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「大丈夫」の信憑性
「大丈夫」は受け手が試される言葉
「大丈夫」という言葉は、受け取り手が試される言葉である。特にLINEやメールなどでは顕著に試される。
大概、その言葉を発した人は大丈夫ではない。なんか無理してる人である。もしくは、心配かけたくないと思っている。あるいは、「大丈夫だっつってんだろ構うなカス」であり(2敗)、「なんでもっと心配してくれないの?」(17敗)である。非常に強い感受性を持たなければ「大丈夫」の真意にはたどり着けず、返答を間違え、後悔することになった人もいるだろう。
そう、「大丈夫」という言葉は、額面通りの信憑性が無いのである。本来、「大丈夫」と言われたら、「おっけー!大丈夫なんだね!良かった!」なのだが、大体この答えで正解なのは20%であり、「大丈夫」の信憑性は20%であると言える。
一方で、「大丈夫」の前や後ろに異なる言葉が引っ付くと、信憑性は大きく変わる。
“全然”「大丈夫」、このパターンは信憑性が少し上がる。“全然”というマジックワードが付くことで、“全然”「大丈夫」(、気にしないで!)が意図として含まれる気がする。信憑性は30%ほどだろうか。
また関西限定ではあるが、“ほんまに”「大丈夫」“やで”、という“ほんまに〜やで”構文が使われる場合、「大丈夫」の信憑性は爆上がりする。95%である。この構文はしばしば変形され、“ほんまに〜やん”という形でも散見される。例としては、“ほんまに時止まってるやん”。この場合、95%の確率で本当に時が止まっている。
言葉ではないが、LINEで「大丈夫」のあとに可愛らしいスタンプや、元気を表すスタンプが送られることがある。この場合、信憑性は50%程だろう。このパターンは、言葉を発した人物の性格を考慮しなければならず、受け取り手のテクニックと経験値が要求される。
「大丈夫」の信憑性を上げるために
「大丈夫」の信憑性は特定の場合を除き、低い。しかし我々人間は円滑に人間関係を築くために、言葉の意図を読み取らなければならない。そこで、「大丈夫」と言われた時に、その信憑性を上げるための切り返しの言葉を2つ紹介する。
※ただし、一切の責任は負わないため使用に関しては自己責任でお願いします。
「大丈夫なの?」と問い返す
これはある種定石とも言える。この言葉のみで終わるのではなく、その後の相手の返答を見て、「大丈夫」の信憑性をあげていくのである。「うん」や、「大丈夫」のみ返ってきた場合、大丈夫ではないという逆信憑性があがる。また、あからさまに明るいスタンプが送られてきた場合は、あえて「そっか、大丈夫そうだね!」と意見を押し付けると、本音を言ってくれることもある。しかし危険な手でもあるので注意が必要。ダイレクトに、何%「大丈夫」なのか聞く
%という具体的な数値を求められた時、人間は自分の状況を考える。低い数値を応えてきたら、「いや全然大丈夫じゃないやないかーい」だし、高い数値を言ってきたら、「大丈夫」の信憑性をあげることに成功している。これは個人的におすすめ。
結局ね
「大丈夫」という言葉は受け取り手が試される言葉である。信憑性をいかに上げるかが勝負。これは自分がゲームをしててよく考えていることである。いかに確実性の高い動きをするのか、いかに相手の選択肢を削るのか、いかにこちらの択を押し付けるのか…。なんかこんなことも書きたいな。
ちなみに、こんなこと書いておいて、僕の「大丈夫」勝率は低い。真面目に読んだ人ごめん。
モチベ上がるのでよかったらスキお願いします。うちのわんちゃんの画像がでてきます。