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定時であがらないことのデメリット


光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。
ミヒャエル・エンデ『モモ』




今回の記事では時間内に仕事を終わらせること=定時であがることについての僕なりの見解を述べます。




定時であがれ


結論から言って、仕事を時間内に終わらせて定時にあがることは大正義です。残業しても残業代が出ない会社なら尚更定時であがらなければなりません。残業代が出るのでわざとチンタラ仕事をして残業しよう、と考えている方がいるならばそれはそれでいいでしょう。(そういう人がいれば会社としての損失になるだけです。会社の問題なので僕はとやかく言いません。)



僕は定時であがることが義務のようなものだと思っています。雇用契約書には勤務時間が書かれてあり、何時から何時まで働くという決まりがあるはずです。基本的にはルールは雇う側も雇われる側も守るべきだと思うのです。


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雇用契約書があり勤務時間が決まっているのに、スタッフがサービス残業をしてるのを見て見ぬふりをする雇用主はたくさんいるのが現状です。たまにならまだしもサービス残業が常態化しているような会社はスタッフが定着するはずがありません



サービス残業が増えると、会社としてのデメリットが出てきます。

■今の勤務体制でいいのだと勘違いし、でたらめなシフトを作る
■サービス残業が当たり前の社風が出来て離職者が増える
■スタッフの身体的・精神的疲労によりサービスの質が落ちる



スタッフ側のデメリットも大きいです。

■時間内に終わらせられないのが当然と勘違いする
■時間内に終わらせる工夫をしなくなる
■創意工夫がないので仕事がつまらなくなる
■身体的・精神的疲労により仕事をやめたくなる


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ダラダラ働いて給料を稼ぐな


どうすれば残業をせずに時間内に仕事を終わらせられるのかを考え、いろいろ工夫して仕事をするのが楽しいのです。そこに楽しみを見い出せないような人がダラダラと働いて給料を稼ぎ、会社に損失をもたらします。そんな人でもいないよりマシだと思うかもしれませんが、ダラダラ働く先輩スタッフの姿を後輩は見させられるのです。苦痛でしかありません。そして新人がすぐにやめていくという負のループに陥ります。


仕事には創意工夫が必要です。言われた通りに効率の悪いやり方でやるくらいなら、言われたことを無視してでも効率の良いやり方でやるべきです。もちろんそこの事業所のやり方というものがありますから、「怒られない範囲で」ギリギリのところを攻めていくバランス感覚もいりますが。もしも創意工夫して仕事をしているのに頭ごなしに否定されたり、説明しても納得してもらえなかったり、「旧石器時代か!」とツッコミたくなるくらいの古いやり方が染み付いた職場なら辞めればいいのです。そんな職場にいていいことはありません。


たいていの良識ある役職者であればスタッフに対して「仕事ができればいい」と思っていますので、少しくらい手順と外れたことをやっても、そのやり方が理にかなってあるのであれば何も言わないものです。


「残業をせずに時間内に仕事を終わらせる」という目標を持つことは、仕事をする上で1日を通してちょうどいい緊張感を与えてくれます
目標は細分化するほどイメージも実行もしやすくなるので、大・中・小目標を毎日頭の中でいいので作りましょう。

■大目標
時間内に仕事を終わらせる
■中目標
午前中までに○○を終わらせる
午後には○○をする
今日は○○一番がんばる
■小目標
雑談を控える
自分の仕事に集中する
人を手伝う時は緊急事態か自分の手が空いてる時だけにする

このように目標を作り仕事に臨むだけで、充実感・達成感を1日の終わりには感じられると思います。

ぜひやってみてください。


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お金持ちはいるが時間持ちはいない


たとえ億万長者であっても1日に与えられた時間は24時間だけで、寿命は平均80年ちょっとです。誰にも平等に与えられるのが時間であり、お金持ちはいても時間持ちはいないのです。限られた時間を使うのですから何となく過ごすのではなく工夫しましょう。


時間を意識しないということは時間が流れていないのと同じことです。時間が流れていないということは人間は成長もしません。ただ歳だけはとっていき、気がついた時には何も成し遂げないまま老年期を迎えているかもしれません。


時間を意識して感じましょう。そのためには毎日、仕事を時間内に終わらせることを意識するだけでいいのです。定時であがれば家に帰って自分の時間を十分に持てます。エネルギーも蓄えられるので、次の日の業務も集中力を維持できます。休みの日には目いっぱい自分の時間を楽しむことができます。

時間を感じられたら目の前の景色が明るくなります。
世界が動き出し、自分自身が成長し始めます。
ただやみくもに目の前の業務に追われる日々はもう終わりにしましょう。


まとめ


■定時であがらないことは会社側、スタッフ側両方にとってデメリットが多いです。

■「時間内に仕事を終わらせる」ことを大目標として、自分なりに中目標や小目標も作ってみましょう。

■時間は誰にでも平等に与えられますが、その使い方が悪いとただ年だけを取り成長できません。成長するために毎日、時間を意識しましょう。


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