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J GEILES BANDの作品
今回は私の大好きなROCK BAND
「J GEILES BAND」のアルバムを紹介したいと思う。
彼らは70年代中頃にはFACESと共に最高のB級ロックバンドと呼ばれていた。
スタジオアルバムはまあまあだが、ライヴ演奏が素晴らしかったからだ。
オリジナル曲もカヴァー曲もスタジオアルバムよりライヴアルバムの方が圧倒的に素晴らしいのだ。ステージで何度も演奏するうちに曲が進化するからだ。
例えばファーストアルバム収録の「FIRST I LOOK AT THE PURSE」だ。まずスタジオ録音を聴いて貰おう。
これがライヴバージョンだ。
2年でこれほど曲が進化してしまう。ライヴを積み重ねるうちにこうなってしまうのだ。
だからJ GEILESはライヴアルバムが最高と断言させて頂きたい。
それではアルバムを紹介していこう。
THE J GEILES BAND
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1970年発表のファーストアルバムだ。
このアルバムは発売当時は日本では発売されなかった。1980年の初来日公演の際やっと来日記念盤として発売されたのだ。
このアルバムはブルースアルバムだ。カヴァー曲も沢山入っている。
このアルバムの曲は殆が一発録りらしい。
ステージで演奏している曲をそのまま録音しただけのスタジオライヴみたいなものだな。
彼らはこのアルバムには特別な思い入れがあるのだろう。殆どの曲がライヴアルバムに収録されているのだ。勿論アレンジは大幅に変わっているのだが。
BLUESの好きな人にはこのアルバムか「THE MORNING AFTER」だな。
WAIT
THE MORNING AFTER
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1971年発表のセカンドアルバムだ。
このアルバムも素晴らしいBLUES ROCKだ。
BLUES ROCKと言うと昔から王道は英国でクリームやフリートウッドマックが出てくるが、違和感を覚えるのは私だけだろうか?
英国ブルースロックは確かに演奏は素晴らしい。しかし歌が全然駄目だ。
ボストン出身のピーターウルフにとってBLUESはとても身近なものだったのだろう。
気軽に黒人達の生演奏に接してきた筈だ。
だからブルースフィーリングが体に叩き込まれているのだろうな。
BLUESは歌がこそが重要だ。
ブルースフィーリングの無いボーカリストのブルースなんてとても聴けたものでは無い。
私にとって初期のALLMAN BROTHERS、ZZTOP、JOHNNY WINTER、J GEILES BANDこそ最高のブルースロックなのだ。
LOOKING FOR A LOVE
LIVE FULL HOUSE
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1972年発表のライヴアルバムだ。
このアルバムは最高のライヴ盤にして大名盤!殆どがBLUESやR&Bのカヴァー曲だがアレンジが素晴らしい!見事にROCKと融合しているのだ。これぞBLUES ROCK!
ピーターウルフは観客を煽る煽る!
演奏陣も全力で突っ走る。ドラムのSTEPHHEN BLADはどんどん爆走するが、これが全然違和感が無いのだな。
熱気に包まれた素晴らしいライヴ演奏なのだ。
WHAMMER JAMMER
BLOODSHOT
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1973年発表の大名盤だ。
この頃からBLUES色が薄まりポップなサウンドも聴かせるようになる。
GIVE IT MEはレゲエだ。
1973年にはレゲエはまだ一般には浸透していなかった。
HOUSE PARTYはハードロックだ!
START ALL OVERは素晴らしいバラード。
BACK TO GET YAはFUNK。
音楽性はとても幅広い。
GIVE IT TO ME
LADYS INVITED
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こちらも1973年発表のアルバムだ。
このアルバムが私が初めて買ったJ GEILESのアルバムだ。だから思い入れが強い。
シングルヒットが無かったので地味な印象だが、内容は素晴らしい!
でも何故かこのアルバム収録曲はあまり後年のライヴでは演奏されてない。
演奏されてたのはCHIMESぐらいだろうか?
CHIMESは来日公演でのセスジャストマンのハモンドオルガンプレイは最高だったな。
軽快なロックンロールアルバムだ。
LAY YOUR GOOD THING OF YOU
NIGHTMARES and other toles from the vinyljungle
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1974年発表。
邦題が「悪夢とビニールジャングル」
この頃になると当時愛読していたミュージックライフ誌など音楽誌にも彼らを紹介する記事が増えてきた。
このアルバムは文句なしに素晴らしい!
DETROIT BREAKDOWNとMUST GOT LOST(傷だらけの天使)という彼らを代表する2曲が入っている強力なアルバムなのだ!
ファンキーな「LOOK ME IN THE EYE」
も最高やね。
DETROIT BREAK DOWN
なんて格好いいピアノのイントロ!
次回に続きます。