人生も仕事も「大きな挑戦」は準備で決まる!『BIG THINGS』の魅力
「BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?」は、プロジェクトを行う際に参考になる本です。
エイブラハム・リンカーンは、「木を切る時間が5分あったら、最初の3分は斧を研ぐのに使いたい」と言っ た。プロジェクトもこれがふさわしいアプローチのようです。
私も企業で様々なプロジェクトに参加しましたが、日本方式では準備に時間をかけてリリース時にはほぼ完成の状態のイメージを目指すと思います。
あとは短期間の修正をして100%のイメージです。
海外(かなり広く使う言葉で正確ではない使い方だと思っていますが、世間一般のイメージをしてください)方式では、早くスタートして、走りながら調整をし、リリース時には6~7割の出来。(問題はあっても早くリリースできる)そのあと修正をして100%にするイメージです。
本書では大型プロジェクトで予算内、期限内、とてつもない便益の3拍子揃ったプロジェクトは0・5%のみのようです。
なぜスケジュールを守れず、予算をオーバーし「ろくでもないもの」を作ってしまうのかを教えてくれています。
プロジェクトに関わっていなくても、オリンピックなど身近な話は共感できるでしょう。
ビジネスで大きなプロジェクトに関わられた方はもちろん、自分の人生で大きなプロジェクトを行われた方(例えば増改築など)も共感できると思います。
リスクや課題を知ることで、これからの人生で起こるプロジェクトには注意を払えるようになり、万博のような世の中で進んでいるプロジェクトなども意識するようになるかもしれません。
視野が広がると思いますので、興味がありましたら、ぜひ読んでみてください。