認知症の婆ちゃんとの会話
僕の婆さんは、軽い認知症でした。
※婆さんのことは前の記事(婆さん)に書いてますので、
よかったらそちらも読んでください。
今回は、認知症の人との接し方?みたいなことを書きたいと思います。
先に書いときますが、
別に僕は、介護士でもないし、そう言った認知症に詳しいわけではありません。
ただ祖母が、軽度の認知症で、
(日にちがわからなくなる。たまに人の名前がごっちゃになる。同じ話をする)
昔のことは覚えてたりするけど、最近のことはわからなくなっちゃう。
そんな祖母でも、俺が実家に帰ると、
「ごはん作ろうか?」
「なんか食べるかい?」
「牛乳飲むかい?」
「お風呂入るなら洗おうか?」
と言ってくれる。それを親父が、
「いいよあぶねーから」とちょっと怒りながら言う。
もちろん親父は心配して言ってるのはわかる。
でもそれを聞いて婆さんはしょぼんとしてる。かわいそうではある。
だから僕がいつも意識していたのは、『ちょうどよく適当に、否定しきらない』
「ごはん食べるかい?」→「なんか適当に食うからいいよー」
「牛乳でもあっためようか?」→「自分で飲みたきゃ適当に飲むからいいよー」
祖母は自分がボケているのがわかっていたのもあって
「私はボケてるからね」→「忘れたくて忘れてるんじゃないもんねー」
「俺だって何曜日かわかんなくなっちゃうもん」
なんとなく笑いを交えながら、こんな感じでお喋りをする。
もちろん介護してる側は、とんでもないストレスを感じてると思います。
認知症になりたくてなったわけじゃない。
介護をしてるご家族の人たちもわかってはいるものの、
自分の生活のストレスに加え、介護のストレスが加わり、つい強く当たってしまうこともあると思います。
だけど、それだと、下手したら共倒れで。
だからちょうどいいくらいの、適当が大事で。それを笑に変えれたらいいのかなって思います。
もう少しだけ書かせてもらうと。
うちの祖母の場合、認知症、ボケが激しくなったのは、
俺が実家を離れてからくらいじゃないかと、話になりました。
元々、常に何か仕事をしている祖母で、
祖父が生きてた頃は、祖父と喧嘩しながら目薬さしたりとかの世話をして、
俺が子供の頃は、親が共働きのため、遊び相手をして。
洗濯、料理、掃除と働いて。
祖父が亡くなってからも、俺の野球着洗ったり、飯作ったりと
色々と世話見てくれていたのが、
祖父が亡くなり、俺も家を出て、
昼間は一人で家にいる。話相手もいない、
そんな環境から、進行が早くなってしまったんじゃないかと思います。
きっとそんな境遇の人もたくさんいると思います。
だから今、話せることがあれば、なんでもいいから、話てみるのが一番だと思います。
「何見てるのー?」「新聞に何か書いてあった?」
「テレビおもしろいのやってる?」「散歩でも行こうか?」
そんな感じでなんでもいいと思います。
タイトルほどたいしたことは書けませんでしたが
最後までお読みくださりありがとうございます。
世の中には、うちの祖母よりもっと
認知症の症状が多く出ている人がいて、
その人を看病、介護している人がいると思います
僕はそんな皆さんほど、たいしたことはしてません。だから偉そうにアドバイスとかできる立場ではございません。
それでも書きたくて、伝えたかったので書かせていただきました。とにかく伝えたいのは、
どうか、自分をせめず、しんどくなったら
周りの人に助けを求めてください。
それだけしんどいことをしていると思います。
だから、ちょうどよく適当に、適当に。