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スゴいぞ!おせち料理

新年明けましておめでとうございます。

9月から始めたこの note。
初めてのお正月を迎えました。
これからもよろしくお願いします。



お正月と言えば おせち料理ですよね。

私は家事の中では料理が一番好きです。なので、結婚してから毎年、おせち料理は作っていました。

と言うと、かなり手の込んだ、豪華な、を想像した、そこのあなた。
ごめんなさい。早々に期待を裏切ります。あ、期待してないか笑。

作っていたのは
豆きんとん
栗きんとん
田作り
煮しめ
紅白なます

くらいかな。

蒲鉾、黒豆、伊達巻、昆布巻き…などは 買います。

一方で、きんとんは好きなのでたくさん食べたい。それなら作ればたくさん食べられる。そんな食いしん坊的発想で作りました。

豆きんとんは、白いんげん豆をコトコト煮て、白あんと混ぜ合わせます。

栗きんとんは、さつまいもとくちなしの実を煮て、栗の甘露煮を混ぜ合わせます。

そもそも、市販のきんとん、餡に 水飴が入っているのが苦手なんですよね。

自宅で作るきんとんは、煮詰め加減で、仕上がりが変わる気がします。そこが私の好きなところで、いんげん豆や、さつまいもの素朴な舌触り。味見をして そのポってりとした状態に仕上がると『やった♡』になるのです。



ここ数年、おせち料理に対する考えが変わって来ました。

手作りする方ならわかると思いますが、お正月近くなると、材料の単価がめちゃめちゃ上がるのです。

しばらくは、それに頭を悩ませながらも『でもお正月だし、仕方ないよね』と思っていました。

また、手間もかかります。

件の豆きんとん。
まず豆を一晩水につけます。
それから 柔らかくなるまで煮ます。
鍋から目を離せ…そうで離せない。
一度焦がしたことがあるんですよね。

鍋のそばにいること。料理は好きなので、これは苦にはなりません。

ただ ある年の年末、忙しくしていて、それでもおせちは作らなきゃ、と 夜中に豆を煮ていると 夫に
『まだ寝ないの?』『先に寝るね』
これにものすごく違和感を覚えたんです。

その時は どうしてこんな感情がわいたんだろう。理由が分かりませんでした。

そしてある時気が付きました。

『何で 私ばかり、寝る時間を削ってお正月の準備してるんだろう』

多分これ。

夫はだいたい 年末年始 10日間前後の休みに入ります。私はサービス業なので、12月31日と1月1日が休みです。

仕事終わりでバタバタしている私の前で、ソファに座ってテレビやらスマホやら見てる人。挙句の果てに『まだ寝ないの?』



いくら家事とはいえ、私は奉仕作業をしているわけじゃない。

たった 2日間の休み。私だってのんびりしたい。

50歳を過ぎた辺りから、自分の 残りの人生は 自分のためだけに使いたい、そう考えるようになっていたのです。

ある時 怒りが爆発して、それを夫にLINEしました。少しはわかったようで、キッチンに立つ努力は伺えますが、料理が全くできない。妹に言わせると『どんが そういうふうにしてきたからしょうがないんじゃん』

料理は女性がやるもの。
昭和的な考え。私は長年、それに縛られて来ていたみたい。

私より下の世代は 男性でも普通に料理するし、何なら 子育てにも積極的に参加してる。もっと言うと、子育ては参加じゃなくて、共同してやるべき。だから そんなご夫婦を見ると、『いいなぁ』ものすごい羨ましいです。
子育ては もうとっくの昔に終わったけれどね。


昨年、初めて 市販のおせち料理のセットを買ってみました。
いろんな種類が きれいにお重に詰められててきれい。
ただ そのタイミングで コ○ナにかかってしまい、少ししか食べられなかった。あ~残念。

そして今年 2025年。
今年も買うことに。

初め夫は あまり良い顔をしなくてね。
それは 買ったものはいやだ、ではなく、セットだと 要らないものが入ってるから。

豪華なものは必要ない、らしい。
鮑とか 普段口にしないようなもの(普段口にしないので 具体的に浮かばない 笑)
普通の、煮しめとか、シンプルなもの。それが食べたいんだそう。
あとは 蒲鉾とか なますとか。伊達巻とか。

あのさ、煮しめの材料 何種類用意するか知らないでしょ。

それに 今言ったものだけ並べても、お正月感出ないよ。結局、あと何品が 準備しないと 食卓として寂しいよ。

私としては、おせち料理、セットを買って出す、か、全くナシ、にして欲しい。

ちなみに、煮しめ自体を作るのは きらいではありません。
そして、胃腸を考えると、もうそんなにきんとんも食べられないし、おせち料理はなくても OKです。

結果
夫『どんちゃん大変だから、買おっか』

『よっしゃ!』(心の声)



今年買ったのは イトーヨーカドーネット通販のこちら。

蒲鉾など 3切れずつ入ってるので だいたい 3人前かな。
中身も ほぼベーシックなもので お味も美味しい。

これの 何がすごいのか。

12月30日の午前中に このお重にセットされた状態のまま「冷凍」で送られて来ました。

これを冷蔵庫で 自然解凍していただくんだけど…。

蒲鉾でも 煮しめでも 伊達巻でも。
ほぼ同じ時間で解凍されること。
そして、形は保たれてるし、水っぽくないんです。
こんにゃくだって、解凍された食感じゃない。

もし家で同じことをやろうとすると、絶対無理。品質が変わります。

瞬間冷凍したんだろうなぁ。
その技術にびっくり。

一昨年買ったものは「冷蔵品」でした。
解凍を失敗するのが怖くて。

おせち料理はなくても、と言った私ですが、せっかくなので美味しくいただきました。
それに 人様に作っていただいたものは ホントに美味しい。これは主婦あるあるかな。

ちなみに 夫氏、年末から風邪をひいて寝込んでいて、おせち料理にありつけていません。


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