vol.132/ Social media is TOXIC?
恥ずかしながら、私はまだまだソーシャルメディアとの付き合い方に苦戦している。この記事を書いたのもちょっと前のこと、あれからFacebookは開いていない。
過去にソーシャルメディアで嫌がらせがあったわけでもないし、トラウマがあるわけでもないのだがどうも圧倒される感覚が拭えないでいる。私の中でこれらはTVと同じ立ち位置だと感じていて、例えばこちらは受け取りたく無い情報であっても、あちらはそんなの気にもせず一方的に流し続けるような感覚。(もちろんチャンネルを変えればいいわけで、そもそも見なきゃいいわけで、だったらブロックしたりフォローしなきゃいいだけだろって話にもなるのだが。)
流れてくる情報をどう受け取っていくのか、そこから深掘りしていくのか、あるいはスルーしていくのか…。情報価値にもよるが、見ているこちら側もしっかりとプロテクトする技術を養う必要があると感じている。と言うのも、ここまでしっかり考えるようになったのはパンデミック以降、2020年以降のことでまだまだ最近の話。でもやはりこのパンデミックという大きなきっかけはあらゆることに影響していると思っていて、自分にとっての社会的役割は?だったり、お金って?モノの価値って?健康って?食って?環境って?人権って?正義って?etc…ありとあらゆる今までの普通と呼ばれるものや気にもとめなかった無意識と向き合うことによって、それらの価値観が一遍に変わってしまった。そしてこのソーシャルメディアも私にとってそのうちの一つだ。
ソーシャルメディアとの付き合い方って難しいなーと感じていた時、彼女の記事を発見した。読んでみるとそれが結構興味深く面白い。アメリカで行われたソーシャルメディアのランク付けはグラフや数字で見られることでとてもリアルに感じられたし、一部の人間が嫌悪感を示していたのかと思っていたが(もしくは自分だけなのではないかとも思ったことがある。)、全くもってそんなことはなく、何なら世界共通で感じられているじゃないか。そしてアメリカ人の82%の人々がパンデミック中にソーシャルメディアへの嫌悪感が強まったというデータまで出ていた。
やはり私だけが感じていたわけでもないし、あなただけが感じたことでもないのだ。この感覚は。
だからと言って、みんな1人じゃないよ!だから大丈夫だよ!なんてことで解決できる話でもなくって、これは非常に深刻な問題であり、世界中特に先進国においての社会問題でもあると思っているが、切り離すことが難しいソーシャルメディアにおいて、それぞれがそれぞれの“心地良い距離感”を掴んでいくことがまずはプロテクトの第一歩、大切な初歩なんだろうと思うのだ。
それにはまず、自分軸がないとこの物差しは計れない。
ここからここまではオッケーだが、ここから先は私にとって毒となる
という自分の基準が心地良い距離感を生むのだとしたら、やっぱり自分のことを誰よりも自分自身が知っている必要がある。
じゃあ自分のことを知るにはどうしたら良いのか?
ずっと外側に向かっていたベクトルを、グッと真逆の自分自身に向かわせることだ。他人の日常をソーシャルメディアでチェックするより、自分の日常を豊かに心地良くするために行動してあげる。誰かに心地良くしてもらうんじゃなくって、自分が自分を喜ばせるために行動してあげるのだ。そうしてあげると自然とわかってくることがあるだろう。例えば、誰かの影響でこれを必要だと思い込んでいただとか、ずっと大切だと思っていたルーティーンやプライオリティーが実はそんなに必要でも上位でもなかった、なんていう価値観の破壊をも体験することになると思う。実際私は経験した1人だし、今もこれまでの価値観とやらが崩壊し続けている。そう簡単に崩れることなんてないと思い込んでいたことが、だ。
偉そうに書いているものの、冒頭に戻るが私もまだまだソーシャルメディアとの付き合い方に苦戦している。大丈夫な日もあれば、この日のようにダメな日もある。だが先ほど紹介した記事のクロージングにも書いてあるのだが、全てが毒となることでもないのも事実なのだ。上手く自分にとってポジティブな影響をもたらすよう活用できるのもソーシャルメディアであるだろうし、今はビジネスチャンスにもなり得る大切なツール。だからこそ今私のベクトルはどこへ向かっているのか?と立ち止まる時間を持つことが上手く使いこなすコツであり、TOXICをTOXICとして蝕ませないコツでもあるのだろうと思っている。
こちらもお時間のある時にぜひ読んでみてください^^
それでは素敵な一週間を♡