡単に「問いの立て方が1日で分かる!」なんてことが分かるわけではなく、結局若干のもやもやと苦手意識は引きずっているものの、自分でもできる気がする。という感覚はある。そりゃ、うまくいった話を全く関係のないところで文字だけ読んでいればなんでもそうで、実際、意味を読んでいるというより、文字を読んでいるだけの部分もあるのかもしれない。
ただ、いけるかも、と思えて、実際にやってみようと思えていることがいいことだと思う。というか、そう信じたい。そう信じなければ、やりたくねぇ~とそっぽを向いてしまいそうだから。なにより、そういう思い込みが邪魔ものなんだと、この本を読んで学んだから。
そうそう、一度この本を読み終わって、胸を張って言えることがある。
一回だけじゃ、問いの本質を分かっていない、と。
ちゃらんぽらんな私の頭ではまだ理解しきれていないようなので、また読み直そう。
また読み返したいページ
問いの基本サイクルとデザイン手順
当事者の認識によって、問題の解釈は変化する
問題をとらえる思考法(5)哲学的思考
阻害要因の検討
目標の再設定
ワークショップデザインにおける問いの重要性
ワークショップとは経験のプロセスをデザインすること
ファシリテーターのコアスキルとは
本のこと
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761527433/