10日間Vipassana瞑想の旅 その①
東京の秋が深まる今頃、今日(11/10)を持ちまして過去10日間において一つ神秘的で奇妙な旅をしてきました。テレビ、携帯電話、パソコンなど情報機器一切利用できない外界と情報やりとりが遮断されるところ、喋らず聖なる沈黙を保ったまま瞑想をやり続ける10日間の旅でした。
東京から程よく離れる房総半島にある山の上に3面の樹木竹林から囲まれる東京ドームほど大きな敷地にダンマディッチャというまるで桃源郷なところに滞在し、約60名の生徒と12−13名のボランティア方(食事など生活支援ための奉仕者・コース指導者・施設管理者など全てボランティアで成り立つ)と一緒に瞑想との唯一目的で旅をしてきました。
毎日朝4時起床し、夜9:30就寝、休憩、食事と睡眠以外には瞑想瞑想瞑想、瞑想以外には何もすることないぐらい瞑想漬けの毎日でした。しかも10日間も連続で続けていました。1日朝と昼の2食(簡単な菜食)しかありせん。アルコール、喫煙はもちろん禁止。食事時以外には飲料は水と白湯しかありません。キツイですね。
携帯電話も期間中施設に預けた上で一切使用できないです。ぞれもまた、キツイですね。
規律の一つは“聖なる沈黙”を守ること。今までどのぐらい沈黙を保持できたかと考えると、せいぜい半日1日かな、生活する上でいつどこ必ず誰と話し意思疎通、交流を図る必要あるでしょう。ここではすべての生徒は、コースの開始から最終日の午前中まで聖なる沈黙を守らなければなりません。聖なる沈黙とは、身体・言語・精神の沈黙を指します。ジェスチャー、手話、メモ書きなど、一切のコミュニケーションは禁じられていますただし、指導者とは必要なときに話をすることができますし、食事、宿泊設備、健康などの問題があるときは、マネージャーと話をすることができます。ただ、このような接触の機会は、最小限にとどめないといけません。瞑想はただ独りで行うのだ、という実感を持つことが大切です。
男性と女性は完全に分離されます。配偶者やカップルであっても、コース中に男女が接する機会はありません。友人、家族なども同様です。
また、ヨーガおよびその他の運動は禁止。
キツイことのオンパレードでした。🤭
しかし、このキツイ条件設定及び遵守は今回のビッパサーナー瞑想方の必要不可欠の第一歩です。それは“シーラー”、持戒のことです。ビッパサーナー瞑想による苦を離脱するために第一段階での修行は、新生徒は5戒、古生徒は8戒を遵守しなければ成りません。
話は長く成りそうですが、今日は帰って来たばかりですのでこのぐらいにしときます。後日また詳しく修行の詳細とエピソードをご紹介したいと思います。
今日帰ってきて、洗濯掃除をしまた久しぶりにご飯を炊いて味噌汁と主菜副菜1品づつ自分で作って、ゆっくり時間をかけて食事を楽しんでいました。瞑想が日常生活に活かせないと意味がないと教えられています。食べ物と環境を細心の注意を払い整えるのは瞑想者としては欠かせない大事な要素ですから。
帰ってきて、身も心も軽くなったと自ずから感じたですが、早速体重計で測った結果、3キロも痩せっていました。元々痩せっているから、3キロは大きいですよ、なんと5%の減量となりました。またもう一つ、ヨガポーズを試してやったですが、なんと今までできなかった一つのポーズは難なくすーっとできるようになりました。これはまた嬉しい身体変化の一つとなっていました。