vol.203/ 見渡す、を極める ー2拠点生活に向けて
思いもよらぬところからまた、2拠点生活に関する話題があがったのが昨夜。自分もまさかこんなきっかけから2拠点生活どうする?話になるとは到底思わなかった。その話のきっかけは“自然災害”。今月突如発表された“南海トラフ地震臨時情報、巨大地震注意”の呼びかけに驚いた人も多かっただろう。私もその中の1人だ。お盆前だったこともあり、予定の変更を余儀なくされた方々もいただろうし、海水浴場が閉鎖されたり観光客で賑わう場所はパンデミック時のようにお店を一時閉めざるを得なかったり、少なからず私たちの社会生活に影響を与えた。現在は終了しているこの政府の呼びかけに対し賛否様々な意見があるようだが、これを機に改めて自分の住んでいる場所が“どのような場所なのか、客観視してみよう”と行動するきっかけになったことは間違いないし、私にとっては貴重な時間になったと思っている。
先ほど少し触れたパンデミック、ちょうどその頃夫と2拠点生活の話題があがった。これまでの知識や常識を一旦取っ払い、再度真っ新な状態で物事を思考したり定義付けてみたりし出したのもちょうどこの頃だったかも知れない。
絶対にそうだ!と思っていたものほど全くそうではないことが多く、気にも留めていなかったものほど大きく今の私に影響を及ぼしている。そんなことが一つ二つではなく、実に多くあった。
たったの数年で180度変わってしまったように感じる現実を今生きていて、そしてまたこうしてきっかけをもらい私たちは再構築期間になった。
今回の“自然災害”について、日本に生まれ日本で生きていると地震も台風もあって当たり前のこととして生活し、それと同様防災への意識も高く、また小さい頃から防災訓練を受けてきている私たちは地震の際は頭を隠し揺れが収まるまで待機すること、また、おさない、かけない、しゃべらない、もどらないは多くの人に根付いていると私は思っている。(これはとっても大切なことだし、根付いていないと意味がない)
但し地震や台風などの自然災害があって当たり前、ではない国ももちろんのこと多くあることも頭に入れておきたいことの一つだ。ちょっと調べれば出てくる自然災害が起こりにくい国、海外移住を検討されている方だけでなく、これから海外旅行に行く際にも一度調べ頭に入れておいても良いかも知れない。
様々な情報に日々触れてはいるものの、指でスクロールするスピードと同じ速さで入れたと思った情報が耳から耳、目から彼方へと抜け落ちて、“ただ情報が私を通過しただけ”状態に陥ってはいないだろうか?その流し見した情報は本当に私に必要な情報で、しっかり肥やしになっているだろうか?その見極めが非常に難しく、そして非常に大切であることは皆理解していると思う。では本物の肥やしにするにはどうしたら…?それは情報を入れる前段階でしっかり知識が入っていること、そして意図することで解決するのではないか。情報というものは知識と意図ありき、知識と意図のあるところで情報は情報として肥やしになるのだと思っている。
今回2拠点生活の話が出た時、今回は自然災害の少なさを基準としていくつか国をピックしその国々について夫と調べ物をしたり動画を見たりなんかした。それによってまた今まで思っていた常識が覆されたりしてアップデートの大切さだったり、先入観の恐ろしさだったりを実感した。こうして世界を見渡したり自分自身をも見渡したりする客観性を養うことを、2024年の数ヶ月、極めていきたいなーなんて思いながら。
今週も素敵な毎日になりますように…♡