ナミ
漠然とした不安、君はどこからやってくるの?
できないものはできない
ただ、みんなみたいになりたくて
弱すぎる、繊細過ぎる、そんな常に波立っている心を穏やかな波にすることに力をたくさん使っていた
そんな時津波のような大きな波が頻繁にくるようになった
そうなると自分の力でどうにかするのはすごく労力のいることとなった
せめて波立っている状態にしたいと、思いっきり休んでみたり、客観視するように努めてみたり、友達に相談にのってもらったり、運動したり、日記を書いてみたり、原因を探ってみたり、いっぱい泣いたり、無理してやらなくてもいい、そんな言葉を自分にかけ、今できる分だけ頑張るようにした
自分のできる限りはやってみた
でも、大きな波はやってくる
生きることに精一杯でやらなければならないことができない
それがまた大きな波を生む
その繰り返し、毎日のように元気のない自分が嫌になり、周りに心配や迷惑をかけている自分が情けなくなり、これが自分に甘いのか、本当にできないのかわからなくなった
自分の感情たちが分からなくなり、自分の感情たちを疑い始めたそして自分の感情たちを信じることが難しくなった
そんな荒れ狂う波
それでも私には見ていたいものがある
だから命が尽きるまでは生きる
そのために精神科に通い始めた、薬も飲み始めた
前向きなこと、薄くでも光が見えた気がして波が穏やかになって、みんなみたいに近づけた気がした
でも薬を飲んでいることでできなくなったものに気づいたとき、すごく悔しくなった
薬を飲むことで何かを制限されることはあることなのに、みんなみたいにはなれないんだって、何のために頑張ってるんだろうって
些細なことなのにすごく悔しくて子どもみたいに泣きじゃくった、なんでこんなことで泣いてるんだろうって思うのに涙が止まらなかった
穏やかな波が見れるようになるかもしれないと思う希望が不安になった
こうやって漠然とした不安が波に乗ってやってくるんだね
君をうまく乗りこなせるようになりたいね
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?