くしゃみの類別【男性編】ハックション以外に何がある?

くしゃみは、一生付き合っていかなければいけない友ともいえる。

人によって発音が違うし、声量や飛沫の量も大きく変わる。

僕たち人類は2020年からコロナウイルスの流行によって、2.3年くらいは飛沫にとても厳しい社会を経験した。

みんながマスクを付けているし、大きなくしゃみをかました日には、なにか大犯罪を犯したくらいの目つきで見られる。

だからだと思うが、ウィズコロナの時代はあまりくしゃみを聞かなかった気がする。

公共の場では、誰もが気持ちよく声を出すようなくしゃみは控えて、めっちゃ我慢して抑えるか、息を吐き出して声を殺すようなくしゃみをするか工夫していた。

でも、そんな時代は終わった。

今は以前に比べて気持ち良く、くしゃみをかます人が増えた。いや戻ってきたのだ。

なんか自然で「懐かしいなぁ」と思うと共に、うるさすぎてびっくりすることも珍しくない。

くしゃみの仕方は十人十色。可愛らしいタイプの人がいれば、めちゃくちゃ怖いタイプの人もいる。

そこで今回は完全に独断と偏見で、今まで見てきたくしゃみの種類を5パターンに分けて解説したいと思う。

人生で1度しか会ったことがないレアなくしゃみもあるので、ぜひ楽しんでほしい。ちなみに男性のくしゃみに絞って紹介する。(日常生活では女性のくしゃみはあまり聞く機会がないので…)

1.ハックション!!!(あぁ〜)

まずは王道。シンプルイズベスト。

模範解答と言ってもいい、通常のくしゃみである。ただ、この王道のくしゃみは、バリエーションが多い。

  • ハックション

  • ヘックション

  • ヘックシ

など、母音の「あ」と「え」を活用して、さまざまな種類の音があらゆる公共の場で聞こえるはずだ。

ここで僕が注目したいのは、くしゃみの後に2割くらいの確率で起きる「あぁ〜」という余韻である。

この余韻があるかどうかで、周りの不快感は大きく変わる。

僕の研究データによると、”ハックションの声量が大きいかつ飛沫も多そう”なくしゃみの場合、高確率で「あぁ〜」が続きやすい。

特に最近の僕の中では、大きい声量かつ飛沫多のヘックション!が起きたら、確定演出で「あぁ〜」が来ると思っている。

この王道のくしゃみと、それの派生形だけで、だいたい全人口の8割くらいを占めていそうではある。

2.でやぁ!!!(へやぁ!!!)

ウルトラマンではない。なにかの攻撃をくらったわけでもない。

ただ確実に「でやぁ!」もしくは「へやぁ!」と聞こえる。このくしゃみのときは、母音が”あ”ではなくなる。

「だやぁ!!」とはならないのである。なんか今気づいたけど、「だやぁ!!」ってめっちゃ悟空っぽいな。

このくしゃみのたちが悪い要素は、とにかく声が大きくなりやすいところだ。なんて言ったって、声量100%で周りの音をかき消してくる。

だからもし公共の場かつ自分の近くで聞こえると、本当にびっくりするから心臓に悪い。養護するのであれば、唾液が出てる感が少ないところだろうか。それでも僕は嫌だけど。。。

ちなみに僕は、このくしゃみをハイパーボイスと呼んでいる。

3.ひっくちゅ…♡

これは極稀に聞こえる、可愛い(セクシー?)系のくしゃみだ。

特徴としては、最初の”ひ”が限りなく小さい音で、さり気なく「っくちゅ…♡」が遅れて聞こえてくる。

女性に多いくしゃみだが、意外と成人男性でもこの手のくしゃみをする人はいる。

一応”ひっく”の部分で声が聞こえるため、男性か女性かを判別することはできる。このくしゃみが公共の場かつ男性の声で聞こえてきたら、僕は確実にちらっと見てしまうだろう。

友だちや仕事仲間だったら、きっと周りの人たちで共有されること間違い無しのくしゃみである。

4.っちゅ…(繰り返し)

これは3と似ているが、別物だ。

このくしゃみをする人間が、高校生のときに一人だけ同級生にいた。しかも彼は身長が180cm、体重が90kg、握力60kgで、腕相撲は誰にも負けないくらいの巨漢だった。

そんな彼がテスト中に、このくしゃみをかますのである。完全に笑ってはいけないシリーズだ。

「っちゅ…っちゅ…っちゅ…っちゅ…っちゅ…」

彼は最低でも5回は繰り返し鳴いていた。僕は耐えられなかった。あまり仲良くなかったので周りに話せなかったのだが、きっとみんな気にしていたとは思う。

僕は彼以外にこのくしゃみをする人間に会ったことはないが、きっと日本の中にはいるだろうと思い、選ばせてもらった。

5.ばばぁ!

思春期の中学生の悪口ではない。

先に断っておくと、これは常に発せられるくしゃみではない。これは、くしゃみを我慢した結果、たまたま起こってしまう悲しい産物だ。

読み方は「ばばぁ↑」ではなく、「ば↑ばぁ↓」である。

最初に出てくる息を我慢した結果、漏れるような感じで”ば”が出てきてしまい、流れるように”ばぁ”が続いてくるわけだ。

人によっては我慢した結果、「ぶふぅ!」や「ググッ…!」みたいに押し殺したくしゃみになる。

最悪、「……ひぃぃぃやっふぅ」といったローテンションなマリオみたいになってしまうケースもある。

人それぞれでいいじゃない

ここまで紹介してきたが、僕の結論は「くしゃみは人それぞれで面白いな」である。

周りに配慮しようとした結果、変なくしゃみになって恥をかいてしまう人がいる。逆に配慮なんか微塵もせずに、思いっきりかます人もいる。

たしかに「でかいくしゃみは不快!」という人の気持ちはわかる。でも、個人的には堅苦しい世の中だし、くしゃみくらい許してあげてもいいんじゃない?と思う。

「この人のくしゃみ変わってるな」とか「あ、我慢したんだな」とか思えるだけで、世界は0.0000000001%くらい良くなる気がする。

自分の身近にくしゃみがうるさい人がいる場合は、、、もうどんまい…

変なくしゃみ見たことがある人は、ぜひ僕に教えてください。


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