伝説の植物マンドレイクを育ててみる
マンドレイクをご存知だろうか。別名マンドラゴラ。ハリーポッターをはじめ、様々な西洋の物語に登場する植物である。
根っこが人体のような形状をしており、土から引き抜く時には悲鳴のような音を出す。それを聞いたものは命を落とすという。
もちろんこれはファンタジーの話だが、マンドレイクは実在するナス科の植物である。全草に猛毒を持ち、昔は薬草としても扱われていたらしい。媚薬として用いられることが多かったらしく、ラブアップルという別名もあるそうだ。和名は恋茄子というらしい。お洒落なネーミングである。日本でもやはりエロティックな用途に使われていたのだろうか。
家でネットサーフィンばかりしている時に偶然、マンドレイクの種子が売っているサイトを見つけてしまった。調べてみると、日本での生育は難しいながらも、育てている人が少なからずいるようだ。現代のルドルフ2世を目指している人間としては、こうした珍奇な植物を放っておくわけにはいかない。すぐさまタネを注文。育ててみることにした。
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マンドレイク栽培日記 (随時更新していきます)
2020.5.10 タネを水につける
マンドレイクは寒い地域の植物らしく、タネを水につけて冷蔵庫で10日〜2週間ほど冷やすことで擬似的に冬を体験させる処理を行わないと発芽しにくいらしい。今回は10粒中、5粒を水につけることにした。残りのタネは秋にまく予定。
今回まいたのはマンドレイク・オータムナリスという種類。タネはトマトやナスと同じく扁平でナス科らしい形をしている。
2020.5.23 タネをまく
冷蔵庫から取り出したタネを土にまく。培土には水を吸うと膨らむピートバンを使用した。発芽まで1ヶ月ほどかかるらしい。日本はこれから暑くなるが大丈夫だろうか、、