-暑い国は暑い時に行こう! スペイン・アリカンテ 前編-
「スペイン」と聞いて皆さまは何が出てきますか?フットボール(サッカー)、ガウディ、ピカソ、フラメンコ、パエリアetc… 結構色々ありますね。
一度だけスペインへ行ったことがあるのですが、マドリードもバルセロナも足を運びませんでした。
目的は友達に会う為だったのでアリカンテ(Alicante)に行ったのです。オレンジで有名なバレンシアガの南側に位置するヨーロッパのリゾート地的なところです。
スペインへはイギリスから空路で入りました。空港には友人とパパが迎えに来てくれまして久しぶりの再会を喜びお家へ。家はマンションだったのですが、1フロア2世帯のみで結構な広さがありました。ドーナツ形で中央に空間があるのでどの部屋も明るく、建物が密集していても日本みたいな箱型と違って快適でした。ラウンジ、ダイニングキッチン、リビング、3ベットルームがタテに並んでいてちょっと面白かった。余談だけど、友人のご両親は美男美女でお似合いのご夫婦でした。
翌日は友達と一緒にアリカンテの街の観光に。出かける時キッチンでママが綺麗なイカを捌いていて“朝からなんだ?” と思って覗いていたら“パエリア~”と。本場のパエリアが家で食べられる!!と心の中で小太鼓が鳴った 笑
先ず向かったのがサンタバルバラ城、アリカンテのシンボル的な場所。見てもらったら分かるが元要塞なので結構高台にある。行ったのは7月、これ登るの?マジって心の中で思ったらエレベーターが途中まであって安心した。
着いたその先に広がる景色は素晴らしくて感動ものでした。ウォーキングのように家からずっと歩いてきたので疲れもあったかも知れないが、旅行のテンションとパエリアのおかげで疲れ知らずの観光だった。ひとしきり見て回ったらいい時間になったので帰宅。皆さまもご存じのシエステ(お昼寝)があるのでランチは基本おウチ。
家には家族が勢ぞろいで、通訳をする友人が“食べさせろ”と怒っていたのを覚えている。ママが作ってくれたパエリアはとても美味しく大好きな味でした。ラテン系の国のご飯は日本人の口にはよく合うからついつい食べ過ぎてしまった。お姉さんのお子さん3歳のアルベルト君は家族のアイドルでみんなからチヤホヤされていた。少し驚いたのが食事。パエリアのご飯とデザートに添える生クリームだけをお姉さんが食べさせてバランスは大丈夫かなと余計なことを思った。数年後送られてきた写真は日本の国技が出来そうな体つきに変化していてショックだった。。。
食後はゆっくりして夕方になったので行動開始。友達の彼氏が来てバルへ繰り出した。彼氏は焼けた肌に白シャツがよく似合うがっちりしたタイプで。仲間も多そうなBossy(友人の弁)だった。アリカンテは小さい街なのでどこ行っても裏通り的なお店ばかり、そしてものすごい人だった。イメージは夏祭りの境内、友達と逸れそうになった。飲んで食べて踊ってみたいな感じで、何件行ったか分からないほどハシゴをした。途中、友人たちと合流したり、別れたり、金曜日の夜はどの国も騒がしいのは変わりなかった。ただこちらの夜8時、9時くらいから本格的に始まる。就業時間が9時-13時、17時-20時こんな感じだから。フルタイムで働いている人ばかりではなく、午前と午後で違う仕事をしている人も多く居る。イタリアでもそうだったので、こちらでは当たり前なのです。
スペイン語は分からないけど、皆様楽しそうでずっと笑っていた記憶がある。時計の針が12時を回ったころやっと帰路。ここも歩いて行ってたからね健脚じゃなきゃ暮らせないここは 笑
皆が寝静まった家に帰ると先ず靴を脱ぎ手にもって、音を立てないように2人でコソ泥のように寝室へ
間取りを覚えていますか?タテ並びなので皆の部屋の前を通るから静かにしなければいけなかったのです・・・続く