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メンタルクリニックを受診、そこで感じたこと

訳あってメンタルクリニック(精神科/心療内科)を受診した。
調子が悪いときに他者の力を借りるのは大切である。そしてこれは、ある程度自分で(あるいは周囲の影響で)訓練しないと身につかない。ひとりでにできるようにはならないので、練習して困ったときの選択肢として定着させる必要があるのだ。

今回、昔高校生の頃に謎のガス(おなら)体質に悩まされたときのクリニック受診を思い出した。

医者は医療のプロだ。接客のプロでも傾聴のプロでもないし、聖人でもない。そのへんの期待値は比較的適切に認識している方だと思う。
ただ、診察中に不用意に笑うのだけはやめてほしい。話し方の癖なのか、本当に馬鹿にした笑いなのか、場を和ませようとしたのかは分からんが、少なくともこっちは真剣に悩んで受診している。時にとんちんかんな受診かもしれないが、その人なりの苦悩は確実にそこに存在する。
もちろん文脈から本気の嘲笑だとは思わないけど、それでもカチンときたり不安になったり心を閉ざしたりするのだ。
変な笑いはいらないから、淡々とヒアリングして淡々と説明やアドバイスをしてくれ。今日またそう思った。

一方で、これはある程度必要なプロセスだとも感じる。前段の内容をひっくり返すようであれなのだが、疲れているとき人は冷静な自己分析が難しい。
医療は万能ではないので、明確な疾患には該当しないけどなんとなくうまく生活が送れない、みたいなケースは山ほど存在する。

自分ではとても深刻に捉えていたけど実はそれほど重い精神状態ではないかもしれない、あるいは別のアプローチが有効かもしれない。
そういう気づきが得られるのも、病院受診の1つのメリットと言えるだろう。私たち素人はズバッと診断されないとモヤモヤするものではあるが、「該当しないことが分かる」「思い込みが少し解消される」ということも、実は立派な前進なのである。

私もぐるぐると昔から繰り返している嫌なループを少しだけぶち破りたくて、小さいけどアクションを起こしてみた。
特に明確な診断もないし、まだ解決もしていない。でもちょっとだけスッキリした気がするので、半歩進んだのかもしれない。(毎日同じ時間に起きましょう、なんてそれができれば苦労しねえよ、こちとら数年以上格闘してる筋金入りやぞ、とかは思うけど)


負けない負けない、自信があるから。
※ 知らない人は「中川家 負けない」で検索してくれ。


'24/11/11 最終更新

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