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技術士二次試験口頭試験(森林) 体験記

今回は技術士二次試験口頭試験(森林)の体験記です。


1.服装

まず、口頭試験当日は何を着ていくのか。
私はスーツ+通勤用に使っている黒リュックにしました。
他の受験者もスーツでしたが、かばんがどうだったかは気が回らず…。
就職の面接ではないので、そこまで服装にはうるさくないだろうと見込んでのリュック選択です。

2.持ち物

・技術士第二次試験筆記試験合否通知書(受付時に必要)
・技術士第二次試験受験申込書(面接官は、実務経験証明書と業務内容の詳細を見ながら質問するはず)
・自分で作成した想定問答表(直前まで確認するため)
・技術士第二次試験受験申込み案内(口頭試験の試験事項とコンピテンシーを確認するため)
※上記資料の合否通知書以外は、一つのファイルにまとめて持参しました。
技術士第二次試験受験申込み案内は全部持っていくと重いので、必要な部分だけコピーして、想定問答表ファイルに綴じました。
資料が複数あるより、一つにまとまっていた方が確認しやすいですし、かばんにしまうのもスムーズです。

3.受験会場にて

受験会場は、都内のTKPカンファレンスセンターでした。
電車が遅延しても対応できるように、最寄り駅には指定の時間の1時間前に着くようにしました。
会場入りは試験時間の30分ほど前にしたのですが、待合室があるのでもっと早く入っていても良かったかなと思いました。

会場に到着してからは、以下の流れでした。
受付→待合室→時間になったら自分で試験会場の部屋の前に移動→部屋の前の椅子に座って待機→入室の声がかかったら入室

4.試験本番

私の時は、面接官が二人でした。
まず入出すると、荷物を置く場所と座る場所を案内してもらえました。
着席したら、すぐさま試験スタートです。

技術士第二次試験受験申込み案内に記載されている通り、以下の試問項目に挙げられているコンピテンシーに沿った質問が次々に出されるので、聞かれた内容に対して的確・簡潔に答えていきます。
【試問事項】
①コミュニケーション、リーダーシップ
②評価、マネジメント
③技術者倫理
④継続研さん
面接時間は20分なので(※10分程度延長可)、1項目あたり5分程度で答えることになります。私の場合も、これくらいの時間でした。
質問内容は、作成した想定問答内に全てあったので、準備が功を奏しました。
口頭試験の対策については、想定質問の情報をかき集めて、それに対する回答を粛々と準備する、これに尽きるのかなと思いました。

想定問答を作成するにあたって参考にした本はこちら↓
この書籍で紹介されていた想定質問でほとんどカバーできました。


5.失敗談

質問の回答のうち、一つをど忘れしました。
30秒ほど考えるも思い出せず…時間が惜しいので、どうしても思い出せない旨を伝えました。
だいぶ焦りましたが、次からの質問にはしっかり答えられたので、なんとかなりました。
「この二人は私を何とか合格にしてくれようとしてくれているんだ。だから沢山質問をして、技術士に必要な資質を持っているか確認しているんだ。」と自己暗示をかけたことで気持ちが切り替わり、次の質問に集中することができました。

6.本番での緊張対策

私は本番に弱く、緊張するタイプでした。
心臓はドキドキしているし、お尻からはサーッと血の気が引いてひんやり。「あぁ、今、緊張しているな。」というのが嫌でも意識されてしまいます。また、スピーチでは声が震えてしまって、自分の声を聞いてさらに緊張が加速しまう、そんなタイプでした。

これまで、検討会での発表や講演会などを経験してきましたが、リフレーミングというテクニックを知ってからは、自分が持っているパフォーマンスを発揮できるようになりました。
持ち時間ぴったりで発表を終えられたり、分かりやすいと声をかけてもらえたりと嬉しい成果がありました。
もちろん、自主練はめちゃくちゃしっかりやっています。

さて、リフレーミングの方法です。
本当はもっとしっかりした方法なのですが、私なりのやり方を紹介します。
・緊張して、心臓がドキドキしていることを感じる。
・緊張して、お尻のあたりの血の気が引いてひんやりしていることを感じる。
・今感じているドキドキは、ワクワクしている時のドキドキだ、と思い直す。
・今感じているひんやり感は、武者震いのせいだと思い直す。
・「ワクワクしてきたー!やってやるぜー!」と心の中で叫ぶ。
※誰も見ていなかったら、空を見上げた大の字ポーズで「よっっっしゃー!ワクワクしてきた!やってやるぜー!」と心の中で叫びます。

嘘みたいに聞こえるかもしれませんが、私にはこれが一番効果的でした。

このリフレーミングというテクニックを知ったきっかけは、メンタリストDaiGoさんの『週40時間の自由をつくる 超時間術』という書籍です。
この書籍では、リフレーミングの効果や、リフレーミングを確実に行うための方法が紹介されています。私が行っている方法の他にも様々なテクニックが載っているので、自分に合ったものを見つけてみてはいかがでしょうか。

余談

試験会場では、官報の入手方法の案内が配られていたので持ち帰りました。
※待合室に置いてありました(多分)。
もし合格していたら官報に掲載されるので、合格を信じ、記念に購入しました(電話注文)。
金額は官報のページ数によって変動するそうです。私のときは800円程度でした。
気になる方はチェックしてみてください。

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