隠喩がヒット生む…?!「ボンドマティーニ」はなぜ「ウォッカマティーニ」なのか?007がヒットしたワケを脳科学的に推理してみた
まず、ボンドの注文方法
原文)
‘Just a moment. Three measures of Gordon’s, one of vodka, half a measure of Kina Lillet. Shake it very well until it’s ice-cold, then add a large slice of lemon-peel. Got it?’
訳)
ゴードン(ジン)を3、ウォッカを1、キナ・リレを半分の割合で。とてもよく氷のように冷えるまでシェイクして、薄く切ったレモンの皮を一枚いれてくれ
本来マティーニはステアするものなのですが『ステアではなくシェイク』なのです
ゴードンジン(Gordon Jin) 3
ウォッカ(Vodka) 1
キナリレ(Kina Lillet) 半分の割合
大きめのレモンピール
さて、ここからが私の推理です
まず①『お酒が国をあらわす』のではないか
ジンとウォッカとキナリレ
これはつまり、
ジン=イギリス
ウォッカ=ロシア
キナリレ=フランス
をあらわしている
007の基本的に「ロシアのKGB」対「イギリスのMI6」という設定を彷彿とさせる
つまり、ロシア対イギリスをあらわすわけです
その間にあるフランスを、キナリレというマイナーなお酒を半分だけ加えることで、あえて名脇役的な存在であることを示す
※キナリレが禁止薬物に指定されたとか何とかで日本ではもう手に入らないお酒とのこと
実際に007において常にロシアとイギリスの間の国が舞台となってます
次に②『シェイクは混乱をあらわす』
ステア状態(=混ぜる)ごときではない複雑なシェイク状態=(混乱)を表現しているのではないか
で、最後に③『氷のように冷やしてとは冷戦をあらわす』
これはまんまですね。東西冷戦をあらわしていると考えます
原作者のイアン・フレミングは実際にイギリスのスパイだったそうで、ボンドを自でいっていたそうです
そしてとても皮肉屋で頭が良かったとのこと
というわけで、まさに『ボンドマティーニ』は007をあらわしているカクテルなのであり
そのさりげない隠喩が読者の想像力をカキたてて、ヒットへと繋がて行く
ま、よかったらバーでのひと時の会話にどうぞ
本日は戦線異状な…以上です、裁判長🔫
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