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ONE OK ROCKの好きな曲②

前回に引き続き自分が好きなワンオクを自己満で書く。
ワンオクの曲は絶望・希望をテーマにしたような感じの曲がたまにあるので今回はそんな感じの曲について。


Taking off

この曲は恋愛ソングな訳だが、恋愛ソングは基本あんまり好きじゃない。理由としてはありきたりな曲が多いというか、何かどれも同じような曲ばっかりじゃね?って思うから。

Wherever you are っていうワンオクの中でもTOP3に入るくらいの超人気恋愛ソングがあるのだが、自分はそんなに好きじゃなく人気がある理由が正直よく分からない(好きな人すまん)
恋愛ソングなのにこの曲が好きな理由は漂う悲壮感・絶望感・依存性というダークな側面を表現してるところが新鮮だから。

Realizing, everything I love is slowly killing me
(気づいたんだ、俺の愛した物全てが俺を静かに殺していくって)

Tonight you and I will fall from the sky
(今宵、 共に空から堕ちていく)

Drag me all the way to hell
(どんな手段を使っても良いから、地獄に引きずりこんでくれよ)

‘Cause I’m never gonna let it go
(一緒に堕ちてやるからさ)

このあたりの歌詞の違う悲壮感、歪んだ依存した愛?みたいな、どこまでも一緒に堕ちて行こうよっていう表現はワンオクらしさが無くて面白いなって思った。

We’re taking off together
(一緒に羽ばたいて行こう)

っていう歌詞のすぐ次に

Tonight you and I will fall from the sky
(今宵、 共に空から堕ちていく)

っていう歌詞が来てることから、羽ばたいて行こう、っていうフレーズはポジティブな意味で前を向いて行こうっていうことじゃなくて、地獄に落ちる覚悟を決めたっていう意味合いになるのが悲しくてなんか美しい。

ワンオクは暗い曲が意外と多いよっていうことを前回の記事で書いたけど、この曲も典型的な暗い曲。

Deeper Deeper


曲を簡単に要約すると「確固たる意志があれば、暗闇なんて怖くない」
「人生かけて何を成し遂げたいんだよ?」っていう感じの曲。
暗くて不安になるメロディの中に希望が見え隠れする歌詞、その対比が好き。メロディが本人達の不安な心情を表していて歌詞が魂を表現してるように感じる。

前回の記事でボーカルのTakaは非常に恵まれた環境に産まれたということを書いたが、自分から恵まれたレールを降りて、不安の中、暗中模索で夢をもぎ取りに行くといった意志を表した曲だと思う。
(前回紹介したNothing helpsとセットで出された曲なので、あえて同じテーマで表現された曲なのだと思う)

サビ直前の

Everywhere you go goes round and round
(どこに行こうが、結局は周り巡って)
It's coming back to what I know
(いつもの場所に戻ってくるんだよ!)

人生は長いので絶対あっちいったりこっち行ったり、寄り道する瞬間は来る。目的がブレて変な方向に行っちゃうときもくる。
でも自分で決めた「何か」があれば、結局は自分で敷いたレールの上に戻ってこれるんだよ、っていう意味が込められてる。
これは本当にそうだよな、って思う。意志がある人間ってブレないからカッコイイんだよな。

The deep deep deeper we go
(深く深く、もっと深くへ)

Feeling alone, but it’s oh so simple
(孤独を感じるかもしれないけど、やることは単純さ)

Let it go Dim dim dim the light’s low
(構うな。 闇が深くなって、視界が遮られたとしても)
 
But not blind, I can see the symbol let it show
(見えるものはある、俺が証明してやる)

人生の目標を設定して前に進んでる瞬間は、それが正解か不正解か分からなくなって不安になるときがくるだろうけど、やるしか無いだろ。まずは俺がお手本を見せてやるよっていう、良い意味で人生吹っ切れてるところが良いなった思った。
But not blind, I can see the symbol は物理的に見えなくなっても、自分の意志は見えてるだろ?ってことを表現してるのだと思う。ポエムっぽくて良いね。

この曲ははっきり言って自分が共感できる部分はほぼ無い曲な訳だが、単純にカッコイイから良いなって思った。
自分がワンオクを好きな理由は共感ではなく、憧れである、ということをいつかの記事で書いたがこの曲はまさにその典型だと思う。

形は違えど、私のようなマイノリティで、レールから外れるしかなかった人生と似ている部分が無い訳ではないけどね。






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