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FACESのレコード
フェイセズはステーヴマリオットが抜けたスモールフェイセズに元ジェフベックグループのロッドステュワートとロンウッドが参加して結成されたロックンロールバンドだ。
当時はステージでいつも酔っ払っているので、「酔いどれロックンロールバンド」とかJ.GEILES BANDと共に「最高のB級バンド」の称号を貰っていたバンドだ。
何故酔っ払いってたかと言うと結成当時マリオットの抜けたフェイセズは誰にも相手にして貰えず演奏前に飲みまくっていたからだ。
しかし人気が出てからも酔っぱらい演奏は変わらなかった。
THE FACES/FIRST STEP
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1970年発表のファーストアルバムだ。
ロッドはこの時点でマーキュリーレーベルとも契約を結んでおり、この事が後々大きな障害となる。
米国盤のみSMALL FACES名義にて発売されているがこれは米国ワーナーとの契約の為。
ダイナミックなロッドの歌とロニーレーンのトラッド風味が上手く混ざり合ったアルバムだ。
インストが多いのは曲が間に合わなかったからかな。イアンがオルガン沢山弾いてるのは嬉しいね。
WICKED MESSENGER
LONG PLAYER
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1971年発表のセカンドアルバムだ。
英国オリジナルアルバムは非常に凝った装丁になっており、段ボール2枚を糸で縫い合わせ中央の丸穴からレコードラベルが見えるという装丁になっている。
私の所持しているのはドイツ盤と日本盤。
写真はドイツ盤だ。
オリジナルアルバムは紙ジャケで復刻されているので貼っておこう。
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このアルバムは英国チャート31位 米国チャート29位とヒットした。
音楽性が多岐に渡る非常に素晴らしいアルバムなのだ。
ロニーのドブロが素晴らしいRICHMONDは最高やね。
A NODS IS AS GOOD AS A WINK
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1971年12月発売の3作目。
我々日本人には「馬の耳に念仏」だろう。
レコードに針を落とすと前作との音質の違いに愕然とする。
グリンジョーンズが共同プロデュースに加わり効果的面なのだ。
私の所持しているのはドイツ盤だ。
英国盤とは微妙にデザインが違うのだ。
紙ジャケ貼っておこう。
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このアルバムは最高に素晴らしい!
これぞFACESの最高傑作なのだ。
英国チャート2位 米国16位の大ヒット!
この頃ロッドのソロアルバムも好調でバンドにとって一番良い時期だったのではないだろうか。
MISS JUDYS FARM
OOH LA LA
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1973年発表の4作目のアルバムだ。
前作の大ヒットにより予算が上乗せされたのかこのアルバムジャケットはとても凝っている。シルクハットのおっさんの顎を引っ張ると表情が変わるようになっており、ジャケを開くとド派手なカンカン娘が出てくるのだ。
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このアルバムは初の全英チャート1位に輝いた。全米チャートは21位。
しかしレコーディングは大変だったらしい。
この時期のロッドはソロアルバムが連続チャート1位。シングルも1位とソロ活動が忙しく本業が疎かになっていたのだ。
仕方なくメンバーはロッド不在で作業を進めて行く。このアルバムは「ロニーのアルバム」と呼ばれていた。ロニーレーンが実権を握って作成したアルバムなのだ。
ロッドがスタジオに戻った時には既に原型は完成していた。当然ロッドは面白くない。
ロッドとロニーの関係にヒビが入り結果ロニーが脱退してしまう事態になる。
OOH LA LA
愛しのシンディ
COAST TO COAST OVERTURE AND BEGININGS
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1974年発表のラストアルバム。そしてフェイセズ初のライヴアルバム。1973年アメリカ公演でのライヴ録音だ。
ロニーレーンに代わって元フリーの山内テツが新しいベーシストとして参加する。
当時私は14歳。この頃の事はよく覚えている。当時の愛読書ミュージックライフ誌にテツの日本凱旋公演の記事が写真付きで大きく紹介されていたからだ。そう!フェイセズが日本にやって来たのである。子供心にテツって凄いなと感激していたものだ。
高校性になるとFACESの演奏がNHKヤングミュージックショーで放映された。同じ頃STONESのパリ公演も放映された。そして私はROCKの泥沼に首まで浸かってしまったのだ。当時私は勇気を出してパーマ屋さん(昔は美容院とは言わなかった)に行ってロッドと同じような段カットにして貰ったのだった。
一応FACES名義になっているが内容は殆どがロッドのソロ作品からの選曲。ロニーが脱退してロッドが主導権を握ったのだろうな。
あまり音質の良くないアルバムだが、熱気は凄いぞ!
ITS ALL OVER NOW
SNAKE AND LADDERS
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1976年解散後に発表されたベストアルバム。
普段ベスト盤は紹介しないのだが、このアルバムは特別だ。テツ参加後シングル盤で発表された「玉突きリチャード」と「メイクミーダンス」が収録されているからだ。
POOL HALL RICHARD
YOU CAN MAKE ME DANCE
そろそろロッドの黄金時代のアルバムも紹介したくなってきたぞ!