コロナ禍で世の中少し変わったかな
テレビで芸人が『マニュアル通りの接客しかできない』と飲食店やコンビニの店員をディスっておもしろおかしく話したりする。
小説やドラマで、元は良いところの奥さんとか大企業の偉いさんが今はスーパーのレジ係で…と転落した先の職業の扱いをうける。
このコロナ禍で、医療従事者と共にスーパーやコンビニやドラッグストアの店員も、感染の恐怖と隣り合わせの中、接客業として働くことで感謝されるようになった。
新卒から長年、小売業で働いてた私にとって本当に嬉しい事でした。
上記のような扱いを受けるのは、知識も経験もいらず、誰にでもできる仕事と思われてるからでしょうね。
確かに、始める時にはそういう面もあります。
では、あなたは今すぐコンビニ店員できます?
もちろん、物理的なことじゃなくて気持ちとしてです。
私の周りでは、コンビニの仕事は支払い方法の多様化や配送、保険の受付など、覚えることが多すぎてとても自分にはできない…という人が多いです。
他の理由では、お客さんが偉そうだから嫌、とか…
なんでお客様がこんなに偉そうなんでしょうね、日本て🤔
マニュアル通りの接客ですべてのお客様の満足いく対応は出来ない。そんなこと、マニュアル作ってる方だって100も承知ですよ。
マニュアルを理解した先に、より1人1人のお客様に寄り添った接客があるのですからね。
私は今は違う業種で働いてるので想像でしかないですが、店員さんはこのコロナ禍でマニュアルを超えてくる出来事、日々たくさんあったでしょう。
その時その時でできることを一生懸命対応してくれたことでしょう。
それは、決して誰にでも出来ることじゃない!
そして、コロナ禍ではなくても、今までもこれからも、お客様の立場に立って接客したり、売場を作ったりしている人達が、私達の生活を支えてくれているんですね。
それは、どの職業でも同じ。
職業に貴賎なし
それが当たり前の日本になればいいな。