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アイディアに執着せず、意思を貫け
読書をきっかけに人生が好転し、その体験を再現性高め、皆さんにも経験してもらいたいという想いから、ToshoDan(読書メモ×SNS)を立ち上げた小栗です。
本日は、ToshoDanリリース日から熱く要望をいただいていた「PCでも読書メモを入力したい」の声に、答えるために、半年以上もお時間をもらってしまった理由をつづろうと思います。
ToshoDanとは?どんな想いでつくったサービスなのか
大前提、ToshoDanのことをお伝えする必要があるかなと思い、さらっとサービスの紹介をさせてください。
ToshoDanとは、本から得た気づきを積み重ねる 読書メモ×SNSアプリです。
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このサービスで、頑張らなくても「身になる読書」が継続できるようになってもらいたいとの想いで企画しました。
私は読書きっかけで、人生の悩みが晴れた経験があり、それから読書をするようになったのですが、本は読んでるんだけど、自分の人生にあまり影響できてないなぁーとマンネリを感じてました。
そして、読書もモチベーションが高いときでないと、継続して読み切れないなとも。。。(意思が弱い)
この「身になる読書ができていない」×「継続して読書できていない」の問題を解決するのがサービスコンセプトの始まりでした。
ユーザーからいただいた要望が、自分が考えていたコアバリューとずれている機能だった
では、本題に移ろうと思います。
2022年の2月にリリースしたToshoDanですが、プレスリリースを打った反応は、「PCで入力したい。」でした。
一方で、私は「とにかく手軽にメモがとれ、アウトプットのハードルを下げること」に、フォーカスをあてていました。よって、スマホでの入力に開発リソースを割くべきだと。
私も、共同創業者も副業という形で活動をしているため、限られたリソースの中で、どこにフォーカスをあてるのかがとても重要でした。
(私はエンジニアではなく、実質1人のリソースです)
以下のような葛藤があり、なかなか着手に踏み込めなかった
PCを立ち上げることで、ハードルが上がっていないか?
そもそもPCって読書する際に持ち運んでいるのか?
それよりスマホ入力のシームレスさをもっと追究すべきでは?
1冊の本と出会い、考えが変わった
「サブスクリプションで売上の壁を超える方法」という本と出会った。
その中に以下の事業開発ステップの概念を知り、
サブスクの事業開発ステップ「PTCPP」
1)ペインの発見
2)トライアルで検証
スモールスタートで、利用ユーザーがペインの解消につながるかを確認する
3)コアバリュー
いいねと言ってくれた人が集まってきたら、ユーザーヒアリング。
価格以外に、なにが良いと感じたのか?を集計。
それがコアバリューになる。(仮説が正しかったのか確認する)
4)事業計画
ビジネスモデルとして成り立たせるために、計画を立てる
5)PMF
プロダクトを成長させる。
項目ごとにアンケートを取り、改善。積み上げていく。
なるほど。。。自分が叶えたいのは「身になる読書」だ。
じゃあ、入力がスマホでもPCでも、身になる読書を叶えるうえでは外れていない。んじゃ、要望が強いのだから開発しよう。
それが、ユーザーのペイン解消になるのかが重要。自分の考えにしがみつくのはやめよう。と
そして、ようやくだどりついたのが、こちらです↓↓↓
結果、ユーザー様(とくにヘビーユーザー様)から、
「要望を叶えてくれてありがとう。」
「ずっと待ってた」
「これで、読書しないという逃げ道が断たれた」
など、とても嬉しいお声をいただきました。
これで、皆さんのペインが少しでも解消されていれば幸いです。
(もし役に立ったなら、私まで一報いただけると、泣いて喜びます)
意思と執着は違うよね
結論、私たちはあまり自己否定をしたくないし、自己肯定をして生きていきたい。人間だもの。
とくに私は、はじめに思いついたアイディアに執着するクセがあるなと感じでおり、今回も動き出しに時間がかかった。
でも、自分のやりたいこと、叶えたいことを考えれば、手段は顧客が選べばいいよなと、また1冊の本が助言してくれた。本の力は強い。
自分のアイディアに執着せず、目的達成まで変化しながら、ジグザクに進んでいきたいと思います。