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世界一危険な街で夜を明かした【アルバムから記憶をたどる31年前の旅・ジャマイカ④/5】

日帰りでふたたびモンテゴベイに帰るはずでした… が
わたしたちのつぶやきを聞いたツアーエスコート、レイコさんの働きで
ななんとゆけることになってしまった 本場のレゲエ・サンスプラッシュ😭

こちらからの続きです


日本でもその頃 夏になるとサンスプラッシュやジャパンスプラッシュなど レゲエミュージシャンたち大勢が来日しての 野外フェスがありましたが さすがに本場は規模が違う
1週間ものあいだ夜ごとに開催される そのうちの一夜なのでした

レイコさんは まず入場チケットが取れるかどうか調べてくれた
翌朝モンテゴベイに帰る朝いちばんの国内線も空きがあった
ゆけるとなったら あとはありとあらゆるお膳立てをしてくれたのです


レゲエ・サンスプラッシュの夜

かぼるとわたしは 夕方から行動開始の22時までを 言われた通りフォーシーズンズホテルで潰してたようだけど 何を食べたのか何をしてたのかなど記録も記憶もまるでない
嬉しげな顔でうつる写真が1枚あるだけで


そして時間に ジャパニーズ女子2人に便乗させてもらい ジャマイカン男子の車でピックアップされて 現地に連れてってもらえたとゆう
車内に流れる重低音のレゲエ 会話 たくさんの車が行き交う夜の街の光景など そのときのシチュエーションはぼんやり浮かぶけど こなれた様子の2人の女子の正体は不明(記憶が皆無なだけかもしれない)


おまけに 正直ライブの記憶も薄くって 笑
嬉しかったのは事実でも なにぶん四半世紀以上も前のことですし
もーれつな睡魔と夜の寒さの襲来に 記憶をもってかれてるようです
おそらく前半は楽しく踊っていたことでしょうけど しまいには ゴザ売りからゴザ買って(ダンボールもあったよ) 体育座りでだんごむしみたいに丸まって 音を枕に夜明けを待ってしまっていた

ステージ上には大御所マイティー・ダイヤモンド
そしてなんと 金網越しの白シャツはブラックウフルーの1人
とゆう まさか!な耳より情報
闇に同化もしてましたから 知らされなくちゃ気付き得なかった


この夜は "Vintage Night”
どちらかといえば若い子たちがこぞってやってくるような日ではない
そのぶん心配要素は少ないけれど だからこそ まだ夜が明けない早いうちに終わってしまうことがあるかもしれない
朝 ツアーのバスが拾ってくれる段取りだけど そんなときが少し心配
レイコさんは そんなふうに言ってたけれど。。。


大丈夫だった😊 ライブは朝方近くまでやっていました
会場を去る人の波に紛れているときに 太陽がのぼり朝が来た
のうてんきなわたしたち2人の好運は他にもまだあります

終了前に知り合えたジャマイカンが良い人たちだった

ふたりがいなかったら道中あの雰囲気は 少しこわかったはず
バスのピックアップ場所にも はたしてちゃんとたどり着けたかどうか💦


その年の2月まで来日していたというミュージシャン、ロミー(黄色)と
作詞家のケンユート(青)↑
さり気にガードをしながら歩きつつ 安全にバスを一緒に待っててくれた
守護神との一期一会がありました

アルバムは 写真じゃないものも一緒に残せるところもイイのです

このメモは ↑ レイコさんが書いてくれたもの(別の後書きもあるけれど)
なにかあったときにと ご自身の電話番号と
お迎えバスとの待ち合わせ場所までの道を 誰かにたずねる際の言葉と
6:30にバスはお客さんのピックアップに行ってしまうから もし落ち合えなかったときはしょうがない なんとかタクシー拾って空港来てね
そこまで想定してくれてましたが 駆使する必要がなくてとても幸いでした

振り返ってみてあらためて思います
先の展開は図れない なにごとかが起きてもここでは珍しいことじゃない
そんなところで護られていたように 事はすべてを運んでくれたなと
レイコさん ロミー&ケンユート 見えないなにかに感謝がとまらない😌


キングストンからホテルに帰ると 休む間もなくシャワーと準備
なんだか夢から現実にかえったよう まだ旅は終わってないとゆうのに…


最終日はモンテゴベイで

朝から モンテゴベイのダウンタウンをガイドさんと巡るツアーです
まずは "朝ごはんを食べたい" とリクエストしました

賑やかなサムシャープスクエア


ジャマイカンガイドのデスモンドさんは 見かけによらずスピード狂で その上運転も荒かったけれど 「Close your eyes」からの「1・2・3!」で目を開けたとき 眼下にモンテゴ湾が広がっていた✨

これもアルバムあってこその記憶
レコード屋さんのキュートな女の子と

ここで特筆しておきます
ブルーマウンテンが ほんとに美味しかった
そして すごく安かった記憶
ブレンドじゃなくて正真正銘のブルーマウンテンコーヒー豆は
スタンダードなジャマイカ土産にグッドでした


昼も夜も記憶が薄いのは睡眠不足のせいですね 写真もあんまりない😌💦

夜に申し込んでいたのは ”グレートリバーの夕べ” ツアー
グレートリバーってどこだったんだろう? いまになって初めて調べてみて ”レテ川” だったのかなと思われます

写真は2枚あるだけでどちらもバックは夜の闇
疲れ気味のわたしたち2ショットと おじいちゃんがカヌーを漕いでる姿はどアップが過ぎて訳がわからない1枚ですが 察するに川を渡ったようです

薄い記憶の中で 生演奏を聴きながらごはんを食べていた
またもや睡魔と寒さと疲労も加わり なかば白目をむきながら
かぼるが わたしの背負ってるリュックの上に頭を乗せて アクロバティックに熟睡していたのは たしかな記憶の中にある
初めての海外旅行がジャマイカって なんだかすごいかぼるです


こちらに続く。。。


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