ドンマツオ

ドンマツオです。 ズボンズのリーダーです。 好きなものはロック音楽です。

ドンマツオ

ドンマツオです。 ズボンズのリーダーです。 好きなものはロック音楽です。

最近の記事

(new)ズボンズ・ツアー2あれこれ。

 (new)ズボンズで短いツアーをやってきた。いつもながら、ツアーやることでバンドは得るものが多い。今回とても思い出したくない個人的事故はあったけれど(うー)、トータルではとても良いツアーであった。来てくれた皆さん、どうもありがとう。  ボクにとって今回のツアーは、新曲を組み込むという意味で大きなチャレンジであった。新曲なんてただやればええやん、という人もいるかと思うが、ズボンズのライブはエネルギーの流れ込みが肝心であり、セットの一曲々々がエネルギーのバトンを次に渡していき

    • 30年たつと、バンドはどうなるのか。

       カナダでズボンズのベスト盤(アナログ!)を出したいという話があり、ついては新曲も録音して、結成から現在までを網羅したものにしたいとのことで、レコーディングしている。2曲の新録音が入る予定だが、ウチ1曲は”スワンプ”の再録音バージョンにしようと考えている。というのもスワンプは、一番最初の、いずれズボンズとなる新バンドのリハーサル時に(マッタさんは当然おらず、まだドラマーもブッカビリーでなかった)ボクが持ち込んだ曲だったからだ。ズボンズで最初に出来た曲である。1994年の6月だ

      • ドンマツオの夢。#1

         ここのところの二つの夢。 昨日①どうやらカナダ・トロントのフェスに参加しているらしい。ステージは変なT字型になっており、ボクのマイクはT横棒の右端にセットされていて、ギターアンプは縦棒の奥である(更に言うと、長年倉庫にほったらかしにされてたごとく埃が積もっている)。なんでこんな場所になっとるんじゃとセッティングに苦労しながら見回すと、どうも今日は多くのセッションメンバーもいるらしい。じゃあキミはここ、あんたはこちら、と指示して自分のマイクの高さを合わせたところで、主催のP

        • ドンマツオのヤフータイムライン。

           ドンマツオの今日のYahoo!ニュースの見出し: 「5類移行1年 子供の感染症増加傾向」  そういえば、小学生たちも学級閉鎖とか言ってたっけなぁ。最近はボクのツイッターXでは、ワクチンやばい疑惑がどんどんタイムラインに流れてきてますが…。タイムライン、ちょっと見たりすると後遺症のごとく要らない情報が流されてくるので、困る。まあ、というよりも、ツイッターから流れて来るものを情報と信じなければ良いのか。 「20代女性死亡 刺した疑いで男逮捕」  これまた、ネガティヴニュース

          ステージでギターをガーンと鳴らす。

           昨晩はドンマツオ(new)Groupで荻窪にてライブ。ここ二回はソウルフラワーユニオン高木克氏が参加してくれて、ロック度高い演奏が出来ている。高木氏さすがのキャリアで、ほとんどぶっつけながらも巧妙な技を繰り出してくるので、演奏しながらも「ほほぉ〜やるなぁ」とかニコニコしてしまった(感心してて、自分がコード間違えたりして)。ロックは実にオープンで自由な良い音楽フォーマットでありますなぁ。お客さんも演奏の中に入って来てたのではないかな。 演奏後は楽屋にて機材談義。高木氏はアン

          ステージでギターをガーンと鳴らす。

          ドンマツオ、GW2024のすごし方。

           初めは本を読んだり、映画を見たりと普通にしてたのだけど、4/30からはズボンズのレコーディングをしてました。  とは言っても、デモの制作で、これはボクとしては珍しいことである。基本ボクはデモを作らず、とにかく作ったらそれが完成としてしまう人間だからである。思い起こせばMo’ Funkyもプリプロやるから、という予定でスタジオ入りしたのに(曲が完成してなかったからだけど)、デモとして作り始めたものがそのまま完成品となったのだった。ともあれ、例によってメンバーには知らせず、先

          ドンマツオ、GW2024のすごし方。

          ドンマツオ、モードチェンジに苦労する。

           この間ドンマツオグループでライブやったのが先週の金曜日だったのだけど、5日ほどたってようやくまたズボンズをやるモードに戻ってきた。去年まではThe 9Oz、DMG、ソロ弾き語りと3つのモードをひと月の中でやるという分裂的な時期もあったが、歳のせいなのか、ズボンズという中心の求心力の強さの影響か、音楽の使い分けを難しく感じるこの頃なのです。  見た目にはどれも同じ様なものじゃないか、と誰もが思うかも知れないけれど、ボクの気持ちの有様がまったく違う。ソログループはロックの歴史

          ドンマツオ、モードチェンジに苦労する。

          夜中に、目を覚ますと。

           毎晩、寝てから夜中に一度目を覚ます。その後すぐ寝付くということは無く、長いときは1時間以上寝付けず、本を読んでいたりすることもあれば、そのまま起きてしまうこともある。だいたい三分の二くらいの確率で再度寝れるのだが、面白いことに、目を覚まして意識が微睡んでいる10分くらいの間に、様々な「解答」を発見することがある。  大抵それらは、このところずっと頭を悩ませている物事に対しての答である。どうしても決まらなかった歌詞の一部であったり、イベントのブッキングの内容であったり、スケ

          夜中に、目を覚ますと。

          ボブディラン的登山法。

           朝起きたらレオから、この曲前やった時はこういうコード進行だったけど、今回のテイクでは違う進行になっていて、どうしますか?という連絡が入っていた。というのも、昨日1人でリハやっていて、そのやり直した同じ曲の音源を「当日やるかも」と送っていたからである。  同じ曲なのにコード進行が違う。展開が変わったり、付け加えられたりしている、ことは、ボクには良くあることなので、基本的にメンバー誰も驚きはしない。またか、と少しだけ呆れられるだけである。(レオは、ボクが忘れてるんじゃないかと

          ボブディラン的登山法。

          新しい実験を始めるとき。

           昨日はドンマツオ(new)Groupのリハで…とは言っても、動かない主要メンバー(bass レオ&drums Ouiee)と3人で入った。DMGでリハ入りするのは珍しいことである。  「持っている情報は最小限、演奏が始まったら兎に角音楽に付いて行く」という、あるような無いようなコンセプトを元にしているので、リハなんかやって確認してはイケナイのである。リハで上手くいってしまうと、その通りにステージでやろうとしてしまうからである(それのどこが悪い?と思う人も多かろうけれど)。

          新しい実験を始めるとき。

          スーパーパワーを出すには。

           明日、一月以上振りにズボンズのライブだ。人に「ライブは緊張しないか?」と訊かれることもあるが、大抵「無い」と答える。しかし実は、まったく無いではない。ある不安は常にあり、それは「今日このステージで力を出し切れるか」である。力を出したければ出したいだけ出したら良かろう、と簡単なものでもなく(荷物をヨイショと運ぶ訳では無いのだから)演奏している最中に、しっかりと音楽の中に入り込まなければならない。  音楽の中に入り込むというのは、一種のトランス状態になることである。そういうフ

          スーパーパワーを出すには。

          スペックを上げる。

           韓国での子供の教育競争が、やたらと厳しいという話。良い大会社に入るために、良い学校を出てなければならず、その為に子供の頃から大変に勉強し、習い事もし、それらすべてが子供の「スペック」を上げるためだということが常識なのだそうだ。  子供達は(当然)塾に通い、夜遅くまで勉強した後に、習い事をやりに行く。水泳だとか、バイオリンだとか。もちろん、夜はとんでもなく遅くなるが、朝になると一応学校には行かなければならないため、その役に立たないと考えられている授業中に寝るのだそうだ。先生

          スペックを上げる。

          社会の変な需要に、ドンマツオ首を傾げる。

           サビカラ、とはなんだろうか。サビだけ歌うカラオケだそうで、びっくり仰天である。曰く「効率よく、おいしい部分だけ」とのこと。驚くなー、いやーやはり若者の時間感覚というか、ニーズに応えるのも大事なので……とか真に受けていると、文化もズタボロにされてしまう勢いではないか!(◎_◎;)(そもそも効率よく、とか、おいしい部分というのは、音楽に対して使う言葉でないし、このような詭弁使いに騙されてはいけない)  ちなみにボクの曲で考えてみると、Highway A Go-Goなら「Yea

          社会の変な需要に、ドンマツオ首を傾げる。

          ズボンズ進捗。

           ズボンズは、このひと月の間はライブも無く、ぼちぼちとスタジオに入ってるうちに新曲もたまってきていて、アルバム制作突入まであと数歩といったところだ。  考えてみたらボクが最後に本格的にアルバム作りをしたのが、かれこれ5年以上前。その間も曲作りやレコーディングをやっていたけれど、どれも突発的というか、思いついたらすぐにという感じで、あまり練り上げることを良しとしていなかった。なんというか「練り上げる」という作業が、この時代の自分にとって意味のある事でなかったからである。(むし

          ズボンズ進捗。

          ドンマツオ、憤懣やるかたなし。

           こんなことを、ザザッとこの雑なブログで書くことでは無いけれど、今日の新聞で「東電、柏崎原発に核燃料装填を申請」の見出しを見て「おいおいそろそろいい加減にしたらどうなんだ」と怒り呆れ気持ちいっぱいなのである。どうしても、どう考えても納得がいかないのは、人間に処理できない核燃料を絶対的に抱えてしまう原子力発電という、どう考えても未来の無い、というか未来に存在させてはならない発電システムを、マジでまだ続けるつもりなんですか?というところであり、これはどんな人にとってもマジで簡単に

          ドンマツオ、憤懣やるかたなし。

          ありがとう、エリザベス・ストラウト。

           時々、月に一回くらい理由なく寝付けない夜があって、昨晩がそうだった。身体は眠い信号を出しているので、あっちにゴロゴロこっちにゴロゴロとしながら寝付こうと試みるが、1時間以上過ぎた気がして(時計は見ない)諦めて本を読むことにする。  今はエリザベス・ストラウトを集中的に読んでいて、最後の一冊の終わりに近づいていたので、一気に読んでしまうことにした。とても胸に沁みる物語を書く作家である。  一人の中年の女性を中心に、住んでいるエリアの住民それぞれの視点や物語を描くことで、人

          ありがとう、エリザベス・ストラウト。