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意外と知られていない外資系企業に必要な英語力

  • 海外企業で必要な英語力ってどれくらい?

  • ペラペラで帰国子女みたいな人ばかり?

  • 英会話がネック。興味はあるのに勇気がない

給料も自由度も高い外資系企業は、日本の会社よりもはるかに還元されるものも多く一度は挑戦したい企業。
転職して確実に収入が増えたという人も多いほど。

一方で、英語力がネックとなり躊躇してしまう人も多いのが実態。

検索してみると、何やら高い語学力が必要そう。。。とゲンナリしてしまう人も多いと思いますが、実態は少し違うイメージがあります!

そこで、実際に経験してこそ見える外資系企業の「英語レベル」についてお伝えします。

海外企業で働く人の実際の英語力は?

アメリカ100%のIT企業に転職が決まった当初、「ネイティブのようにスムーズな会話力が繰り広げられているのではないか!?」とわたしは緊張しながら入社しました。
しかし、高い英語が飛び交っているわけではない環境に驚いた経験があります。

英語学習者のみなさんが、自宅やオンライン英会話で学習しているのとさほど大きく変わらないのではないかと感じます。

外資系企業って英語なの?

「外資系企業って社内公用語も英語なの?」

もちろん、メールや会議、電話では日常的に英語を使います。しかし外国人が参加していないシーンでは日本語で会話をするし、できる限りみんな日本語でコミュニケーションを取りたがります。

プレゼンなどのフォーマル資料を作成するときには、翻訳ツールで丁寧にチェックしする人も多いです。
要するに、英語はただのコミュニケーションツールと認識しているだけなのです!

そんなことよりも、目の前にあるタスクや課題をどう解決すべきか。
自分の業務をスムーズに進めるための道具として、英語は必要な分だけ身につけていくというイメージです。
私の場合は、インドとカナダのチームメンバーに協力してもらうため、わかりやすい言い回しや表現力を身につけていきました。

TOEICスコアは殆んど役に立たない

TOEIC受験では、短期間に多くの単語やフレーズを覚えて読解力が身につきます。そういった意味では勉強になることもありますが、海外の企業で働く目的としては正直なくても困りませんでした。

文法が苦手だった当初わたしは2カ月間、週末を使い目標スコアをなんとか獲得。
が!?実際に転職活動でスコアを聞かれた企業は日系企業だけでした。

私がこれまでに入社した会社は大きく4種類

① 純日本企業(日系100%)
② 日本と海外のハーフ企業(共同出資)
③ 元海外企業の日本企業(海外企業が買収されて日本企業に)
④ 純外資系企業(外資100%)

スコアを気にした会社は①~③のみ:ドーナツ調べ

わたしの経験ではスコアを聞かれた会社は日系色の入った企業のみ。外資100%企業で聞かれたことは一度もありませんでした。

転職活動をしてみるとよくわかりますが、英語レベルは本当にさまざまで業種や職種によっても変わります。

英語を使う日系企業では、語学力を測る目安としてTOEICスコアを気にする会社が多いのでしっかり準備しておきましょう。

一方で海外企業を目指すのであれば会話の練習に時間を割くことをおすすめします。

海外企業はどう英語力を判断するのか

語学力や業務に対する熱意、人柄、適切な人材か、ということは面接を中心にしっかりと判断されます。

・英文履歴書:応募時
・カバーレター:応募時
・面接時のインタビュー:応募時

面接で自分の語学力を含めて総合的に判断してもらうことは、入社後のギャップを感じるリスクも少なく両者にとって合理的だなと感じます。

そのため、今となっては「TOEIC 〇〇点以上」と明確に応募条件に明記されている求人には応募を躊躇してしまうようになりました。

因みにわたしが勤めていた会社は非常に優秀な営業やエンジニアの方が多く活躍されていましたが、「TOEICや英検などは受験すらしたことがない」という方も多く、腕一本で勝負しているカッコよさを感じずにはいられませんでした!

大切なのは専門性と前向きな姿勢

さまざまな会社では役職や業種、職種によって求められるものは異なります。
しかし、特に海外企業が重視しているのはTOEICなど英語力よりも「専門性」と「コミュニケーションを取ろうとする前向きな姿勢」だとこれまでの経験で強く感じました。

この会社で何を実現してくれるのか。

英語に高い自身がない方でも、この記事を読んでぜひ勇気を出してもらえたら嬉しいです。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

おわり。